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081 | 音声SNS新時代

福岡で商業デザインを本業としながら、Webマガジン『ミッケ!フクオカ』の編集長でもあるおしけんです。note投稿81回目。今回は『音声SNS新時代』です。

※今回はちょっと長文※

今回は様々なSNSがある中で、ここ最近増えてきている〝音声メディア〟についてのお話。ちょっと前の記事で『clubhouse クラブハウス』については触れた。当時はまだAndroid版リリースされてなかったな。

clubhouseは大小の規模の差はあれど、毎週のようにアップデートを繰り返していて、どんどん機能が充実してきている。今回はここ最近サービスが開始になった『Twitterスペース』と比較しながら、今後考えられる展開(自分の活用の仕方)を書いていく。

■clubhouse クラブハウス

音声SNSの火付け役として挙げられる『clubhouse クラブハウス』。話すこと・聞くことに特化したSNSは斬新で、これまでの文字・画像・動画中心だったSNSの領域に大きなインパクトをもたらした。Twitterやfacebookなどはもう、clubhouseをめちゃくちゃ意識した動きをしている。

日本ではリリース当初は大きく注目を浴びたclubhouseだけど、現在は随分と落ち着いた状況に感じる。海外ではまだ盛り上がりがあると聞くので、結構温度差がありそうな印象だ。

それでも日常的に使ってる人、有効に活用している人は一定数いて、人は選ぶものの、使い方によっては十分面白いな音声SNSだと思う。

Twitterスペース

SNSの代表格のひとつ『Twitter』が新しく開始した音声サービス。基本的にTwitterは他社サービスをどんどん取り入れる〝全部載せSNS〟状態なので、clubhouseが話題になってすぐ「やるだろう」と言われていた分野だ。

β版の段階ではかなり厳しいものだったけど、正式リリースでは音質が随分と改善されていて、ひとつのサービスとしては十分及第点かと。

ただし、もともと歴史の長いTwitterなので、ユーザーの利用の仕方もガッチリ固まっている傾向が強い。事前にTwitter上でアンケートを取った反応や、体感レベルでは、なんとなく『積極的にウェルカムな機能ではない』という感じだよね。

■clubhouse と Twitterスペース の自分の使い方

同じ『音声SNS』というサービスではあるけれど、ユーザー層やサービス環境の違いから、個人的に全然違う用途になってきそうな印象(というかすでに使い分けをしている)

◎自分のclubhouseの使い方

最初は色々な使い方を模索していたclubhouseだけど、今は自分の用途としては『聴き専で情報収集』『知り合いとの雑談』の2つに徹している。

clubhouseの良いところは、既存の関係性がない新しい出会いがあることが何より大きくて、全く自分の領域ではない方の話を聞く機会もたくさん作ることが出来る。また、音声での会話からスタートするので、文字や画像だけでは伝わりにくい〝人柄や印象〟を把握しやすいのも大きなメリットだ。

最初は新しい交流をどんどん広げていこう!と思っていたけど、自分の興味のある領域の人たちがあまりにハイクラスでゴイスーな人が多くて、ちょっと自分の立ち位置では噛み合わない部分が多いと感じる。なので、極端な聴き専にシフト。

それでもclubhouse上で面白い方、楽しい方と知り合うことが出来たので、雑談で日々の気分転換はさせてもらってる。ありがたい。

◎自分のTwitterスペースの使い方

後発組の音声SNSサービスではあるけれど、スペースにはいくつかclubhouseにはない可能性を感じているポイントがある。特に現状で挙げるなら『既存フォロワーとの関係性の深堀り』『プロモーションに有効活用』『投稿と連携でより伝えやすい』の3点だ。

Twitterの良さは文字制限がある中で、呟くように端的な投稿が出来ること。投稿する方・見る方も手軽でサクサクいける。でも時にはそれだけじゃ足らない部分もあったり、フォロー・フォロワーが多くなってくると、それぞれの関係性が希薄になったりもする。ここに新しく〝会話〟というツールが加わることで、今まで見えなかった人となりや、距離感が近くなったり、新たな発見があったりする。もちろんマイナスになることもあるけど(笑)

で、自分がメインでメリットになると思う部分はこれから書く2つの点。

個人で活動している方はもちろん、企業事務所・団体、あとは舞台の劇団とかアイドル・バンドとかの界隈の方にとっては、今まで以上にプロモーションに使えると思ってる。ホストがしっかり管理して使うことで、不必要にファンと接点ができることなく、伝えたいことや知る機会を作ることが出来る。

また、任意で投稿したものをスペース内に引用表示できる機能があるので、例えばチケット情報、公演情報、新商品についてなど、見て欲しいものを表示しながら、それについてあれこれ話が出来る。当然だけど、リスナーはワンタップでその投稿に飛べるような仕組みだ。

なので、個人的にはソロで使うも十分ありだけど、イベンターや運営・管理者・団体代表など、複数人を束ねて活動している人。または商品やサービスなどの広報担当(例えば企業アカウントの中の人)なんかは、めちゃくちゃ使うメリットはあると思う。

具体的な使い方が聞きたい!みたいな方は、ぜひ自分がやっているスペースに遊びに来てみて(不定期だけどちょいちょいやってます)。

スペースはフリートの部分に紫色で表示されているから、気になる方はそこをタップするだけ(いきなり話さなきゃいけなくなったりはしないのでご安心を)


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