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竹マット昼寝日記(夏休み限定)

(随時更新)

Introduction

先日、ニトリで竹ラグマットを購入した。座っても寝転んでもとても気持ちがいい。だいたい、本を読むときの身体は、地面と平行に近い角度で伸ばされていることが多い。今年の夏はこの竹マットの上に寝そべりながら、たくさん本を読もうと思う。問題は、おそらく本のページをめくるより早く寝落ちすることが目に見えているということだけど。
というような日記です。たぶん夏休み限定。

2022年7月

2022年7月23日

SFセミナー視聴。小谷真理さん&橋本輝幸さんのオクテイヴィア・E・バトラーの話が聞き応えがあった。フェミニズムと有色人種の問題。お二人がアメリカのコンヴェンションに参加した時の有色人種ゆえの差別や疎外感、仲間(アジア人)がほとんどいなかった経験など貴重な話も伺えた。

2022年7月22日

萩尾望都SF原画展を見に行く。最初の吉祥寺から6年ぶりの東京開催。漫画の原画はもちろんだけど、小説の挿絵、表紙なども多数展示されていてしあわせだ。野阿梓「花狩人」SFM掲載時の挿絵にはじまり、『兇天使』、ジャック・ヴァンス〈魔王子〉シリーズなど。〈魔王子〉の表紙ってシュルレアリスムだなと思うなど。物販で、『百億の昼と千億の夜』完全版『銀の三角』Tシャツを買った。思えば、最初に読んだ萩尾作品は『銀の三角』なのだった。
コロナ感染者数が爆発のため、SF創作講座の講義はオンライン参加とした。フラッシュフィクション回、提出作40本すべてを大森望さん、高山羽根子さん、井上彼方さんが講評される。なにか自分の提出作「新宿ラビリンス」が3人全員から高評価をいただいた。

2022年7月21日

1日歩き回ると、翌日はどこにも出かけず、となる。

2022年7月20日

新宿を西に東にうろうろ。
奥歯の詰め物が取れていたので前の勤め先の入っている西口のビルにある歯医者に行く。とりあえず型を取る。来週の旅行のために東口で無料PCR検査を受ける。
『神々の山嶺』のアニメを松竹ピカデリーで観る。スクリーンに広がる絶壁にへばりつく、人の小ささ。山を登る場面のレイアウトが素晴らしい。
実写映画もあったはずで観てはいないのだが、実写ではなく、アニメ向けの原作だと思う。命のやり取りをする、無酸素の「単独登頂」でエベレストを目指す男の話を、どれだけ実写で俳優が迫真の演技をみせようと、カメラでそれを撮っているという状態の嘘っぽさがどうしてもありそうな気がして。

2022年7月19日

大腸内視鏡の検査自体は鎮静剤を打って気持ちよく実施されるのだが、その前の下剤を飲み続けるはとても辛い。なんとか飲んでクリニックへ行く。
鎮静剤の効きが弱かったおかげで、モニタに映る内視鏡の映像を朦朧としたなかで見ることができた。 背後から挿入された異物がからだの奥深いところを侵し、粘膜を削ってポリープを切除するさまを見るのはたまらない。

2022年7月18日

明日は大腸内視鏡の検査だということに気づく。食事制限。

2022年7月17日

今日も配信でG1 Climaxを見る。タイチ対石井智宏ザック・セイバーJr.対KENTAの試合が素晴らしい。あべみほさんの新しい衣装はすこし夏っぽい。

2022年7月16日

新日本プロレスの真夏の祭典、G1 Climaxが開幕した。28選手4ブロックごとの総当たりと決勝トーナメント。配信のNJPW Worldに加入しているので、全試合を家にいながら見れてしまうのが危険。
開幕戦のベストはウィル・オスプレイ対エル・ファンタズモだろうか。本気のELP、レベル高すぎ。

2022年7月15日

〆切二本。
SF創作講座のフラッシュフィクション課題は、アイデア二本あったのだけどイマイチ気に入らず、そのうちの一本を元にして新しい話をつくった。いや、これは、「話」なのだろうか? ストーリーを作る意欲の無さが、文字数が少ないと露わになる。
もう一つはWeb同人誌の公募で、採用されるといいな、というもの。

