【タイ🇹🇭100時間瞑想Vo.2】 Vipassana体験記〜心と体の葛藤編

こんにちは、ユナです😃

今回は、Vipsassana（ヴィパッサナー）体験記の続き。前回の記事はコチラ。

葛藤だらけの瞑想体験を綴ります😁。誰かのお役に立てますように〜。

1. Vipassana瞑想方法

（行くまで知らんかったw）ゴエンカって人がVipassana瞑想を普及させたみたい。古くは、ブッタの時代からあった瞑想法なのだそう。瞑想10日間は、彼の音声や映像で指導を受けていく（※この方はすでに他界）。

出典：Lotus Buddhas

一人、ティーチャーと呼ばれる人が前に座る。でも、彼or彼女は、ほぼ言葉を発しない。グループ番号が与えられ、時々グループ名が呼ばれる。その時だけ、話したり、一緒に瞑想した。お昼休みは個人的に相談できる。私は、苦しさのあまり2日目にアポをとった（後述）。

瞑想テクニーク

10日間で教えられた、瞑想法は4つだけ。1つを2〜3日かけて繰り返し行なっていく。

1. 呼吸を【観察】する。

2. 鼻先から上唇までの、トライアングルエリアの【感覚に集中】する。

3. 頭からつま先、つま先から頭まで、往復しながら、体のパーツごとに感じる【感覚に集中】する。

4. 頭からつま先、つま先から頭まで、往復しながらフローで体の【感覚に集中】に集中する。

使うのは、①息と②体感のみ。瞑想中、たったそれだけ。

これがかなりムズイ😅　雑念さんが、「また来たぜ🌞」ってやってくる。頭がまるで、TV。クルクルと、別の画面（ストーリー）へ飛んでいく。ハッと、瞑想中だったことに気づく。そしてまたすぐ雑念の世界へ。その繰り返し。

ティーチャー曰く、「"1分"でも呼吸にフォーカスできれば、集中してるってこと」らしい。「1分で、いいんだ！」って一瞬思った。いやいや、瞑想の1分は永遠よw

（動画の）ゴエンカさんは、注意点を3つあげていた。

瞑想中の注意点

• 目を開けない。

• 首を伸ばす。（気道確保）

• ポーズを変える時は、ゆっくりじんわり。

早速、3つトライ。気づいた。

目に映るビジュアルって、脳が動くきっかけになるんだ。また、頭をポリポリ掻くなどの動作でも、思考が働き始める。なるほどね。

2. 心と体を解放する方法

1日目、実はギャン泣きした😭

キツすぎて。1時間も座ってられない。体のあちこちが痛い。足は痺れて感覚がない。呼吸に集中、って退屈。1時間が死ぬほど長い〜〜〜。

こんなんで、10日越せる？　想像した瞬間、ヒィィィ〜〜〜！（悲鳴）。恐怖に変わった😱。Vipassanaが怖い。やだ…。

感情は天気☀️☔️☁️

ギャン泣き2日目。耐えれず、先生のアポをとった。対面した瞬間、涙がドブのように流れた。先生、ティッシュを差し出す。

私　：「ひっく、ひっく」
先生：「泣いてちゃ、わかんないですよ」
私　：「瞑想するのが怖いんです。体が痛い。全然、集中できない。時間が長い。」
先生：「瞑想は、あなたを傷つけない。あなたは、ただ呼吸を観察するだけ。」
私　：「でも、怖い。不安でしょうがない。」
先生：「不安は不安。幸せは幸せ。私たちは人間です。いろんな感情を持っています。それは自然なこと。湧いた感情をそのまま認める。そして、観察するだけ。」
私　：「ひっく、ひっく。はい、やってみます。」

泣きながらも、頭は冷静だった。この状況から、脱却したい。先生の言葉を何度も反芻した。

「感情を認める」とはどういうこと？🧐
とりあえず、「不安がいるな」って思ってみた。すると、少し不安との距離ができた。君（不安）と私は、別物だった？　葉っぱから出た、胞子みたいな。そして、観察した。「もくもくしてるな」とか、「色はグレーだな」とか。

