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作れないけど、書ける。

もう10年くらい前のことですが
某スマホの某コンペに参加しました。

すでに数百の企画が出ているというので
気軽に参加してみたのですが、
たまたま採用されました。

そこまではよかったのですが、
内心どきどき。

なぜなら、当時はまだ
実生活でスマホ、というものに
ちゃんと触ったことも、

近くでじっと見たこともなかったからです。

何か聞かれたらどうしよう・・・(汗)

と思っていたのですが、
とくに何も聞かれずほっとしたと同時に、

やっぱり買お、
ということで、
ついにガラケーからスマホになったのです。

同じようなことがよくありまして。

初めてコピーライターになった頃は
自分でごはんも炊けず、
まともに林檎の皮さえ剥けなかったのですが

なぜか料理のPR誌の編集長をしておりまして。

同時に料理雑誌にもレギュラーで
毎月記事まで書いていました。

意外とおいしそうな記事なので

当時は
「作れないけど書ける女子」と
よく笑われました。

その後は
世界中の化粧品の広告を
作ることになるのですが、

すべてが愛用品というわけでは
ありません。

しかし自分で書いたコピーを読んで
デパートのコスメフロアへ
走って行き、

美容部員も驚くほどの
知識をまくしたてつつ購入する、
ということは何度もあります。

つい先日も
カバー力のハンパないファンデーションを
買いに走ったばかりであります。

自分の作った広告に踊らされる。
なんだか妙ですね。