2022年7月14日

フラッシュフィクションに悩みつつ1日を無為にすごす。

2022年7月13日

雨で行動が制限される。傘さして出かけろよって話ではある。午後遅くに出かけて、新宿の大型書店で買い物。
『地球の歩き方 JOJOの奇妙な冒険』を『ムー』編に続いて買ってしまった。コロナ禍で旅行者が激減する中での『地球の歩き方』の生き残りかたはとても楽しいし、また外国へ行く時のヒントが詰まっている(版元が変わったからできたことでもある)。旅行に行く楽しみの半分は、ガイドブックを読んだりホテルや航空券の予約サイトなどで情報を集めて旅程を組むことにあって、その楽しみは、いまでも実行可能なことだ。
藤津亮太『「アニメ評論家」宣言』はとても優れた「アニメ」の評論だ。アニメについて語る評論、批評の中には、テーマやストーリーのような言語化しやすいことばかり語ったり、ファンや社会状況との関係を語ることに終始するものがある。しかし「アニメ」そのものの表現について踏み込むものは少ないと思う。その点、まだいくつかの章をつまみ食いしただけだが、とても満足度が高い。とくに出崎統という唯一無二のアーティストと他の監督を比較することで見えてくるものの豊かさが印象的。高畑勲の「自然主義的」作品と出崎統の「表現主義的」作品という言葉で比較し、押井守がアニメを映画にするために(つまり『ビューティフルドリーマー』を製作するために)研究した劇場版『エースをねらえ!』を押井守の言葉をヒントに解析してゆき、同じコンテ至上主義であっても微妙に異なる富野由悠季と出崎統の脚本や絵コンテに対する考え方を明かしていく過程に刺激を受ける。それでいて、多人数で製作されるアニメを「監督個人の表現」とだけみなして監督論とするのではなく、「作品」を重視する立場に踏みとどまろうとするのも好ましい。同時に、アニメ評論の多くが「口数の多い」監督の発言によって成立する点(本書の中でも語られている)や、まとまった著書としてのアニメ評論が少ないことの裏返しである、アニメ雑誌に書かれてきた記事や『アニメ夜話』のような番組で語られてきた発言の多くがそのまま散逸してしまう可能性についても考えさせられる。

2022年7月12日

pomera DM250白、予約した。

2022年7月11日

河野咲子さん「奇術倶楽部の女」を読んだ。詐欺師まがいの語り/騙りの驕慢さ、かろやかさ、やわらかさ。切られて溶けていろいろと変容する語り手だが、「かたちの細部をおとし、やや抽象的な見た目の存在へと溶けながら甘ったるい声で言った」のところが素敵。
8月中旬に、〆切が5本あるらしい? 出したい応募ぜんぶ応募すればだが。詩の教室とSF創作講座とV系SFは必須として、あとのふたつもプロット考えないと。そういえばV系実作は2本書くのだった。

2022年7月10日

投票した候補者は選挙区も比例区も当選したけれど、最悪が年を追うごとにますます最悪になっていく感じはつづいている。

2022年7月9日

ジョン・モクスリー対エル・デスペラード戦がほんとうに決まって歓喜。デスペはベルトを失いBOSJも負けた代わりに自由を手にしたと思っていたが、じっさいに自由を謳歌しているところが素晴らしい。7月30日、日本時間午前4時。
「FOOT×BRAIN」、ベルギー・リーグのシント=トロイデンVV特集、影山ゲスト回。ベルギーリーグの出身選手や、守備推しについて熱く語っていて、久々に暴走気味で楽しい。STVVの経営戦略の話も興味深い。

2022年7月8日

サラ・ピンスカーの短編集『いずれすべては海の中に』の読書会があり、13作読み切って参加する意気込みむなしく最初の3作だけ読んで臨む。最後まで読もうと思う。
いくつか本や雑誌が届いた。読まないままだとアレなので書かないでおく。
安倍元首相、銃撃されて死亡。政治家としてどうかに関わらず「あってはならないこと」ではあるが、誰がどのような理由で殺されることもあってはならないことのはずで、政治家の生命の尊重されかげんと、無差別殺人の犠牲者や、いじめで自殺した人や、殺人に等しい暴力を受けた人の生命の尊重されかげんとの差に想いをよせる。

2022年7月7日

夜、ゲンロンカフェへ行く。櫻木みわ×新川帆立×藍銅ツバメのトーク。おもしろく、ためになる話も多く、刺激を受けて帰ってきた。
想定読者の具体化。書くことは書き直すこと。自己肯定感。
みわさんとツバメさんの新刊にサインを貰う。

