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雑節。〜八十八夜〜

夏も近づく八十八夜 野にも山にも若葉が茂る
あれに見えるは 茶摘じゃないか
茜襷あかねだすきすげの笠〜♪

今日は八十八夜。

八十八夜は雑節のひとつで
立春から数えて八十八日目の夜のことです。

雑節(ざっせつ)とは、二十四節気・五節句などの暦日のほかに、季節の移り変りをより適確に掴むために設けられた、特別な暦日のことである。

Wikipedia

八十八夜

八十八を組み合わせると『米』という字になり
昔から農業に従事する人々にとって
大切な日とされてきました。

この頃から霜がおりなくなるので
稲の種まきや茶摘みの目安といわれています。

八十八夜に摘み採られるお茶は
不老長寿の縁起物として重宝されていたとされ
初物はつもののお茶を飲むと
1年間無病息災で過ごせるという
言い伝えがあるそうです。

一番茶(新茶)は4月中旬~5月頃に収穫されます。その年で一番最初に摘まれる新芽が
一番茶と呼ばれます。

一番茶は冬の期間に蓄えた養分が
豊富に含まれているため
栄養価が高く、深い旨みがあって
美味しくなるといわれています。

茶葉の甘みが感じられて
後味がスッキリして飲みやすいお茶です。

緑茶の呼び名

収穫時期により呼び名が変わります。
一番茶以降の名前は…

【二番茶】
6月~7月上旬に収穫
新茶よりカテキンやカフェインが多く
若葉の苦みを楽しめます

【三番茶(番茶)】
7月中旬から8月に収穫
完全に成長した茶葉
渋みが増して香ばしく焙じ茶に合います

【四番茶・秋冬番茶】
9月~10月に収穫
安価で手軽に買えるため、普段使いに需要の多いお茶です

時期は気候や地域によって違う場合もあります。

日本茶の緑茶は
摘み取ってすぐ発酵を止めたお茶全般のことで
一般的には煎茶・焙じ茶、手軽な番茶などがあり
高級なものだと玉露・かぶせ茶・碾茶てんちゃ
などがあります。

ちなみに抹茶は碾茶てんちゃ
乾燥させて石臼で挽き、粉末にしたものです。

おわりに

緑茶も紅茶も
ツバキ科のチャノキからできています。

茶葉は摘み採られた瞬間から酸化酵素の働きにより発酵が始まります。発酵が進む前に熱を加えて作られる不発酵茶が「緑茶」。その反対に、完全に発酵させてから作られる完全酸化発酵茶が「紅茶」です。半発酵させた「烏龍茶」や、さらに後発酵させた「黒茶」などもあります。

Restaurant LE UNマガジン

お茶の種類で
飲んだ後に期待できる効能が違うのは
発酵具合などが影響するのかもしれませんね。

縁起物の新茶を新緑の季節にいただいて
季節の移ろいを感じましょう〜(*´ ˘ `*)ウフフ♡

最後までお読みいただきありがとうございます。
ではまたね。


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2022年3月にスタートしたお試しマガジンです。 かろやかに生きるって何だろう…と、きっと思われるでしょう。 かくいう私も試行錯誤しなが…

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