あら不思議。忘れた頃に「不安」が居なくなってた。

いつも、どうにかしようとアタフタしてたのかも。不安じゃないって、誤魔化したり。それが逆に、巨大化させてきた？

消えたかと思ったら、「よ、また来たぜ」ってやってくる不安さん。しょうがない。これは自然。人間だもの。ただ、存在を認めていく。

あら不思議。また、気づいた時には、「不安」が居なくなってた。

みつをさん、やっと意味がわかりました

ティーチャー、正解！
あらゆる感情は、自然にやってくる。来たんだね、って思う。それだけ。心がホッとした。存在を認めると、自分が安心するなんて。

不安＝悪魔、幸せ＝天使、って区分してた。でも、感情に善悪なんてない。自然に出て来ちゃう。

まるで、天気だ。晴れる日もあれば、雨の日もある。天気は、私たちの都合で変わらない。そうか、感情も自然だったのか。

これまた不思議。不安とお付き合いできるようになったら、長く座れるようになった。

リラックスできる姿勢

Vipassanaでは、ありったけのクッションを使える。1日10時間も座る。みな、クッションを足や尻に重ね重ね、ベストポジションを探す。

私もいろんな座姿勢を試す。ここで思った。体が楽な姿勢と、呼吸が楽な姿勢は、同じじゃない。瞑想は、呼吸命。私は、楽に呼吸できる姿勢を探した。

それがなんと、体操座り。海外びいきの私でも、体はしっかり日本人。運動会で、長時間鍛えたあのポーズ。小さい頃の習慣ってすごいな。一番、安心して呼吸してる🤣

日本人に染みついた体操座り

ちなみに、仏教では足先を前（ティーチャー）に向ける座り方は無礼にあたる。私は、持って来ていた布で、足指先を隠した。これでオッケー。

体操座りを発見してから、呼吸が穏やか。長時間座れるようになってきた。いち早く、呼吸がリラックスするポーズを見つけるって大事😉

雑念との付き合い方

私はモンキーマインドの持ち主。
すぐ、脳が雑念に持っていかれる。あ、雑念！って気づいたら、ピコピコハンマーで叩いていた（※イメージです笑）。あれ、なんだか心がモヤ🌫️る。

もしかすると、「叩く＝否定する」になってる？　不安に悩んでた時と同じ。受け入れることが先なのでは？

「雑念さん、いつもありがとう。でも瞑想中だから、今はいらないよ。」

雑念さんに、優しく話してみた。

優しく話してみた。すると、不思議。いつの間にか、心のモヤ🌫️が晴れていく。

私の癖だ。否定癖。ダメ🙅って、勝手に決めつける。心をコントロールしがち（できないのに）。心は自然、ネイチャー。思い通りにはならない。ただ、認める。私たちにできるのは、これだけ。

瞑想を評価しない

もう一つ、発見した。瞑想を評価しないこと。
一回集中できると、それを次も求めちゃう。今のはイマイチだった、朝のは良かったとか。

「瞑想は、瞑想。」

黙って、座ればそれが瞑想。マルバツはない。
10日間、同じ瞑想は一度もなかった。私たちは生きている。瞑想も生きている。同じ時間はやってこない。

I love myself

　（動画の）ゴエンカさんが言っていた。

I love my wife, my husband, my daughter, my sun…and so on.

　と言ってる時は、彼らに自分を満たしてもらおうと期待してるんだって。瞑想を続けると、まずこれがやってくる。

”I love myself”

そう、私にもやって来ちゃった。

8日目あたり。「瞑想するの楽しいな」って思い始めた（ギャン泣き時代が嘘のよう🤣）。 否定癖、コントロール癖など、毎日が発見。癖を見つけたら、あばよ〜ってリリースしていく。

そして、突然。「自分って、めっちゃ可愛くない？」「一生懸命生きてて、愛おしいやつぅぅ〜」って思った。

これって、”I love myself”？　
いやん🫣自己愛、出てきちゃった💛

3.　終わりに

10日目の朝10時。サイレントが解禁。おしゃべりOKに。でも、私は口を開けたくなかった。心地の良い感覚が広がっていた。もう少しこのままでいたい。

収入が増えたわけでもない、恋人ができたわけでもない。「無職、未婚、37歳」に変化ナシw。環境は、一切変わってない。なのに、自分が少し変わった気がする。私が私を幸せにしてあげられた。

生きる自信が生まれた。