2022年7月6日

月イチのおつとめで渋谷のハローワークへ行く。
旧かな、旧字体の話をどこかで読んだような気がして、今日泊亜蘭『宇宙兵物語』を引っ張り出す。外惑星の基地に生きる兵隊や流れ者たちを描く連作短編集。最初の「ケルベルス嵐の日」という20ページ余りの短編を読んで、素朴にいい話であるとともに第1作目としての役割を見事に果たしていて唸る。いまは最古参の用務員として働いている老人が、昔、冥王星の基地の事故で大怪我をした経緯を語る話なのだが、外惑星(アステロイドベルト以遠)の星々の距離感、地球の関係、古参兵と地球からやってくる新入り、毎年の年中行事、などが無駄なく描かれて作品世界に引き込まれる。
SFで、そんな文字の使い方をする人は戦後の作家は自分の読書範囲では思い当たらないけれど(今日泊作品も、じっさいには旧字体が目立つわけではない。語り口調が独特なのだ)、伴名練がSFMで連載している「戦後初期日本SF・女性小説家たちの足跡」で紹介されている作家の作品が書籍化されると、また違うものが読めるのだろうか。
かぐやSFプラネットの野咲タラ「透明な鳥の歌い方」を読む。枯木枕「となりあう呼吸」のシェアワールド企画入選作。オリジナル作品の外側を補強する世界観が幻想的に描かれる。生態系・エコシステムとして、また輪廻転生としてつながる子供たちと透明な鳥。その円環の外側を希求するさきとしての海。エコシステムを育てつつ、疎外されている老人は孤独な神のよう。僕の言葉では、このように読んだ。世界を構築する理り、ものごとの繋がりが見えるフィクションは好きだ。

2022年7月5日

車を使うのは、東京都西部の、縦移動が困難な電車事情というのもある。とはいえ、井の頭線、世田谷線、武蔵野線、横浜線、南武線、多摩モノレール、西武国分寺線、どれもけっこう利用してきた。果たして、ほんとうに鉄道による縦移動は困難なのか? ただしくは、横縦横、みたいな斜め方向への移動に向かないということのような気はする。
本を読んでから寝たのが1時半ごろで、翌朝7時過ぎには起こされる。実家の朝は早く、規則正しい。ちゃんと朝食を食べる。眠い。
車は、帰り道の発進時も最初はエラー状態が続いていたが、走行中に正常状態に戻ったので、よかった(よかった?)。今日はディーラーが休業日だったので寄れなかったが、早めに行って点検してもらおう。
岸田大さんがTwitterで薦めていた嶋岡 晨『詩とは何か』(新潮選書)を注文する。橋本輝幸さんが河野聡子さんの書評集『あるときはぶかぶかの靴を、あるときは窮屈な靴をはけ』を薦めていて、詩集と一緒にTOLTAのオンラインショップでまとめて注文する。『現代詩手帖2015/05 特集SF×詩』の冒頭の鼎談、増田まもる+水無田気流+河野聡子を読む。20ページに満たないボリュームだけど密度が濃くて、何度目かにしてようやく読み切った。なにか文字列が繋がっていて、言葉が連なっていて、作者が「これは詩です」と言い張れば詩になるのかというと、それはさすがに違うだろうと思うのだけど、では何がどうなっていると詩なのかはよくわからずに、今月も課題提出の日が迫っている。

2022年7月4日

都内にある実家に行く。片道20kmほどで、電車を乗り換えながら行くよりも車の方が便利なので車で行く。コロナ以降、駐車に困らない場所ならば車を使うことが多いと思う。
その車に若干のマシントラブルがあったので、日帰りの予定だったのだが泊まることにした。エンジン始動時に各機能のシステムチェックが走るのだけど、複数機能に対してunavalableメッセージが出ていたので、夜遅くに帰るのは万が一を考えて控えた次第。
『鯉姫婚姻譚』を半分くらい読んだ。

2022年7月3日

午前1時ごろ、つまり2日の深夜だけど、藤村シシンのオンライン講座『古代ギリシャの女神と女性にせまる』第2回講義のアーカイブを視聴する。いままで文学、考古学とやってきて、今回は合わせ技、総合コースみたいな内容で楽しい。今回の内容は、家父長制社会のギリシャ人がエーゲ海にやって来る前、ギリシャ神話のゼウスたちの世になる前の先史時代(〜B.C.12c)には、女神優勢の時代があったとヘシオドス(B.C.7c)が語り、アーサー・エヴァンスが発掘(20c)したクレタ島のクノッソス遺跡、ミノア文明にはその痕跡が窺えるが果たして……?! というもの。現存するギリシャ神話の文献は、ほとんど貴族階級の男性が著したもので、女性や、民衆、奴隷が物語っていた神話は残されていないというのは大きな学び。
ポツポツと本を読む。

