#73 特別支援学校に行ってきました

こんにちは、Mikuです。

10月中旬に教員免許取得のため、特別支援学校に2日間実習に行っていました。 今更感がありますが、最近やっと整理ができてきたので色々と綴ってみたいと思います。

※私が配属されたクラスが高校3年生で、なおかつ学校自体知的障害・精神障害の生徒が多かったということだけ前提としておきます。

悲しかった

普通だったら、高校を出ると就職か進学かというのが普通なのでしょうが、彼らには就職の一択しか与えられていないような感じがしてしまいました。(知的障害なのである意味仕方がないといえばそれまでなのでしょうが。)

また、とても障がいが重い子は、学校で就労実習のようなことを(一応)やっているにもかかわらず、高校を出ればそのまま生活介護というケースも目の当たりにしました。その子自体、決して悪い子ではないし、まだ若いのに…とても残念な気持ちになりました。

家族の温かさを目の当たりにした

これは本当に恵まれている家族のケースなのでしょうが、帰るまでちょっと不機嫌気味だった子たちが、下駄箱で親の顔を見るなり、すぐに笑顔になって「ただいま!」と言わんとばかりにお父さん・お母さんに抱きついている様子を目の当たりにしました。なんだかこちらまでとても温かい気持ちになりました。

障がいはあれど、結局普通の子ども

障がいを持っていても、彼らにも好きな食べ物や好きなキャラクターがあります。先生にも人懐っこく話しかけている生徒もいます。わたしが、「先生、人参がとても苦手なんだ…」って言ったら、「えー、美味しいですよ!トマトの方が美味しくないですよ!」って言ってくれるような生徒もいます。その点、やっぱり普通の子どもなんだって思いましたし、変に特別視している自分がいることに気づかされました。

でも、すごい子どもたち

普通の学校なら、クラスに障がいのある生徒がいたら、大抵いじめの対象になってしまうことも少なくありません。でも、この学校では、みんながそれぞれ違う障がいを持っていることがある意味当たり前で、自分の障がいだけでなく、クラスメートの障がいに関してもきちんと理解して、時には助け合っている姿が印象的でした。その点、普通の学校のこどもたちよりも優れているポイントだと思います。

一人一人に向き合う先生の姿に憧れた

普通の学校なら、1人の先生がクラスの約40人もの生徒の相手をしないといけないため、よほど誰かが問題行動を起こしたりしない限り、1人の生徒としっかり向き合うことがなかなかできない現状があります。でも、ここの先生方は、2人ないし3人で5人から7人の生徒を担当していました。一人一人の特性を理解して、関わり方などもちゃんと考え、そして「向き合う」その姿にわたしはとても感動しましたし、わたしが学校の先生になった際のありたい姿そのものだなと思いました。


本当に、2日間あっという間で、体力的なしんどさもありましたが、行ってよかったなと思います。これからも、何らかの形で特別支援に関わっていけたらいいなと心底思いました。

Auf Wiedersehen!

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