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タックス・フリーダム・デー、税金から解放される日

タックス・フリーダム・デーという言葉を、聞いたことありますか?

特に欧米で観測されている数値で、「国民が1年の始まりから、全ての収入を税金の支払いに当てたと仮定した場合、1年分の税金の総額に達する日」です。

ちょっとわかりにくいですよね。

言いかえると、例えば、2019年のアメリカのタックス・フリーダム・デーは4月16日でした。2019年1月1日から4月16日までは税金のために働き、その日以降は税金から解放され、自分の稼ぎは全て自分のものになるという日のことです。

今回は、以下の記事を参考にしました。オリジナルの記事はこちらです。(英語)

この記事によると、

2019年、アメリカ人は「衣・食・住」に払う金額よりも多く、税金を払っていることになります。(税金はオレンジ・赤のバーです。)

これは、ちょっとびっくりしました。

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また、アメリカでは、州で収める税金が違うので、税金の重荷が軽いところと重いところの比較も出ていました。下の図から見ると、アラスカ州が3月25日で一番重荷が軽く、ニューヨーク州とワシントンDCが5月3日で、タックス・フリーダム・デーまで、一番長く働かないといけない州になります。

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(credit to https://taxfoundation.org/publications/tax-freedom-day/)

ちなみに、アメリカの記録で、一番タックス・フリーダム・デーが遅かったのは、第二次世界大戦中に1945年で、その年のタックス・フリーダム・デーは5月25日でした。

アメリカの数値だけ見ると、1年の3分の1の所得は税金に取られるんだ!っとびっくりしますが、税金が高いと有名なノルウェーやドイツなどは、50%を超えるようです。(注:各国、データ取集や解析の方法が、少しずつ違います。)

ウィキペディアのページには、その他の国のタックス・フリーダム・デーが載っていたので、参考に貼っておきます。

このデータは、税金が高い国は悪く、低い国は良い、というものではなく、その国に住む国民が国から受ける恩恵と、彼らが払う税金の支払額とを比較して、納得のいくものかどうか、を判断する基準になるというものです。

最近の日本のデータがなかったので、比べられないですが、多分アメリカの数値に近いと思います。

いかがだったでしょうか。パーソナルファイナンスやお金のことも書いています。今回の記事面白かったら、「スキ」お願いします。

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