2022年7月2日

新宿まで本を買いに出かける。最近は東口の紀伊國屋で買うことが多かったので、西口のBook1stに行ってみた。新本格ミステリ35周年フェアをやっている。読んだ覚えのある本や、読むつもりだった本や、全く知らない本が陳列されている。「あなたは誰ですか、なぜ死んでいるのですか? いつどこで誰にどのように殺されたのですか?」と問うのがミステリなら、「あなたは誰ですか、なぜ生まれたのですか? いつどこで誰にどのように創られたのですか? そしてどこへいくのですか?」と問うのが自分にとってのSFのような、気がする。(2人称の「あなた」の代わりに、he/she/they あるいは「わたし」としてもよい)そうすると、SFミステリというのは、何を読者に、そして作者に、問いかけるものになるのだろうか?
本屋に来た目的はまったくミステリには関係なく、目当ては藍銅ツバメ『鯉姫婚姻譚』。もう1冊、ロバート・E・ハワード『英雄コナン全集1』も。
けっきょく購入したのはこの2冊に加えて、ウィリアム・ギブスン&パッド・カディガン『エイリアン3』夢枕獏『仰天・俳句噺』『ナイトランド・クォータリー vol.29』(サロメ特集+ムアコック作品掲載)で、計5冊。
自分が10代の時に出会った夢枕獏、ハワード、ムアコック、ギブスンの新刊と、創作講座で一緒に学んだ仲間のデビュー作を一度に手に入れるという、特別な買いものになった。
獏さんのエッセイはかなり多方面に話が飛び回ってぐだぐだ(そこが面白いが)なのだけど、70歳をすぎた老人となり、リンパ癌のステージIIIとなった作者の老いと死に向きあった内容で、他人事でなく考えさせられる。

2022年7月1日

関東平野はあまりに暑いので、箱根まで日帰りしてきた。それでも31℃だ。
ポーラ美術館で絵を見て、ご飯を食べて、森を散策。絵を見るのは、正直主目的ではなかったのだけど、2時間ほど運転して疲れているところで見ても、集中できない。どちらかというと、眠りたいけど眠れない感じの疲れが。
レストランではヴィーガンメニューを頼んだ。大豆の唐揚げにサラダなどのプレート、豆カレー、ハーブティー。美味しいです(食レポに向かない語彙力)。ヴィーガンでもベジタリアンでもなく、魚も肉も食べるけど、30歳すぎたくらいからは、絶対肉を食べたい、みたいな欲求はあまりないので(食べる時は食べます)、ちょうどいい感じだった。ポーラは建物の外の森を散策できるのがよくて、昨年展示会をやったたロニ・ホーンの円筒形のガラスのオブジェが森の中にはひとつ残されていた。

2022年6月

2022年6月30日

暑いからといって、部屋の冷房つけっぱなしにするのが勿体無いし、引きこもりになってしまうので、外出。二駅隣の駅前のスタバで読書その他。まっとうな気温ならば歩くのに適度な距離なのだが、日中歩くと死ぬので、電車で。その駅には非チェーン店のカフェも食事するところもたくさんあるので、他の店に入ればよいのだけど、何時間もサードプレイスに使って大丈夫か分からないので、けっきょく気楽に入れるスタバに行くことになってしまう。ちなみに近所にはタリーズがない。
『スノウ・クラッシュ』を読み始める。ハードカバー版。最初の30ページほど。
18時過ぎに店を出て、徒歩で帰宅。やはり暑い。
『宝石の国』は無料期間中にはぜんぜん読めなかったので、Kindleで地道に読んでいくことにする。

2022年6月29日

朝から健康診断。身長体重から心電図、エコー等々、最後に内視鏡。待ち時間に伴名練『なめらかな世界と、その敵』のあとがき、解説を読む。鎮静剤打って内視鏡検査するので熟睡する。とても気持ちよい。12時前に起こされ、クリニックを出て向かいのタリーズで昼食。鎮静剤が身体から抜けていないので、朦朧としたまま「なめ敵」表題作を読む。
ダルラジ第3回が公開されたので聴いた。実作『無名(関数)祭祀書』への言及ありがとうございます。自作については、あらためて振り返りを書きたいと思っている。

2022年6月28日

サラ・ピンスカーの短編集を読みはじめる。『誰も正常ではない』もぼちぼちと。『宝石の国』が月末まで無料で読めると言うことなので、アプリ入れて読み始める。1巻読み終わって、線の細さと話の複雑さにおいてとてもF.S.S.的で、つまりは副読本とかないとつらいのですが、という気持ち。
日が傾いてから、昨日のリベンジで、図書館に届いている本を借りてくる。いまMMTの勉強するターンではないのだけど、まとめて。往復3000歩くらい歩くのだけど、日が傾いても暑い。
明日が健康診断だから夜9時以降は食事禁止。そう言われると何も食べずにいられるのだから、ふだんも夜食とかは控えられるのでは? と思う。しかし身体的欲求は思考に先行する

