アダルトチルドレンのミーティングで感じたこと
わたしは、自分がアダルトチルドレン(以下、AC)だと自覚しから2回アダルトチルドレンのミーティングに参加しました。
アダルトチルドレンとは・・・
親との関係の中で
情緒的な傷を負いながら大人になった人々
ex)肉体的、性的、心理的虐待を受けた人
ACのミーティングというのは、
「自分はACなのかもしれない。」
と自覚した人が
過去を捉えなおし、
現在を理解することで
未来を「自分の手で」作り上げることが
一つの目的となっています。
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ACの成長過程の
3つの段階
①ACの自覚
②安全な場を確保した上での『嘆きの仕事』
③人間関係の再構築
以上の3つの段階を踏んで、今まで抱えてきた痛みや生きづらさなどを解消させて、今までの『生きていることへの罪悪感』や『嫉み嫌ってきた自分』との和解をするというイメージです。
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ACミーティングの
2つの特徴
①自分がACだと自覚していれば参加できる
②言いっぱなし、聞きっぱなし。
ACミーティングに参加するかどうかは、自分で決めることです。ACだと自覚したけど、
「この気づきって誰に言えばいいんだろ?」
「この気持ちを自分一人で抱えきれない。」
「カウンセリングに行くほどなのかな?」
と思ったら、
一度行ってみるのもありだと思います。
『話す』だけでも、心がすこし軽くなります。もちろん過去のツラい経験を掘り起こす作業でもあるので、一時的に精神的な負担はかかります。(なので、大事な試験や会議の前には控えた方がいいかもしれません。)
ただ、同じような経験をした人が見守ってくれている空間で、過去を見つめなおすことは、自分一人で過去を掘り起こすよりもいくらか絶望感もへると感じました。
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でも、それ以上にACミーティングに参加してよかったなと思った点があります。
『他者の視点を手に入れられたこと』
参加者の中には・・・
自分もACであり、父親になってから自分の子供に手を加えてしまい離婚をし、今はすごく孤独を感じている元父親の男性。
女手一つで障害を持つ娘を育て、その娘は自分から逃げるように家を出てしまったという母親。
他にも自分よりも年上、自分の親と同じ世代の人の立場の話を聞き、「あぁ、私だけじゃなくて誰もが痛みを抱えながらも生きているんだな。」と気付き、「わたしも生きなきゃな。」と感じました。
「みんな生きているんだ。わたしも、もうちょっと頑張ってみようかな。」と思えました。
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そして、②の言いっぱなし、聞きっぱなし。
これすごく効果があると思いました。自分は普段感じていることをただただ口に出す。その言葉にアドバイスなんて期待しなくていい。考えがまとまってなくても、感情的になってしまってもいい。とにかく心が思ったように話せばいい。
友だちと話すときって、
「相手に変に思われないようにしよう」
「重い話は空気読んでしないようにしよう」
と思うことあると思います。
だって、相手はあなたの言葉に対して何かしら反応しなければいけないから。でも、相手の反応のことまで気にかけてたら、空気を読む人は本心を隠し続けると思います。それもすごく上手に。絶対に相手には気づかれないように。
そういう人って、周りから見ればすごく器用に見えるかもしれないけど、実はとっても不器用なんだと思います。
だから、毎日を器用に、誰にも迷惑をかけないように、理性的に生きている人ほど、心に負担がのしかかって疲弊してしまうんじゃないかなと思っています。
だから、「あ、もう無理かも」と思ったらこのミーティングに参加してみるのもいいかもしれません。
青森から沖縄の公的なサポートセンターや公民館で行われているので気になった方はこちらのサイトを確認してみてくださいね↓↓
それでは、また~
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