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雇用・被雇用問わず重要な"ビジネスビルダーシップ"、失敗しながら学んだビジネスの本質【初note】

〈経営者、起業、事業作りに興味のある方向け〉【初note】

会社を経営して3期目、オンラインサロンの運営なども始まったのでnoteも初めてみました!

で、何を書こうかなーと思ったのですが、実際に体験したことの方が最初は書きやすいし、自己紹介も兼ねてと思い、起業し失敗しながらも最近気付けた内容を書いていきます!

1.自己紹介 -実演販売会社を経営-

ただとは言え、『いやいや、てかまずお前誰やねん!』という方ばかりだと思うので、さらっと自分の話からすると、僕は大学を卒業した後一般的な企業には就職せずに実演販売士として働き始めます。
*実は就活もうまくいっていたのですが、考えがあって選考辞退しました。その辺の話も需要があれば今後書きます。

初めは東京の実演販売会社に所属、2年目から東海エリア初となる実演販売会社の立ち上げを行い、共同代表に近い立場で参画します。
26歳の時に起業し法人化、テレビやCM案件なども現在出演しています。

会社ホームページはこちら


僕の場合は起業しよう!とした時に完全にプロダクトアウト型の起業を行なっていて…その後だいぶ苦労しました。。。

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*プロダクトアウト型…会社や個人の方針や作りたいもの、現在のスキル・経験で提供できるものをベースに商品開発ビジネススタートを行うこと
*マーケットイン型…プロダクトアウトと反対に顧客の意見・ニーズを汲み取って商品開発・ビジネススタートを行うこと

26歳で起業したものの、スタートからずれていました。。。
今回のnoteでは会社経営し、様々な方とビジネスをしてきた中で気付き雇用・被雇用問わずビジネスで重要な"ビジネスビルダーシップの基本"について書いていきます。

2. ビジネスビルダーシップ(BBS)とは?

実はこの言葉、一般的な言葉ではありません、検索しても出てきません(笑)
今、他の経営者の力を借りながらオンラインサロンを運営していまして、その中で用いられている造語です。

*ビジネスビルダーシップ(BBS)
雇用・被雇用問わず、自分の頭で考え主体的に自分のビジネスを構築・改善していくという思想・考え方。
自分の頭で考え、自身の成果物を出すという姿勢を持つこと。

と定義しています。

一般的に言われる"アントレプレナーシップ"と対比すると…

*アントレプレナーシップ
事業創造や新商品の開発など高い創造意欲を持ち、リスクに対しても積極的に挑戦をしていく姿勢や発想、能力などを指す起業家精神を意味する

アントレプレナーシップは事業創造に重きを起き、新しいことに挑戦することがメインとなる。そこから連想されるのは起業・独立・会社経営などであり、"新しく物事を始めることが正しい"というスタンスなんですね。

対して、ビジネスビルダーシップの場合新しいことに重きをおいている訳ではなく、"自分のビジネスを主体的に構築・改善していくマインド"を指します。
根底は自分の人生を主体的に生きるという部分であり、外的要因や目に見える実績に重きを置いていない点が挙げられます。

ここの概念的な話は長くなるのでこのくらいで!(笑)
次の章から実際に僕が経験したBBSの重要性を体験談を交えて書いていきます。

3.ビジネスビルダーの3種類

小さな企業を成長させる分野で世界一のコンサルタントと言われるマイケル・E・ガーバーによると、経営者には3つの人格があるとされ「起業家」と「マネージャー」と「職人」というタイプに分かれるそうです。

*起業家タイプ…変化を好む理想主義者。新しいビジネスに繋がる活動を行う役割を担います
*マネージャータイプ…管理が得意な現実主義者。ビジネスに必要な人の管理、仕事の管理、費用の管理を司る役割を担います。
*職人タイプ…手に職を持った個人主義者。自分の技術やノウハウで、現場の実務を遂行する役割を担います。

この性質は完全にどれか一つに絞られるというものではなく、人間誰しも3要素を持っていますが、どの性質の割合が多いのか?という感じですね!

皆さんは起業してからの5年後のビジネスの生存率は20%、10年後では5%未満という統計が出ていることはご存知でしょうか?

多くのビジネスが失敗に終わる理由は、経営者が"起業家"の考え方やノウハウを持たず、"職人"としての技術やスキルのみでビジネスを始めてしまうことが一番の原因とされています。

特殊なスキルや技能を持つ人たちが起業する前にも後にも"経営"については全く勉強していないことが問題だと言われています。

大学に「経営学部」はありますが、会社経営を学術的に分析するあくまでも"学問"のため、実務と乖離している印象は否めません。

起業初期、僕は完全に職人タイプの起業家でした…

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"実演販売士"というものを売るプロとしてのスキル・経験・知識はありましたが、理想を伝播させる起業家気質や管理を行うマネージャー気質はほとんどなく"スキルのみで生計を立てていた"状態です。

法人化をしていたものの、基本的には個人事業主の延長のような形で…恥ずかしながら最初の2年間はシステム構築や人事制度といったバックオフィス的な制度設計はほとんどできていませんでした。。。
*税理士と社労士の顧問はつけたので実務処理はできていますが…ビジネス的な観点です

また事業目標も「このくらい売上上がったらいいなぁ」くらいの希望的観測で、数字からの逆算が全くできていなかったんですね。。。
*いや、ほんまに考えが甘すぎてアホすぎる…

今ではビジネスは全て数字で表現することが大切だと痛感しています。

・業界全体の市場規模はどのくらいなのか?
・競合の売上はどのような構成なのか?
・広告宣伝費を使った場合の費用対効果の見込みは?
・新規の営業効率は?既存の営業効率は?
・採用した人材の育成コストと見込み売上は?

