見出し画像

B/SとP/Lを利用した基礎的な分析指標

こんにちは!今回から分析に入っていきたいと思います!ここからは実際に企業分析に使える内容になっていくと思うので参考になればと思います!
では早速説明していきますね!

最初は貸借対照表でみる比率についてです。

まず復習ですが、貸借対照表は、企業の資金の運用携帯や資金の調達源泉といった財務状態を表示しているものでしたよね。そして、期末時点などのある一時点の金額のストック情報を示しています。
資金の調達源を示す貸借対照表の右側に注目してみると
負債(他人資本)→債権者に対する返済期限あり
純資産(自己資本)→出資者に対しては支払い期限なし となっています。

貸借対照表から出すことのできる分析は「自己資本比率」というものです。
自己資本比率とは、資金の調達をどれだけ自己資本でまかなえているかと
いう企業の安全性を示す数値です。公式は以下の通りになります。
自己資本比率=純資産/負債+純資産

次は損益計算書上の比率についてです。

こちらもまずは復習から入っていきたいと思います。
損益計算書とは、企業の経営成績を表示しているものです。P/Lは一定期間に発生した金額のフロー情報を示しています。
この決算書から導き出せるのは企業の競争力を示す「売上高原価率」です。公式は以下の通りになります。
売上高原価率=売上原価/売上高
実はもう一つ損益計算書から導き出せるものがあります。それは、本業の
収益性
を示す「売上高営業利益率」です。公式は以下の通りになります。
売上高営業利益率=営業利益/売上高

B/SとP/L両方の数値を用いて導く分析方法です。

B/SとP/Lの両方を用いるということはストック情報とフロー情報を結合するということです。この情報から導き出せる分析は「総資産利益率(ROA)」というものです。これは投入された全資産に対して、どれだけ効率的に
利益を得られたかを示しています。公式は以下の通りになります。
ROA=営業利益(or経常利益)/資産(=総資産)


今回はさらっと使えそうな分析について説明していきました!
次回もこの分析の続きをやっていきたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?