「できた」が増える寂しさよ

新生活が始まり、もう1週間が終わる。
1つお兄さんになった息子たちは今日も母に自慢するのに忙しい。

芸術的な塗り絵の作品や、どれだけ水筒の水を飲めたか。
いかに公園を速く走れたかや、ボールをどれだけ投げられたか。
今日保育園で「できた」をいっぱいに教えてくれる。
2歳の次男も少しずつ会話が出来るようになった為、そのたどたどしい言葉たちで今日の「できた」を一生懸命に伝えてくれた。
ただ、やはり保育園は私たちでいう「社会の中」のようで、外で頑張っているからこそ家の中では2人とも何もできない赤ちゃんに戻る。

数年前まではこの世に産まれてもいなくて、私のお腹に守られていた2人。
この世に誕生し、まだ2年と4年の彼らは目まぐるしい成長を見せる。
1年で10センチ大きくなる事は大人では考えられないが、身体だって驚くほどの成長だ。
あぁ、どんどん腕の中にすっぽり収まるサイズではなくなっていく。

そんな中、今日は長男が自分でシャンプーに挑戦した。
洗われる事が嫌いで、シャンプーするたびに泣いていた長男が、鏡を見ながら自分で洗うのだ。
「あと どこがあらえてないの?」と質問するほどに余裕だ。
私は教えるだけで全て自分でやった。
シャンプーの後のトリートメントも身体を洗うことも!!
(体の全面ばかりに集中して背中やひざ裏は全く洗えてなかったので母が少しお手伝いはお許しをもらえた)
あんなに甘えんぼうで「やってやって」が多かった長男がこれまた少しずつ「できた」が増えているではないか!
すごい!と喜び、成長を目の当たりにして嬉しい反面、少しずつ私の役割が減っていくのかなと寂しい気持ちもある。
「できた」が増えるという事は親の出番が減るということだ。

いつもは自分で出来る事なのに「なんで今はできないの!」と思い、口から出てしまう事もあるけれど、その「やってやって」を大切にしていかなきゃなと改めて思う。

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