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とにかく毛布のように優しく包み込んでくれる本

考えてみればこの本は私が韓国文学にハマるきっかけになった本で、ちょうどコロナ禍真っ只中で、仕事でもプライベートでもどん底状態にいる時に出会った本でした。とにかく本に使われている言葉がどれも優しく、温かく、こんなに優しい言葉ってあるのかな?と思うほど優しい言葉に溢れている本です。

それから表紙の絵がとても美しくてそれに惹かれて本を手に取っていました。今では紙の本、電子書籍版、原書まで持っているほどこの本の大ファンです。

今でもこの本の心に響いた所をスマホのメモ帳に書いては、時々覗いています。そんな言葉の中で私が紹介したいのはこの言葉

解決しない問題で悩み、傷つき孤立しているときも 時間は流れ続けているということ。 そしてその時間は流れると同時に きみも知らないうちに痛みを洗い流していくということを。
それでも、きみはしっかりとした人だから 必ず乗り越えられると信じてる。

この言葉を読んだ時は時間が流れている感覚もなかったし、痛みを洗い流してくれるなんてことは到底思えなかったのですが、そう言ってもらえることで、「時間が解決してくれるのを待ってみよう」という決心もついたし、最後の必ず乗り越えられると信じてる。という言葉でポンっと背中を押してもらった感じがしたんです。

コロナ禍でこの本に出会って、優しくて温かい言葉に本当に何度も救われました。この本がなければ私の傷はもう少し長引いただろうなと思うほど。こんなに素敵な本を作って下さった著者のハ・テワンさんには本当に感謝です。

タイトルは恋愛物の詩集っぽいのですが、中身に書かれている言葉はどれも優しく、人生に寄り添ってくれるものばかりです。心が疲れている人におすすめの一冊です。

※タイトル画像引用↓

すべての瞬間が君だった きらきら輝いていた僕たちの時間 https://www.amazon.co.jp/dp/B0894MNB52/ref=cm_sw_r_awdo_navT_g_50HY2HS3GJD73ZJHY0MG




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