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Newコタまり第16号 「川」

更新は久しぶりですね。少し忙しかったものですから…。

生きていくっていうことは、変わっていくってことなんだな
この川も少しずつ岸辺を削って変わっている。
そう、自分になるために、毎日休むことなく川は流れている。ほんとの自分になるためにな。

…とは、金八先生が荒川を見ながら自分の子供たちに言ったことなんですが。私にとって川っていったら、やはり大阪の川が思い浮かびます。
今住んでいる長崎には大きな川はありませんし、私が生まれ育ったところは島ですから川なんてありませんでしたからね。

大学のとき、よく行ったのが淀川でした。
家からものすごく近くて(チャリで10分くらいだったような…)よく眺めに行ったもんです。

とは言っても、釣りをしたり、泳いだりするわけじゃなくて、
よく考えごとをするときに行きました。ふと考えに煮詰まった時、好きな子に会いたくても会えない時、将来の漠然とした不安に押しつぶされそうになった時、よく川に行ったもんです。
川岸に腰かけて、ただ川を眺めるだけ。何をするわけでもないのですが、川を見るとなんだかちょっと心が軽くなる気がしたんです。

川は、人間の目には、昨日も、今日も、多分明日も…。変わらないんです。
大阪を離れてもう30年が経とうとしています…。今行ったとしても、変わってないと思います。
そんな、変わらない川を見ると、なんだか安心してしまいます。
大きくゆったりと構える川。その前に立つと、自分の抱えていることなんて、ほんとうにちっぽけなものにすぎないんだなぁ…。って実感します。

でも、ものすごく長い目で見ると、川って大きく変わっていくものなんです。金八が言うように。
毎日少しずつ、少しずつ水を流し、岸辺を削り、流れを変え、自分の姿を変えていく。

だから川っていうのは人生にたとえられることが多いのかな。と思います。

人間っていうのは本能的に「変わる」ことを嫌う動物だと思うんですよね。
できれば安定している状態がいい。変わらない状態を好むような気がします。
でも不思議なもんで、同じことがずーっと続くと、変化したくなるんですよね。飽きてくるわけでもなくて、新たな形を求めて動き出す時があるじゃないですか。

人生の節目とか言われる部分ですよね。
進学、就職、結婚、出産…。仕方なくやってくるイベント?
そうは思いません。すべて、自分の意志で動いてるんだと思います。

何年か、下手したら何十年かもしれません。積み重ねたものが、突然動く時ってありますよね。
思いっきり矛盾してますが、人間は変化していくことを望まないのに、一方では変わっていきたいんですよ。

そのきっかけになるかはどうかはわかりませんが、転勤の話が出ました。
ちょうど今の場所に来て10年が経とうとした時でした。
誰も行きたがらない、これまた火中の栗を拾うような転勤先なのですが。求められるということは、何か意味があるのだろうと思いますので、受けることにしました。

バタバタと日々、様々なことを決めていかないといけない状態ですが、やっと引っ越し先が決まり、週に1回転勤先と現在地を行き来している状態です。しかも引継ぎをしてくれる人がすでに辞めていて情報0からスタートというなかなかハードな立ち上がりです(笑)

少しは何か動きのある。そんな新年度にしたいな。と思います。
みなさんどうですか?変わりたい!って思いますか?



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