2022年6月27日

昨日行きそびれた図書館に行ったのだが、月曜日は休館日だった。予約した本が届いているのだが、受取期限は金曜日なので今週中にリトライだ。群像の春の松浦理英子エッセイ号とインタビュー号を借りていたので、読んで返却ポストに返した。『ヒカリ文集』の摩擦係数の低さ――そのような人物を描く小説なのだから当然なのだけど――による捉えどころのなさ。再読しないとそのままするっと忘れていってしまう気がするが、忘れたくない、ような気がする。『ナチュラル・ウーマン』のような摩擦係数の高い小説を求めているところはあるけれど、そんなしんどい人間関係は現実に望んでいないのになぜなのか。摩擦というのは摩擦面が接しているから生じるもので、そもそも面と面の角度が異なれば、ぶつかっている直線以外では摩擦も発生しないし、だからむしろ、同じ角度の面を求めているようなところはあるかもしれない。

2022年6月26日

昼過ぎに新宿に行ってみどりの窓口を訪ねる。一ヶ月後のサンライズ出雲の切符を購入した。出遅れたため、残念ながら通常シングル。もっとも窓口の方に聞いたらシングル・デラックスは10時に来ても取れないことがあるそうだ。
紀伊国屋で書籍4冊購入。『血を分けた子ども』、『無垢なる花たちのためのユートピア』サイン本 、『歴史とは何か 新版』、 『新しい声を聞くぼくたち』どれも読みたくて買っているのだけど、読むのか? いつ? ほかに今月買った本を確認した。『いずれすべては海の中に』、 『コークスが燃えている』 、『誰も正常ではない スティグマは作られ、作り変えられる』、 『ポストヒューマン・スタディーズへの招待 身体とフェミニズムをめぐる11の視点』、 『新疆ウィグル自治区』、『外国人差別の現場』、『超動く家にて』、『ユリイカ6月号 特集ゲルハルト・リヒター』、『紙魚の手帳Vol.05』、『SFマガジン8月号』。何らかの作品を書く(かもしれない)ことを想定した参考文献だったり、もっと単純に自分の興味の方向に基づいたものだったり。
カフェで読み書きしているときは、ノイズキャンセリングのイヤホンを使っている。音楽は聴いたり聴かなかったり。店を出るときに外したら、周囲の会話でものすごい騒音だった。この中で誰かと会話しても、目の前にすわる相手の声を聴きわける自信がない。聴覚劣位というか聴覚過敏というか、音楽などとちがう、作り込まれていない自然な環境の中で響く音声から聴くべき音を抽出するフィルタ機能があまり働いていないので、音を言語化するのは苦手だ。
創作講座メンバーその他による、読書会の企画が連発している。『ハイペリオン』企画も8月予定ということでUPした。

2022年6月25日

昨日のSF創作講座の講義からそのままオールナイトで懇親会。『トップガン・マーヴェリック』の話できて楽しい。「人の心にはATフィールドが必要だ」と主張する若い人に「俺は自分の周りにミノフスキー粒子が散布されていればOKだ」とか応じて、ファースト原理主義のオールドタイプのアニメファンぶりを発揮する、最悪だ。完全体になる人が多くて頼もしい。小説の書き方の話、プロットとか文体とか。プロットは絵コンテか下書きか。キャンバスの上に下地から徐々に色を重ねていくような書き方があると知る。
朝帰りして、昼間は概ね寝ていた。

2022年6月24日

SFマガジン8月号を購入。ハヤカワSFコンテストの一次選考結果が発表されていた。シェア・ワールド合作企画『トランジ』能仲謙次武見倉森揚羽はな菊地和弘渡邉清文稲田一声が選ばれていた。ひとまずは良かった。これで、プロデビュー〜同人誌頒布なんらかの形で世に出せる目処がたった。ほかに、SF創作講座6期の瀧本無知さん、庚乃アラヤさんもいらした。
SF創作講座のため五反田へ出かける。3回目の講義。宮内悠介さんの話が実践的でためになる。作家として生きる戦略。文章を支える語彙は読書体験による。自分の強み。マーケットを作り出す。梗概はなんとか全部読んで臨んだものの、実作はまったく読めていない。前回の分も合わせて、少しづつでも読まねば、と思う。

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