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大声で子どもに注意するのを終わらせる方法【行動経済学×学校教育】

大声で注意するのはもう終わり

お出かけをした時に、
「こら!戻ってきなさい!」「なんでそういうことするのー!?」
と叫ぶ親御さんをよく目にします。
私も何度心の中で叫んだことでしょう。

これで言う通りに子どもが動いてくれればよいのですが、
大抵言うことを聞きません。そして、さらに戦いはヒートアップ。

確かに育児は大変です。私も生徒にイライラし、幾度となく声を荒げてきました。優しく言えるなら言いたいよ?怒っちゃいけないんでしょ?でも疲れて無理だよ。そんな風に思っていました。

しかし、本音で語るとするならば

どんな対応が良いのか、
明確に答えられない

からこそ、怒鳴っていたのだと思います。

子育てに「ポイント」は確実に存在する

子育てに絶対解はありません。しかし、抑えるべき「ポイント」は確実に存在します。以下に大声を出さない子育てのポイントをあげてみます。

・不適切な行動をとった時に叱るのは手遅れ。見逃すか、一度距離を取る。
・不適切な行動は見逃し、後で話す時間を作る。
・日頃から「当たり前にできていることの価値」をたくさん伝える(歯もう磨けたんだね・お皿運んでくれてありがとね・素敵な笑顔をだねぇなど)
・日頃から8割承認できたら、2割伝えたいことが伝わるという比率を頭に入れ込む

同時に「それはよくないよ、危ないよ」と後で伝える時の伝え方もあげます。

・さっき少しよくないなぁと思ったことがあるんだけど分かるかな?
・さっきの自分に点数をつけるとしたら何点かな?次〇〇点にするにはどうすればいいかな?
・もし天使と悪魔の自分がいて、天使のあなただったら、どうしてたと思う?
・そうそう、分かってるんだね。次できたら素敵だね。応援しているよ。

子どもが次回、よい選択ができるよう、私たち大人はサポートをする。愚直に。ただそれだけです。その繰り返しです。

ここに書いてあるポイントをお腹の底にきちんと入れることができれば、感情に流されて大声をだす回数はかなり減ると思います。

走り回る時に注目するのではなく、走り回っていない時に注目する大切さ

走り回る子も、四六時中走り回っているわけではありません。きちんと歩いている時が必ずあるはずです。その時を見逃さず「安全に歩けてるね」と伝えてみてください。

照れくさく、反応はしないかもしれませんが、心の底では嬉しいと思います。

生物学上、人間は生きのびるため「マイナス部分がよく目に入る」ようにつくられています。怒りたくなる感情は自然なものです。

先ほどのポイントが腹落ちできるよう、これからも発信を続けていきたいと思います。

今日はここまで。ありがとうございました。


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