Q.実績がないところから、どう仕事に繋げればいい?
クリエイターは大体「ポートフォリオ」と呼ばれる実績集を持っている。
ポートフォリオがないと、どんなアウトプットをするのか、どのくらい仕事ができるのか、これまでに何をやってきたのかがわからないので、クリエイターが活動するための必須アイテムだ。
ポートフォリオがないのは、メニューも口コミもWebサイトもないまま「うちの料理を食べてください!」と言っているようなもの。
ましてや「ポートフォリオに載せるものがないんです!」って場合は、載せられるクオリティのものを無理矢理作るしかない。
っていうか今すぐ作れぇ!!!!!!!
わたしが転職活動をしていたときは、突然「ポートフォリオを提出してください」と言われ、何も手元になかったので慌てて3日で何本か記事を書いて提出したりしていた。
相手にしてみれば「どのくらいできるのか」が知れればいいので、実は仕事として受注していないものでも載せて良かったりする。
ただし、出すのなら仕事として成立するクオリティのものであること。そのまま相手のメディアに載せても違和感のないものであること。
変な話、ビジネスメディアに応募するのに、ただの日記や自作の小説を見せてもあまり意味がない。むしろ日記を見せられてもちょっと困る。
グルメ系メディアならカフェやラーメンなどのレビューを。旅行系メディアなら旅先のおすすめスポット紹介記事を。エンタメメディアならライブレポートを。インタビューメディアならインタビューを書きたいところ。
自分の欲しい仕事に合わせて、サンプル記事を作るのだ。
よく「自主企画をやろう」と言っているけれど、自分で企画を作って執筆をすると、企画力も文章力も磨かれるし、ただ営業をかけるよりもずっと効果的だ。
わたしは「絶対これで連載狙ってやる!」と思って住んでいるソーシャルアパートメントのマガジンを作り、それをもとに声がけをして仕事をゲットした。
これがただ「コラム書かせてください!」なら無理だったと思う。サンプル記事を作っていたからこそ、掲載イメージが湧いたと思うし、「これだけ書けるなら任せたいかも」と思ってもらえたはず。
▼noteで書いた自主企画コラム
▼実際に掲載された記事
そんなわけで、実績のない人は、とにかく自主企画をしてみることをオススメする。オススメというか、マストでやるべき。
厳しいことを言ってしまえば、自主的に企画して書くのすら億劫なら、多分ライターになるのは難しい。だって、書きたい人なんていくらでもいるんだから。
もちろんライターに限らず、どんな仕事でもそう。仕事は自ら作るもの。その一歩に、自主企画があると思う。
▼自主企画一例
▼ポートフォリオの作り方
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