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「読んだだけ」で終わらせない!文章が磨かれる読書術

今日は、読書についてのお話です。

というのも、私は「文章の書き方」を学ぶ近道は、読書を楽しむことだと思っているからです!(ドオン)

ビジネス書からは論理構造が、小説からは多彩な表現を学ぶことができます。

あと、「書くことがねぇ」というネタ切れマンが1番書きやすいのは「感想文」だと思っているので、文章を書く練習のためにも読書は必要と言えるでしょう。

というわけで、今回は、私がいつもやっている読書術をお伝えします。

1. 「売る前提」で本を読まない

「いつかこの本は売るのだから、シワひとつつけず美しく読まなければ!」という気持ちも大事ですが、それだとお風呂に持ち込んだり、付箋を貼ったり、ドッグイヤー(角を折ること)をしたりすることも躊躇ってしまいがち。

私は、気になるページは遠慮なくドッグイヤーをするようにしています。なぜなら、付箋を持ち歩くのも都度都度メモを取るのも面倒だからです。

大事なのは、高値で売るために本を丁重に扱うことではなく、確実に読了して自分に必要なエッセンスを取り入れることだと思っています。

そっとページを捲ることに気を遣うのではなく、自分が本から絞り取ることに意識を向けよう!

2. 心に引っかかる箇所だけに印をつける

本は、著者が書きたいことが凝縮されてるので、著者にとっては「削っていい文章などひとつもない」ようにできていますが、読む人にとっては心に残る部分もあれば、まったく刺さらない部分もあるかと思います。

たとえば、『人生で大事にしたい24のこと』みたいな本があれば、24の項目すべてが同じくらい自分のの心に残った、ということはあまりないはず。

そこで、読み進めながら、心に引っかかる箇所があれば、付箋やドッグイヤーで印をつけていくようにします。

「心に引っかかる」というのは無自覚に自分が今必要としていたり、どこかで気にしていることだったりします。

そしてこれは、その本を読む時期によっても変わっていくはず。1回目に読んだときはスルーしていた部分が、1年後再読したらめちゃくちゃ刺さる!なんてこともありえます。

読書をすることは、今の自分を知ることでもある。

「これは!」と思ったらすかさず印をつけて、一度そのことを忘れて、読み進める。今の自分にとって不必要だと感じたらパラパラ読み。これを繰り返しながら最後まで読みます。

3. 読み終わったら秒で感想を書く

最後、ここが1番大事。

読書をしたら、絶対に感想を書く!!!!

樺沢紫苑先生のベストセラー・『アウトプット大全』によると、アウトプットとインプットのバランスは7:3が最適。

というわけで、アウトプットまでが読書。いや、むしろアウトプットが読書のメインとでも言うべきか。

「読書感想文」と聞くと、小学生の在りし日の記憶が蘇ってきて嫌悪感を抱く人もいるかもしれませんが、そんな大それたものじゃなくて構いません。

何なら、ツイート140文字でも良いくらい。

ここで、私がいつもやっている「超時短で読書感想文を書く方法」を書いておきます。

まず、本を読み終わったら、印がついている箇所を見て、精査します。「読んでいるときは『なるほど!』と思ったけど、今見返すとそうでもないな」という箇所も出てくるはずなので、それらを省き、もっとも心に刺さった一文を抜き取ります。

そして、その一文をノートなりパソコンなりに書き写し、

1. なぜその部分が心に刺さったのか?
2. 今の自分とどう重なったのか?
3. これを受けて、今後どうするか?

を考え、その一文の下に書いていきます。おしまい!

ノウハウ系だったら、1ツイートにまとめてシェアしちゃうのもオススメです。

「この本は素晴らしいのでまた時間のあるときに改めてじっくり読み、じっくり論ぜねばならぬ」

「この熱い思いはスマートフォンのフリック入力などでは伝えきれまい。パソコンに触れられるときに改めて語ろう」

…とか思ってると50000年くらい過ぎるので今書こう。さっさと書こう。

本を読み終えた瞬間から、時間が経つにつれて本の記憶は失われていきます。

「感想文!」と思わずに、メモ程度でいいので、自分が読書を通じて感じたことを書き記しておきましょう。

また、読書に関するツイートはエンゲージメント率も高いです。こりゃ呟かないと損だね!

というわけで、読書をするときは、「さーて、この本から何を吸い取ってやろうかしら!」というアウトプット前提の姿勢を忘れずに。


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