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【結婚式PdM10】誰がいつまでに作るかを決める(プロダクトバックログ)

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ここでは、何を、いつまでに、誰が、どのように作るかを一覧化して作業を進めていきました。
プロダクト開発でいうとHowの部分です。


プロダクトバックログ

Whatで作成したユーザーストーリーマッピングをもとに、フェーズごとにプロダクトバックログを作成しました。
以下のように記載をするルールです。

  • ①ユーザーストーリー、カテゴリ、受け入れ基準、納品日についてはバックログ作成時に記載

    • ユーザーストーリーは、一目で必要性含めてわかるように、「XXX(誰が)が、YYY(理由・目的)なので、ZZZ(何を)がしたい」というフォーマットで書いています。

  • ②優先順位を決定

  • ③担当、レビュー者はスプリントごとにプロダクトマネージャーが記載

  • ④製作方法、メモ(完成物のリンク、外注後の納品日など)、完了チェックは、担当者が記載

    • 検討中や製作中に都度報告しながら、②の優先順位はスプリントごとに再検討

プロダクトバックログ

※ここでは優先順位は解除されています。

優先順位の付け方

ここはQCDが大きな判断基準にはなりますが、一概にこうしたら絶対に優先順位が決まるというのはありません。
これはプロダクト開発でも同様だと思います。

QCDを基準に諸条件を鑑みて、総合的に判断していきますが、
本当にいろいろな場面が発生します。例えば以下です。

  • 装飾物がホテルへの納品期日に間に合うか怪しい

    • 外注だと時間がかかる

    • じゃあ内製でやればより早くなるのか

    • 既製品を買うという方法はないか

  • ムービーを外注すると明らかにダサい

    • 自分たちで製作して、質を担保できるのか

    • 質を担保できるとしても、コスト(労力)がかかりすぎないか

  • どうしてもこの装飾品がいいが、値段が高額

    • 代替品はないのか

    • 自作する方法はないか

    • 他の何かを諦めて金額でバランスをとれないか

  • タスク量がオーバーしていないか

    • オーバーしている人がいた場合にフォローができるようにしているか

などなど。
まさにプロダクトマネージャーの腕の見せどころ、といったところでしょうか。


例えば

装飾品にお金をかけたい

一貫した体験を担保するために、五感で感じる体験を重視しています。
なので、ウェルカムスペースに飾るもの、BGMのCDなど金額がかさむことは見えていました。
そこで、招待状や食事のメニュー表は自作のWeb招待状(Google Site)で完結させ、意味が見いだせない芳名帳はナシにすることで、すべてのコストをカットし金額を抑えました。
しかも、Web招待状の中で体験を向上する施策を打ったので、結果的にコストを抑えて価値を向上するという良い結果になりました。

メッセージムービー制作

一般的な結婚式の場合、ゲスト一人ひとりへのお手紙を書いたりします。
ただ、手紙を書くのはめっちゃくちゃ時間がかかるのです。
例えば50名のゲストの場合、一人に15分かけたら750分=12時間以上です。
前日の夜中まで手紙を書いてたよ〜というのは友人からよく聞いていました。
そこで私達はメッセージをムービーにすることにしました
それであれば、撮影さえできてしまえば最悪そのままでもよし、編集して字幕つけてクオリティを上げてもよしなので、リスクヘッジができると考えました。撮り直しも容易ですし。
しかも文字だけよりも表現の幅も広がりますし、YouTubeにあげておけばいつでもどこでも見返せて、手紙みたいに捨てていいのか困ることもない。ということでこれもコストを抑えて価値を向上できたと思います。
最終的に先に撮影したミコトのメッセージは字幕をつけましたが、妻の方は字幕をつけないという形でリスクへの対応もできました。

などなどですかね。


個人的に優先順位や割り振りこそ上手にやらないと、夫婦喧嘩のもとなのでは?と思っていますw
「今いっぱいいっぱいだよー!!!」とか「なんで終わらないの?」とか言い合いしている夫婦が目に浮かびます。

次回はリリース方法です!
ではではー!


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