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【感想※ネタバレあり】Switch 囚われのパルマ アオイ編


こんにちは!
minamiです。

近況はというと、久々に新たに手を出したゲームが面白すぎた。
ということで、今回はプレイ中に感じた気持ちを残しておきたいなー、と。
感想文?紹介文?
どちらかは定かではありませんが、お時間あればお付き合いください。

✓この記事の読了想定時間:約5分

✦ゲーム概要

タイトル:囚われのパルマ デラックスエディション
発売元:カプコン
発売日:2019年8月30日
ジャンル:ガラス越しの体感恋愛アドベンチャー

ダウンロード版を購入。部類で言えば、乙女ゲームですね。
GWセールで、お値段が半額だったので購入に踏み切りました。(3000円ちょうどくらいだったかな。)
タイトル名や評判は知っていましたが、なかなか手を出すタイミングがなかった中で、ようやくきっかけに出会えました。

「囚われのパルマ」自体は、元々スマートフォン向けアプリからスタートし、好評だったことからNintendo Switch版が出たらしい!「ハルト編」と「アオイ編」という、それぞれ全く別のストーリーが収録されていて、私はアオイくんからスタート。ですが、この作品はハルトくんから配信開始したみたいなので、結構珍しい順番だったかも。アオイくん~、、声が好きなんです、、CV内田雄馬に弱いんです私、、(笑)BFのアッシュが最強に好きで。

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ハルト編は絶賛プレイ中なので、また感想は後日。
ということで、今回はアオイ編!
これ、誰得?っていう感想をつらつら書いていきます!


✦ストーリー

アオイ編のストーリーですが、公式サイトには、
恋人の記憶を失くした青年との嘘から始まる切ない恋愛ストーリー
と書かれています。

ある雨の日、交通事故に遭いそうになっていたアオイを、主人公が助けるところから物語スタート。しかし、それがきっかけで主人公はある事件の容疑をかけられてしまう。一方でアオイは、事故の影響により恋人の記憶を失います

そんな時、主人公の容疑を晴らしてくれるという男性が登場。(この人、登場からかなり印象悪いです。(笑))
その交換条件として、恋人の記憶をアオイに思い出させてほしい、と依頼される。主人公は恋人のフリをしながら、アオイと接することに。初対面で相手のこと何も知らないのに、恋人を演じなければならないという無理難題…。

しかも、孤島に収容施設があって、アオイはそこに入ってるんです。なので自動的に、主人公もアオイの記憶が戻るまでは本土に帰れない。泣きたい。初めての土地で、初めての人と面会を続けなきゃいけないとか、現実だったら発狂します。(笑)
とは言いつつ、面会を続けていると「アオイくんとならこの島にいてもいいかも…」と思ってしまいそうになるんだから、ちょろい女って怖いですよね!

こんな感じで、恋愛を進めながら、謎も解いていくという作品になっています。

①プレーヤーの性格に合わせてキャラの反応が変わる!?

これ、画期的。
AIみたいな感じで、プレーヤーの選ぶ選択肢から性格を分析し、キャラの反応も変わるんです。没入感すごい。私だけのプレイデータって感じが良い。

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今までの乙女ゲームのテキストって、当然ですけど誰にでも当てはまるようにできてるから、キャラの言葉に勇気を貰ったり、感動したりすることがあまりなかった気がする。あなたそれ、誰にでも言ってるんでしょ?っていう捻くれた自分が出てくると言いますか…。あくまで「ストーリー展開」に面白みを感じて、プレイしていた面が強かった。

でも、パルマはキャラとの個別のコミュニケーションが重視されています。最初、私はそのことを知らずにプレイしておりまして。なんだかすごく自分に合った返しをしてくれるな~と思ってはいましたが、『確かお前、文化部だったよな?』とアオイくんに言われて、「え、これもしかして今まで話した会話内容が全部引き継がれてる感じ!?」と確信。

