noteにコメントがほしい人が一番最初にやるべきこと
先日、仕事以外のサードプレイスを求めてライブ配信を始めたという友人に会った。
とはいっても、まだ彼女は自分の枠は開いていない。まずはリス活=リスナー活動からやっているそうだ。
ライブ配信には、「ギフト」といって、課金することでさまざまなアイテムを相手に贈ることができるのだが、もちろん最初はこのギフトをもらうことは容易くない。
ギフトどころか、リスナーだって最初は誰も来ない。
じゃあ何をすればいいのかというと、とにかくいろんな人のライブ配信に参加して自分を知ってもらう「枠まわり」というのをやらなくちゃいけない。
もちろん、「うちの枠にも来てください!」という営業感丸出しな枠まわりは嫌われる。一方で、会話を楽しみ、ギフトを投げ、普通にリスナーとして参加してくれる枠まわりは誰でもウェルカムである。
最近では有名人もライブ配信をすることが多いので、そういう人は枠まわりなんかせずともリスナーが集まるけど、特に有名でもない人はまず、枠まわりから入るのが一般的だ。
また、ライブ配信では時々「イベント」というものがあるのだが、そのときにギフトを投げて一生懸命応援し、仲良くなったりすると、自分のイベントに助太刀に来たりする。
ライブ配信には、「おかえし」という文化があるのだ。
これはライブ配信に限らず、noteのコメントも同じだと思っている。
最近わたしは書籍発売と合わせて、内容は何でもいいので「#書く習慣」ハッシュタグをつけてくれたnoteにはいいねとコメントを欠かさずにやるようにしている。
アナログすぎると笑われてもいい。だって、書くことは、継続することが何よりも大変だ。
その継続を後押ししてくれるのが、仲間の存在や、あたたかいコメントだったりするので、「読まれるって嬉しい!」のとっかかりになればいいなと思ったのだ。
一方で、気軽にできる「いいね」に対して、コメントする人というのはそんなに多くない。コメントというのはめんどくさかったり、きっと時間も取られるだろうとやらない人もいるだろう。
でも、noteを書くからには「読まれたい」という思いがあって、みんなが「読まれない」ことに悩んでいる。
わたしは率直に、自分からコメントすればいいのに!と思う。
わたしはこの「コメント」というのは、自然発生でなければもらうのにそんなにハードルが高いものではないと思っている。
わたしが中2のときに始めたアメブロも、当然最初は誰も読者がいなかった。当時、ブログというのは書けばどっかから読者がやってくると思い込んでいたので、かなりショックだった。
でも、ひとりで更新しつづけるのも寂しかったので、勇気を出していろんなブログを読みに足を運び、コメントを通じて交流を持つようになっていったのだ。
するとなにが起こるのか。
「おかえし」でコメントがもらえるのである。
また、そのコメントに対して、また「おかえしのおかえし」をする。そして、「おかえしのおかえしのおかえし」をして…
…とやってるうちに、おかえし云々抜きにして、自然と友だちや読者になっていくのだ。
わたしが小さいころに読んでいた『おかえし』という絵本がある。
ある日タヌキ一家の隣にキツネ一家が引っ越してきて、引越しの贈り物をするのだが、そこから「おかえしです!」「おかえしのおかえしです!」と延々とおかえしをしていって、ついには…という心あたたまるお話だ。
わたしは、みんなこれをやればいいのに、と思っている。
Webサイトが多くの人に読まれるためにSEO施策をやるのなら、わたしたちは自分の日記を読まれるためにおかえし施策をやればいい。
ちなみにこの「おかえし」は巷では「ギブ」とも呼ばれている。自分から相手に嬉しいことをする。すると、いつか相手も自分に嬉しいことをしてくれるかもしれない。シンプルなことなのだ。
以前、すごく上手にnoteを使っている57歳の方がいた。この方すごいのよ。わたしをきっかけにnoteをはじめられて、毎日のように投稿して、ひとつのnoteに毎回200以上のいいねがつくの。
この方のコメント欄は何十件もの愛のあるコメントに溢れているのだが、毎日欠かさずわたしにもコメントをくれていたことから、自ら率先して動くことで、noteのクリエイターさんと楽しく関係値を築いているのだと伺えた。(今は止まってしまっててすごく寂しい。戻ってきてまさるさん…)
noteは単なる書く場所じゃない。いいねやコメントをしあえるコミュニティでもある。
まずはいろんな人のnoteを読んで自分からいいねやコメントをしてみてほしいなと思う。
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