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「その指導の目的は?」に苛立つ青二才〜弱者の戦略〜

青二歳な私の苛立ち

児童自立支援施設の学校に移動した時の話です。
その指導の目的は?
この質問を初めてされた時のことを、
恥ずかしながら、
今でも鮮明に覚えています。

「ええっと‥‥〜です!」と
取ってつけたかのように
それらしいことを並べながら、
少し苛立ちに似たような感情を抱きながら、
言葉を吐き出していたと
覚えています。

その質問によって、
一生懸命提案した自身の考えを
否定されたような気持ちになったからです。

上司も上手な聞き方が
あったのかもしれませんが、
何より私自身その答えを
用意できていなかったこと

苛立ちを生み出していたと、
若輩者な私は
後々気付くのでした。

それまで何となく指導しても
うまくいっていたので、
「目的を大事に」なんてものは、
「大人の決め台詞」程度にしか
受け取っていませんでした。

目的が重要だと知れたのは偶然であった

私はたまたま、
この学校に赴任したことで
「目的」が重要であると
気づかされました
目的を大切にしないと、
子どもに何一つ
伝わらなかったからです。

なので、
必要に迫られたから知り得た
ただそれだけでした。

だからこそ、
あえて言いたいのです。
私のような
トレンド教育に流されがち、
やる気はあっても永遠に
悩む教員にこそ、
弱者にこそ
目的は大きな味方となってくれます。

「目的思考」→「何のため?」でOK

アドラーの目的論や
教育界でいうところの工藤勇一氏のように
著名な教育者の提言は、
なんだか崇高で遠いもののように
私は聞こえていました。
何といいますか、
大事なのはわかるのだけれど‥
という感情で立ち止まる感覚です。

私のような弱者
ハッキリと申し上げます。
目的の重要性を心から理解することは
どんな武器(方法論)にも勝る
強靭な肉体(幹)を授けてくれます。
強い肉体を得たならば、
さまざまな武器が
使えるようになるはずです。

弱者にこそ、
「目的」のパワーは光り輝きます。

まずはシンプルに
「何のために?」ということだけを
様々な物事に問いかけてみてください
それだけで結構です。
それを子どもや周りの大人と
共有してみてください。

当たり前のことを
長々と語ってしまったこと、
どうかお許しください。
どこかの誰かに届きますように。

お読みいただきありがとうございました。
ではまた次の記事で。


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