たぴ岡

たぴ岡と申します。一次創作をして生きています。 創作したものや日記なんかを投稿したいな…

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たぴ岡と申します。一次創作をして生きています。 創作したものや日記なんかを投稿したいなという気持ち。

マガジン

  • 雑談まとめ

    たぴ岡が何やらかにやら喋っているだけの記事まとめです。一ヶ月に一回くらい更新されたらいいなぁ。

  • 掌編集

    短めのお話集です。 各話別々の物語ですので、お好きなお話から読んでいただけると幸いです!

  • 即興小説トレーニング集

    即興小説トレーニング(http://sokkyo-shosetsu.com/)にて書いたショートショート集です。 各話別々の物語ですので、お好きなお話から読んでいただけると幸いです! 誤字脱字などは修正してから更新していきます~。

最近の記事

  • 固定された記事

たぴ岡という生き物。

これからはnoteでも活動していこうということで、まず自己紹介から始めようと思います! たぴ岡と申します。一次創作をして生きています。Twitterや様々な小説投稿サイトにも生息しております。 主に創作したものの投稿を予定しています。日記とか何らかのレビューとかもしたいですね。 ゆくゆくは過去の作品もまとめられたらいいな、と思っていますが……思っているだけです。 以下は私の生息するサイトのリンクです🔗 1.Twitter https://mobile.twitter.

    • 【雑談】なんて素敵な地獄浴

       こんにちは、たぴ岡です。  7月10日から「むつむ高校文芸部誌 夏ノ号」が公開されております! 今回のお題は「地獄に見つめられている」でした、この時点で最高すぎますね。総勢8名の描く様々な地獄を浴びられる部誌になっております! みんな読んでね!  ということで、部員のたぴ岡が喋り倒す雑談回です。以下、無意識にネタバレをする可能性がありますので、未読の方はお気をつけください。ボツ案の話もあるよ😌  お題がよすぎるだけに作品も強い子たちが集まっていますね。  まずドンと来る表

      • 【雑談】折本 と ネプリ を 覚えた!

         こんにちは、たぴ岡です。  先日……もう先月ですか。5月ってそんなに短いイメージなかったのに、振り返る間もなく1ヶ月が過ぎていきますね。こわいこわい。  じゃなくて、先月下旬に開催されていたイベント「#ペーパーウェル12」に私も参加させていただきました。はじめての折本、はじめてのネットプリント、はじめてのペーパーウェル……というお話をしたくて、今月は早めにやってきました、雑談のお時間です。  なんやかんやで何度も見かけていた「ペーパーウェル」の文字でしたが、今回はついに参

        • 【雑談】短歌を詠もう!

           こんにちは、たぴ岡です。  最近は忙しくなってきたり、体調をばち崩したりといろいろあってできない期間も多々ありましたが、今月のマイブームは短歌でした。いろんな短歌タグや「うたの日」に積極的に参加し、なんとな〜く、私も「歌人(アマチュア)」くらいになれたかなぁ、と思ったり思わなかったり……。  そんなときに素敵な合同歌集のお話を小耳に挟んだ私は、後先考えずに参加を表明しました。それが「 #うたこいこい 」! https://twitter.com/Hidachi_Akaru

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        • 雑談まとめ
          7本
        • 掌編集
          4本
        • 即興小説トレーニング集
          2本

        記事

          【雑談】愛すべき黒い羊よ

           こんにちは、たぴ岡です。  先日ついに「むつむ高校文芸部誌 春ノ号」が公開になりましたね〜! いやはや嬉しいものです。こういう企画に参加するのが夢だったので、本当にわくわくしてうきうきして楽しかったです✌️  ってなわけで、今回はむつむ高校文芸部員としてひとつ雑談をさせてくださいな。 https://booth.pm/ja/items/5648007  私は読むのが遅すぎる上に優先順位をつけるのが下手くそなので、実は部員のみなさまの作品を熟読はできていないのです……大変

          【雑談】愛すべき黒い羊よ

          【雑談】うーん、今日は血管ないみたい!

           こんにちは、たぴ岡です。  先日かかりつけの病院で血液検査がありまして、また負けてしまい、やっぱり私の血管は細すぎるんだなぁ、としんみり悲しくなりました。みなさまはすんなりと採血が終わるのでしょうか……。  というわけで、今回は血管が細い私の採血のお話をしようと思います。  私がはじめて採血に挑んで惨敗したのは、たぶん中学3年の冬でした。母と姉に連れられて献血に行ったときのことです。わりと小さい頃から「血を採る」という行為が怖くて怖くて、腕に針を刺して血を抜くなんて何事!

          【雑談】うーん、今日は血管ないみたい!

          【雑談】ゆるキュンになりたかった

           こんにちは、たぴ岡です。  今日も思うように動いてくれない老齢のパソコン(いつから一緒にいるか思い出せない)とにらめっこしながら、キーボードをぱたぱたと打っています。  今回はちょっと宣伝気味に、自創作のお話をさせてください。 僕とお前と正義と悪と  僕を助けてくれたヒーローはニヒルに笑った。もっと強くならないと、“悪”にまけちまうぞ――。  とまあ、こういった青春(っぽい)物語を書きまして。  この雑談のタイトル通り「ゆるキュンになりたかった」のですが、やっぱり手癖

          【雑談】ゆるキュンになりたかった

          【雑談】エッセイを書きたい!

