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本レビューまとめ

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読んだ本のうち印象に残ったものをさらりと記録。
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記事一覧

【本レビュー】スモールワールズ

【本レビュー】スモールワールズ

スモールワールズという題名から

私たちは地球という大きな自然の中で
生きているけれど、
それぞれの小さな枠組みの中で
人が重なり合って生きてる。

人は結局は1人だともとれるし
1人ではないともとれた。

一つひとつの物語で登場する人物皆、
人とまたは自分との深い対話を通し
自分の中の真理を認識して
上を向こうとしていた。

それは1人では生まれないもので、
世の中理不尽なこと
不平等なことばか

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【本レビュー】きりこについて

【本レビュー】きりこについて

ぶすの基準って誰が作ったの。

今生きる世界をそのままに受け入れて

考える前に感情のままに生きてた子供の頃

なんて貴重な日々だったのだろう。

何にも染まらない酔っ払っていた日々。

少しずつ家庭から学校という社会に

外に外に出ていけば行くほど
複雑になっていく。

きりこ心が透明でまっすぐだからこそ

きりこの外見を想像して可哀想だと
思ってしまう自分がいた。

私もやっぱり外側に囚われて

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【本レビュー】月曜日の抹茶カフェ 

【本レビュー】月曜日の抹茶カフェ 

「木曜日のココアを」から気になって
月曜日の抹茶カフェにやってきた。

「木曜日のココアを」同様、心が晴れやかに前向きになれる一冊だった。

たわいもない日常のように進んでいくけど、
そのシーン、言葉一つひとつに重みがあって、気づきを与えてくれる。

自分自身と重ね合わせて考えるきっかけをくれる。

最後のあとがきにあったように、外見よりも、絶対的に内面。

今の時代、外見、見せ方ひとつで商品も人

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【本レビュー】今日の人生

【本レビュー】今日の人生

毎日の何でもない気づきが人生で、
一つひとつの出来事から生まれるその気持ちが人生なんだって思った。

その気づきを与えるきっかけをくれるのが

『映画や音楽や芝居や、そして、本を読むことは自分の世界に「手すり」をつけている そういうことなのかもしれません』

本当にそうだなぁって共感して
また本を手に取った。

ミリさんの本を読んで
毎日を大事に生きていきたいって思った。

気を張って生きるとかそ

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【本レビュー】傲慢と善良

傲慢=おごりたかぶって人を見下すこと
善良=嘘や偽り、ごまかしの無いこと

とにかく自分に投影して考えさせられ、その先が真実が知りたいとあっという間に読み終わってしまった。

私を含め、世の中の人は自分なんてって自己肯定感が低いとか、ストレスに弱かったりとか自分を蔑む人が多いけど、その内側には、自分に一番甘くて、自分が一番大事で、いつの間にか相手にばっかり、周りにばっかり求めて、無意識のうちに自己

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【本レビュー】滅びの前のシャングリラ

【本レビュー】滅びの前のシャングリラ

野生な人間、人間丸出しみたいな作品だった。

初めて凪良ゆうさんの書籍。

頭の中で映像が次々に出てきて
その世界観に圧倒され
あっという間に読み進められた。

理性と秩序を持った
"人"が
最後は野生のように
ただ本能と感情のままに
"人間"になっていた。

最期が分かってやっと
一番大事なものに気付けて
本来の自分に戻れていた。

明日死ぬかもしれないと思って生きる意味が分かった気がする。

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