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展覧会づくりの舞台裏で、お客様の声をきく。

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コロナ禍どさくさ企画「器と絵筆ー魯山人、ルソー、ボーシャンほか」展(2021年1月〜2月)が開いて閉じるまで。そしてお客様の声が届いた時のことも。
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#最近の学び

いま「広報」って、何を知らせることなんだろう。

いま「広報」って、何を知らせることなんだろう。

2月。緊急事態宣言、たぶん延長。来てください、と公には言えないままに「器と絵筆」展は閉幕だろう。ま、宣言が解除されようがされまいが、来れる方と同じくらい、来れない方はたくさんいる。

という状況の中、今回書いておきたいのは、広報の実働部隊として着々と良い仕事をしている、Zさんのことである。

2年前に着任したばかり。広報畑を歩んできたわけではないが、考え方にブレない芯がある。コロナとは関係なく、で

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「休館中」ではなく「オンライン開館中」と表現できるヴィジョンの清々しさを知った日。

「休館中」ではなく「オンライン開館中」と表現できるヴィジョンの清々しさを知った日。

2回目の緊急事態宣言から1週間。世田谷美術館は、今のところ開館中。平日は「貸切」に近い、2021年1月半ば現在。

近隣で無理なく来れる方には、いらしていただきたい。が、近隣だろうが何だろうが、行きたくても行けない、という方々がたくさんいらっしゃることも、リアルに理解している。

こういう状態がもはやデフォルトである。この1年で学んだ。としたら、あらためて、美術館はどういうスタンスでメッセージを発

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