これでいいのだ。
私が子どもの頃に見た「天才バカボン」は
単なるギャグアニメでした。
大人になった今の私に見える「天才バカボン」は
名言の数々が転がる
哲学アニメだったのです。
詩人谷川俊太郎先生とのコラボ
きっと子どもの頃には
理解できなかった言葉たち。
当時は「〜なのだ」に引っ張られて
意味を見出せていなかったなと思います(笑)
この詩は、シンプルにいえば
自分を大切にして正直で在るってことですよね。
でも
それが簡単なようで難しいことがあるってことを
大人になると痛感する時があります。
『自分の目に映る自分と、どう向き合うのか』
そんなことを「天才バカボン」の作中で
問いかけてくれていたとは知りませんでした。
「これでいいのだ」
この名言は
作品を知らない方も耳にしたことがあるという
言葉ですよね。
これでいい、とはなんぞや。
やはり、子どもの耳には
「ま、いっか」に似たような感覚で
どこか楽観的に聞こえてしまい
言葉の奥にある真意のようなものは
届かない気がします。
赤塚不二夫先生の葬儀の際に
タモリさんが述べた弔辞の一部を載せます。
生きている間に
私は心の底から「これでいい」と思えるだろうか。
きっと、今は
その前段階を歩いている気がします。
〝あるがままに前向きに肯定し、受け入れる〟
これは、かなり自分と向き合うことです。
〝前向きに〟がポイントですね。
そうやって向き合ってみて
「本当にこれでいいのか」と思うかもしれません。
だけど、そんな風に思うことすら
「これでいいのだ」なんですよね。
おわりに
あの時見えていたもの
あの時は見えなかったもの
今見ることができるもの
今失ったと感じるもの
天才バカボンを思い出しながら
自分の内面の成長などを感じました。
もちろん、歳を重ねることで
失ったものや衰えゆくものもあります。
そうやって
生きているということ自体を楽しんで
その先にある最期の時に
「これでいいのだ」と思えますようにと
願うばかりです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
ではまたね。
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