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「好き」ということ。

こんにちは、Mikuです。久しぶりにnoteを書く時間を設けることができました。そしてそんな今回は「好き」ということについて少し考えてみました。

なぜ今このテーマでnoteを書いているのか、私自身もよく分かってはいませんが(笑)、最近は新しいものを作ることや目の前のことに追われて、自分自身がいっぱいいっぱいになっていたので、「私の好きって何だろう?」というところに立ち返ってみることにしました。

私はこれから先、長い年月をかけながら日本文化や伝統工芸の職人さんを守りたいと思っています。このお話をするとほぼ確実に「なぜですか?」と聞かれるのですが、この答えが「好きだから」です。

時を戻して3歳の時。私が着物を着た1番古い記憶です。祖父母が買ってくれた赤い着物を七五三で着せてもらった私は、両親や祖父母、写真館のスタッフの方々に「かわいいねー!!」「着物がよく似合うねー!」と褒めてもらったことで、幼いながらに「着物を着ると周りの大人がみんな笑顔になって、みんなが褒めてくれる」ととれも嬉しかったことを覚えています。

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その後も親戚がお寺ということもあり、行事のお手伝いに行くときに着物を着たり、親戚の結婚式で着物を着たり、ということが何度かありました。また、昔から祖母が着物好きだったため、昔から家に着物がたくさんあり、あまり珍しいものではありませんでした。

着物にぐっと引き込まれたのは成人式の時。成人式でテキパキと振袖を着せてくださった美容師さんを見ていて、「私もこんな風に人に着物を着せられるようになりたい。自分でも着られるようになりたい。」と思うようになりました。そして23歳の時、その美容師さんを通じて着付け教室をご紹介いただき、お稽古に通うようになりました。

好きなことにはとことんのめり込んでしまう性格の私は、着物の魅力にどっぷりつかっていきました。どんなに疲れていても、どんなに体調が悪くても、着物を着ることが楽しくてしょうがない私は、片道2時間半の距離を車で通い続けました。

着付けの全国大会にも2016年から出場するようになり、準決勝敗退⇒6位⇒5位⇒準優勝と、少しずつ順位を上げていきました。

↓準優勝が悔しすぎて号泣した後…

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もちろん今まで楽しいことばかりではありませんでした。結果が思うように出なかったことももちろんですが、お稽古でも全然うまくいかずに悩んだり、お稽古の帰りに、自分のできなさに悔しくて泣いたり。

でも何があっても楽しいと思えるのは、やっぱり着物が好きだから。日本文化が好きだから。

私は好きって本当にすごいなと思っていて。

好きだからこそ、本気で取り組めるし、頑張れるし、負けても立ち上がれる。
好きだからこそ、熱く語れるものが生まれる。

好きって本当に強くて、どんなパワーにも変化するんですよね。

これはきっと「モノ」や「コト」だけじゃなくて「人」に対しても言えること。好きだからその人のために何かしたいと思うし、本気で寄り添えるし、その人のためなら何でもできてしまう。きっと「愛」と一緒。

このnoteを書くにあたって、自分自身の「好き」という感情をいろんな側面から考えてみましたが、私はこれからも自分が感じる「好き」という感情を大切にしていきたいし、自分の中の「好き」という感情に素直でありたいなと思っています。

今回もお読みいただき、ありがとうございました。

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