           お久しぶりです、そして明けましておめでとうございます。たぴ岡です。  やっぱり、せっかく note のアカウントを持っているのだから、なんらかの記事を書きたいなぁと思って帰って参りました。  一発目の今回は「エッセイを書きたい!」というテーマで、雑談をしませんか。一方的に私が喋る(というか書き連ねる)だけではありますが。  私の中でエッセイというものは、ほわっと心が温まったり、何かしらの教えが詰まっていたり、その人の人間性やこれまでの人生をのぞき見ることができたりする場、

          【雑談】エッセイを書きたい!

          【短編】愛すべき地獄

           高校生になったときから、ずっと好きな人がいた。彼がいれば、それだけで生きていくことができると、本気で思っている。彼という存在がこの世界にある、その事実だけで、私は生かされていた。  彼は私の方なんて一度も見ない。私とは住む世界が違うのだから、仕方ない。いつの日かこちらを向いてくれたなら、どれくらい幸せになれるだろう。そう考えることはあっても、何かアピールをしたり視界に入ろうと工夫をしたりすることはなかった。そうした努力が報われないことも知っていたから、当然と言えば当然なのか

          【短編】愛すべき地獄

          【ショートショート】私たちの世界

           ──ねえ、このままふたりで、いつまでも、いっしょにいようね。  ふたりのお気に入りの曲が流れるオルゴールを回す手は止めずに、彼女の顔を見た。嬉しそうで楽しそうで、このまま時間が止まって、子どものままふたりはずっと一緒にいるのだろう、なんてぼんやりと感じていた。  ──あたりまえだよ。ぜったい、はなれたりなんかしないよ。  家の外で集めた汚いダンボールの中、それが私たちの世界だった。それを部屋のクローゼットに詰めこんで壁にしたり、真四角に切り取って窓にしたり。狭くて暗くて息苦

          【ショートショート】私たちの世界

          【短編】愛≓狂気

          「好きです」  今日もまた同じ声、同じ言葉が私の前に並んだ。  これで何度目だろうか。けれどきっと両手ではおさまらない回数、同じことを繰り返している。どうせ今回も断った私の顔を見て、悲しそうに微笑むのだ。 「ごめん、何回言われたって気持ちは変わらない。私は君を好きにはならないよ」  この表情を見るのも何度目だろう。断られるとわかっているのに何度も告白を繰り返す彼は、どういう神経で私の目の前に手を出すのだろう。 「……でも僕は、いつまでも待つし、いつまでも好きだから」  夏休み

          【短編】愛≓狂気

          【掌編】彼女は消えた

           まだ朝が来る前に、俺は目を覚ました。いつも隣にいたはずの恋人の気配はない。枕元にひとつピアスを残して、あの甘ったるい香水の香りをこの場に置いて、いなくなっていた。目元が熱を持っている。彼女のことを思うと、目の前が霞む。  昨日の夜さらりと撫でたあの髪の感触が手のひらに残っている。唇を重ねたときの柔らかさがすぐそばにある。抱き締めたあの温度がまだ腕にとどまっている。彼女が言い放ったあの言葉も、記憶の中でこだましている。  ――私ね、人間とは違うの。  なぜか俺は驚かなかった。

          【掌編】彼女は消えた

          【140字小説】さよなら君よ

           君が構ってほしそうににゃあと鳴くから、仕方なく抱き上げた。徐々に軽くなっていく君に気付いてしまった僕は、本当は抱っこしたくないんだ。だって、それはきっと、そういうことだろう──?  いつかまた、会いに来いよ。僕が見ているなんて気付いていないだろうが、最後に出て行く君を見送った。 お題「猫」

          【140字小説】さよなら君よ

          【短編BL】僕のヒーロー

           彼はいつだって、僕のヒーローだった。  今では教室の一番後ろ、窓側の席で外を見つめている、少し暗くて話しかけにくい人かもしれない。ほとんど話すこともなくなって、目だって合わせてくれなくなってしまった。でも、今でも彼は僕のヒーローだ。いつだって一緒にいて、いつだって僕を助けてくれた、たったひとりの、僕のヒーロー。  始まりは鮮明に覚えている。小学二年生のときだ。あの日も僕はいつも通りクラスメイトに馬鹿にされていた。デブだの、ブスだの、言われ始めて数週間経ったある日だった。

          【短編BL】僕のヒーロー

          【140字】このゆびとまれ

           放課後、図書館でぼうっとしていたらもうこんな時間だった。慌てて帰る準備をして外に出てみれば、少年たちが公園で遊んでいるのが見えた。鬼ごっこ、だろうか。僕は久しく走っていないことを思い出す。そして、友人と外遊びなんかしたことないことも。首を振って帰路につく。と、少年がこちらを見た。 お題「この指止まれ」

          【140字】このゆびとまれ

          【掌編】崩壊

           僕の大切なものが壊れるときは、決まって白い少女を見た日だった。  小学生のときの学芸発表会。会場に潜む小さな白い何かを見た。記憶は定かではない、けれどこれまでのことを考えるとそれは少女だったのだろうと思う。ステージに上がってすぐに見つけてしまったものだから、動揺して台詞が飛んだ。代わりに隣にいた子が僕の役を引き受けてくれたが、僕らの学年の劇は大失敗。それ以来僕はいじめられることになった。  中学生のときに引っ越した。第一印象が大切だとわかっていたから、僕は失敗しないように自

          【掌編】崩壊