今は多くの経営者や経営コンサルタントの方と一緒に新規事業をしたり勉強会に参加させていただいたりしたことで多少会社の体制を立て直すことができたと感じますが…それでもまだまだビジネスの設計がしきれていません。

これから起業・副業など新たなビジネスを考えている方もいらっしゃるかと思いますが、その際に

・自分のビジネスタイプを客観的に見つめ足りない要素を補う工夫をする(アウトソーシングも可)
・自分のビジネスを全て数字で把握する

という2点は心がけてみてください!

4. ビジネスビルディングの初手は自分と市場のWin-Win探し

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※上記図は僕の師匠が作ったもので流用させてもらっています

「道徳なく経済は犯罪である」
「経済なき道徳は寝言である」
(二宮尊徳)


起業・副業などビジネスをビルディングする際に大切なのが"自分のしたいことと人が喜ぶことの間をとる"ということです。

前述のプロダクトアウト・マーケットインの話にもつながりますが、市場のニーズと自分のしたいこと(できること)の中間値を取らなければビジネスとして成り立ちません。

考えてみればわかることですが、人生におけるビジネスの割合って相当に大きいです。

お勤めの方であれば1日8時間労働…寝る時間を考えたら起きてる間の半分以上を仕事が占めています。

個人事業主・経営者であれば四六時中自分のビジネスについて考えることになります。
僕もそうですが、これは大げさではなく、「単純にビジネスについて考えていなければ収入は得られない」からですね。
もちろん例外もあると思いますが、特に創業当時は24時間起きている間は自分のビジネスのことを考えるくらいでないと安定しません。

それだけ大きな割合を占める仕事ですから、前提としては自分のしたいこと(自分にできること)でないと続かないですね。。。
ただし、この自分のできることだけでもビジネスはうまくいきません。

ビジネスは言わずもがな、提供側と受け取る側、需要と供給があって初めて成り立ちます。
いくら僕が「実演販売のスキルがあります!」と声高に叫んでも"実演販売が必要だ!"というそもそものニーズがなければ仕事として成り立ちません。

ここも僕が勘違いしていた部分…というか深掘りできていなかった部分で…
職人タイプ丸出しの考え方でした。

創業後もそれまでと同じ働き方で店頭の実演販売の仕事を受注していました。

基本的には"企業様から業務委託で販売促進事業を請け負い、1日店頭に入店し商品を販売する"というビジネススキームで在庫リスクもなく、何よりも固定費がかからないため経営は安定していました。
*今振り返ればまだまだやりようがありましたが1期目は年商ベースで約1700万円ほどでした。在庫リスクなく固定費もかからなかったため、比較的仕事はしやすかったです。

ただし、この"自分のしたいこと(できること)と市場ニーズの深掘り"をしていなかったため、悲劇が訪れます…そう、コロナショックです。

店頭に入店する実演販売の形態の場合、それまでは集客力(広告効果)と販売力により競合と差別化、大手メーカーさまを始め様々な企業様とお取引させていただいてきましたが、この集客力が裏目に出ます。。。

ソーシャルディスタンスの確保、3蜜を避けることが叫ばれている中で、お客様にお集まりいただき商品を紹介するわけにはいかないですよね。。。
店頭の実演販売の仕事の依頼は完全に無くなります。

そこから軌道修正して

✔︎テレビなどメディア出演
✔︎ライブコマースによる販促提案
✔︎実演の動画制作提案
✔︎オンラインセミナーやオンライン研修
✔︎オンラインサロンの立ち上げ

など行い事業継続を行なっていますが、ちょっと待てよと…

これってコロナがなくても市場ニーズを汲み取って深掘りしてたらできてたことじゃん!!!

ってことに気づかされます。
*遅い…

ちなみにですが、メディア出演や動画制作、ライブコマースの販促などは、通常の店頭での実演販売よりも高単価な案件となります。
アーカイブ性があったり、広告効果がより期待できる点から高単価となるのですが、市場ニーズを汲み取って深掘りしていたら始めから提案できていた内容だったな…と。

奇しくもコロナショックで考えさせられた内容でしたが、有事がない状態でも市場ニーズを深掘りしていたら考えつき、クライアントに提案できた内容であったように感じます。

これから起業や副業などビジネスビルディングする方は"自分のしたいこと(できること)と市場のニーズ分析"を徹底的にしてみてくださいね!
思わぬ発見があるかもしれません。

5. 【初note】あとがき

今回ビジネスビルダーシップについて書いていきました。
意外と書き始めるとすいすい文章が出てくるもので…まだまだ書きたい気持ちがあるのですが長くなりそうなので、ニーズがあればまた今度書きます!

それでは!

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