離任しました【中学校教員】
教師の言葉を、最も生徒の心に刺すことができる機会。
それは 離任式です。
僕は3月25日をもって5年間勤務した〇〇中学校を離任することになりました。この記事では、生徒への最後の挨拶と、今の気持ちを書いています。
■離任式の挨拶
5年間お世話になりました。この5年間の学校生活を送る中で「〇〇中生は2パターンいる」ということに気付きました。
それは、強い人 と 優しい人 がいるということです。
強い人は、どんどん挑戦していって、とてつもない量の努力ができる人。
優しい人は、人の思いに共感できる人、人の気持ちを分かろうとする人です。
強い人と優しい人は、タイプが違えど中学校を卒業するときに行きつくところは似ています。具体的には、自分で進路を決定するということです。
でも、行きつくところは同じですが、タイプが違うので、前への進み方は両者で異なります。
強い人は、力強く生きる中で、優しさが必要であると知る。
優しい人は、人の思いに共感する中で、強くならなければいけないことを知る。
なので、〇〇中生のみなさんは、まずは自分のスタイルに合った生き方をしてほしい。ゆくゆくは、人の力を借りながら、強くて優しい人になってほしいと願っています。
最後になりましたが、去年や一昨年に離任された先生と比べたら僕は幸せ者です。3年間 ×× 回生をはじめから最後まで見ることができたからです。
唯一後悔があるとすれば、×× 回生 の高校生となった制服姿を、もう見ることができないということ。
5年間、お世話になりました。〇〇中学校に感謝しています。ありがとうございました。
■良い別れがあれば、良い出会いがある。
今一番感じることは、同僚の先生への感謝です。
この5年間、辛い思いをしたことが多かった。時には涙を流したこともありました。辛いときに同僚の先生に支えていただいたおかげで、今の自分があります。
自分も 人を助けれるような、強くて優しい人になりたい。
転勤先での新しい出会いが楽しみです。
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