マガジンのカバー画像

【良い小説良い哲学】~「良い小説」と「いい話」を峻別しよう党

993
いい話が世の中溢れています。それはとても良いことだと思います。でもいい話と良い小説は違うのです。いい話は勧善懲悪の水戸黄門です。小説とは美を表現するもの。きれいな小説でもない。じ…
運営しているクリエイター

2023年4月の記事一覧

【短編小説】友達について真面目に考えてみた 第15話(最終回)

   第15話  昼休みのあと、五、六時間目はやたらと長かった。いつもなら腹がいっぱいで眠…

39

『終わってはいない』作詞

1 わずかな木漏れ日にさえ 溶けてしまうほどの 淡い 淡い 恋でした 涙一粒で傷跡が ヒリヒ…

千利休が歩いた道

岡倉覚三『茶の本』を読む 隠しているわけではないのですが、私のオンラインサロンで「隠れ講…

15

我慢して生きていることの弊害

好きなことをして生きていきたい それは我儘で勝手なことだと言われたかも知れない。 人は我慢…

46

哀しい氷がとけてゆくように。

凍った星をグラスに浮かべた。 すっごく不安定な形の細すぎる脚を 持った建築物が入り江に建…

いま、なにがみえてる?

わたしは算数ができなかった。 父曰く、引き算という概念が ぼんちゃんには、なかったねって…

透明な手紙の香りがした。

透明な手紙の香り。 そんなタイトルを君は8月のカレンダーの いちばん最後に書き込んでいた。 これってなに? そう聞いても、うれしそうに魔法の言葉って わらってる。 その年は夏が終わりそうな予感を味わえずに いることがうれしいのか、倦んでいっているのか 栞はわからずにいた。 たぶんだけれど。 今年は生まれて初めてかもしれないほど、夜空に 咲く花火に反応しなかったからかもしれない。 あんなにすきだった、夏の花火の残響がお腹の底に 響いていたのに、夕食の作業の手を止め

創作大賞はユーザー次第

『note創作大賞2023』がtwitterで話題になり スキやコメント、そして読了率が 選ばれる参…

【大学受験】数学検定2級受検(2)

この記事。 要約すると、東大理系現役合格者の約80%が高校2年生までに数Ⅲを終えており、…

承認欲求とは何か!? またもヨギーは考える。これはnoteやSNS並びに実生活における…

タイトルを書いてから半年放置。 な、なんだこのタイトルは😂 まあ、このままにして行ってみよ…

良かれと思って…でも…

「他人から軽く見られる」「雑に扱われる」 昔聞いた愚痴で、今のわたしが振り返りしてみた …

安心するのは、百万年早かった。

愛していた黒猫ノワールが死んでから 喪服をきて過ごしていた栞は、 黒いものにまみれてしま…

茶髪をやめて、黒く染めたあの日。

髪を染めたことがかつてあった。 ビールとオキシドールで染めていた。 高校生の頃。 わたし…

報道の自由度は本当にないのか?

はじめに近年日本が民主主義国家でありながら、日本が報道の自由度が少ない国として取り上げられています。これをメディアでは安倍長期政権下での様々なスキャンダル(反対派のでっち上げ)をもみ消そうとしたからであり、今でも政権に有利なことしか報道できないと喧伝しています。安倍政権時代のモリカケ問題がその最たるものだとよく言われています。本当にメディアは政権の圧力に屈し、独裁国家への道をあゆんでいるのでしょうか?それを検証したいと思います。 報道の自由度を自ら奪ったモリカケ問題で話題に