他にも、自分が好きって言ったものを覚えてくれていたり、お前のそういう○○なとこすごいと思う、など自分の特徴や長所を褒めてくれたりします。プレーヤーに合った鉱石のお守りまでプレゼントしてくれたり。ちなみに私はアイオライトっていう石をもらいました。(アオイくん、写真の顔ごめん。)こうなると、もう全てが自分だけに向けられた言葉のような気がしてきます。

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つまり、プレーヤーの数だけ、違うアオイくんが存在するってこと。逆に、何パターンくらいリアクションの種類があるのか気になりますよね。(確か25パターンの性格分野が登録されてるみたいな情報をどこかで見た気が…)
色々調べたりしてみたものの、この言葉は人によって変わるという情報があまり転がっていないため、かなりやりこんでいろんなパターン試さないとはっきりとは分からないと思います。友人同士で比較して、ようやく気付いたりもします。(笑)

↓ちなみにこの特徴については、親切にしっかり公式サイトに書いてありました。(テキトーな性格がバレる)


②簡単に距離が縮まらないリアルさ

パルマの良さは、このリアルさが一番だと思う。前述したプレーヤーに合わせた反応の柔軟さもそうですが、ある意味リアルな一人の人間とじっくり向き合っているような気持ちになります。

アオイくんの記憶を取り戻すためとは言え、恋人だと偽るのはかなりの罪悪感。しかも恋人の設定のはずなのに、最初は全然会話が続かない。(笑)恋人なら知っていてもおかしくないアオイくんの昔話やプライベート情報も、全然知らないというなんとも気まずい状況です。

でも話をしていくうちに、アオイくんの背負っている過去が見えてきて、少しずつですが信頼関係が生まれていく。

普通の乙女ゲームって、なぜか割と最初からプレーヤーに好意を抱いてくれていたりするじゃないですか。そういう乙女ゲーム特有の「糖度高め甘々感」が苦手な人もいるんじゃないかなと思うんです。でもアオイくんは、少なくともストーリーの中盤くらいまでは壁めちゃくちゃ感じさせてきます。もはや壁しかない気がする。恋人じゃないとバレた後、俺はお前のこと好きなんだって言い聞かせてただけだったとか、私たち今どんな関係?っていう主人公の質問に、『他人、かな』と言われちゃいますから…リアル。(笑)今までこんなに二人で話してきたのに、また他人から関係やり直しですか…!?とちょっと悲しくなる。

しかもアオイくんの場合、パッと見はフレンドリーだし、心開いてくれてるように感じるんです。でも実際は、誰にも触れさせない領域を心の中に作っていて、こっちは仲良くなれたと思っていても、向こうにとっては他人でしかなかったりするっていう、かなり繊細なキャラクター。

でも個人的に、これがリアルかなと。というか、私もアオイくんと似たところがあるんですよね。誰とでも仲良くなれるけど、実際誰も信用してない、みたいな。(笑)だからじわじわ縮まって、かと思えば離れて、みたいな距離感の方が、かなり納得しながらストーリーを読めました。
ある意味、乙女ゲーム初心者の方にもおすすめできるゲームだなと思います。


③キャラと作品に漂う繊細さ

アオイくん、完全に私のタイプなんですよね。(個人的すぎてごめんなさい!)
今ハルト編をプレイして、エンディング1を開放した段階なんですが、やっぱりアオイ派です。

なんていうか、普段は飄々としてて、頼りがいあるタイプかなーと思うんですけど、たまに「こいつ大丈夫か…??」と本気で心配になる危うさがある。

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実家がお金持ちで、その家に見合うような自分になろうと、周りに求められる自分を作ってきた。逃げるように実家を飛び出した後、カメラという自分のやりたいことが見つかって、夢に向かって邁進する。でも結局、実家のことが業界中に広まって、次第にカメラから離れてしまう。

この人間味ある感じというか…見た目とのギャップというか。
で、誰も信用してないくせに、こちらの心配はすごいしてくれるんです。「お前は他人のことまで人一倍気を配ってるから心配」とか「無理なら無理って言えよ?」とか。いやそれあなたもよ!?と言いたくなる。
でもおそらく、似た経験がある人だからこそ、他人にもこういう心配をするんだろうなって。あ~、この人はたくさん傷ついてきて、その傷を隠すために身に着けたフレンドリーさなんだ、とか。いろいろ考えちゃいます。

あ、そうだ。あとすごく印象に残ったのが、「お前が好きになってくれないと、俺も好きになれない」っていう言葉。ここもアオイくんの繊細さがもう溢れんばかりに出てるなあ、と。今までも、好きになってくれた人と付き合ってきたみたいで、自分から好きになるのが怖いというか、やっぱりアオイくんにとっては勇気のいることなんだろうなって気がしました。

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考えてみたら、好きになるって、相手を信用することと同義だよなと思うんです。だから裏切られた時のことを考えると、っていう気持ちは、個人的には共感できます。とはいえ、最終的には、アオイくんから勇気を出して告白してくれますよ。いくら繊細とはいえ、元々の性格は基本的には頼りがいある方だと思うので、そこは貫いてくれて良かった。

結果、なんだかんだこういう人って、壁を破るのはかなり大変だけど、一度心を許した相手にはめちゃくちゃ尽くしてくれると思うんですよ。だからもう、「なんとかして私を信じさせてやるぜ!」という謎の衝動に駆られてしまいました。(笑)

ここまでアオイくんをめちゃくちゃ推した私ですが、正直好み分かれるかなとも思います。アオイくんはやっぱりちょっとボンボンというか、振り回してくるところもありますからね。ラストの空港とか、こっちの予定を聞きもせずに一緒に来てくれとか言い出すし。(笑)振り回されたくない!って人には、もしかしたら自分勝手に見えるキャラかも。

好き勝手言いましたが、パルマってキャラにもストーリー全体にも、どこか繊細さが漂っていて、それが好きです。
人の心の傷、みたいなものにフォーカスしていて、プレイした後はなんだか優しい自分になれる気がする。

生きていれば、傷ついたり、理不尽だなと思うこともいっぱいあるけど、
なんだかんだ、この世界って美しいな、綺麗だな、と。

最後に

改めてパルマのことを書いていたら、なんだか良い作品にまた出会えたなあ、良かったね私、と実感してきました。

別にエンタメなんてただの娯楽なんだし、楽しければそれで良いじゃんって考え方もあるとは思うんです。
でも私はいつも、何かメッセージ性だったり、問題提起だったり、楽しいだけで終わらない学びみたいなものがあれば良いなと考えたりします。

「囚われのパルマ」は、胸キュンだけじゃなくて、自分の気持ちに正直になる大切さや、コミュニケーションの奥深さ、みたいなものを再考するきっかけをくれると思います。あとは、自分ってこういう人間だったんだ、と改めて気付けたかも。

↓そういえば、HPに性格診断も載ってるので、暇だったらやってみてほしい。ぜひ。私はかなり当たっていました。(笑)

完全に自己満なnoteでしたが、パルマ本当に良かったです。
ここまで読んでくれた人がいるのであれば、本当にありがとうございました!

世界って美しい、と思いながら、生きていけたらいいな。

ハルトくんの感想も時間があれば書きたい気もするし、アオイくんのエンディング分岐についても書いてみたい。続編も興味ある。

これからも良い作品に出会いた~いと思う、minamiでしたっ。


↓ちなみにパルマ、続編が2020年に発売してるので、こちらも併せて。

↓声優さん、ゲーム実況者、芸人さんなどなど、いろんな方がパルマシリーズの実況動画流してたりもします。(笑)ご興味ありましたらぜひ。


Thank you for reading!!!
明日も幸せでありますように。
またねっ。

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