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なんて呼ぶ?なんて呼ばれたい?絵を描く人のこと

こんばんは。今日もおつかれさまです。

みきたにし☆です。☆を付けてくれると喜びます。


最近、気になっている言葉があります。それは「絵師」という言葉です。Twitterかいわいでよく見かけます。

わたしの疑問はこれです↓。

なぜ「画家」でも「イラストレーター」でも「アーティスト」でも「絵描き」でもなく「絵師」なのか。

そもそも、それぞれの違いってなに

ここはニュートラルな立場を貫いてくれそうな「新明解国語辞典第四版」から引用してみます。(1994年2月20日 第20刷発行 三省堂)←古くてごめん

「画家」芸術としての絵をかく人。

わかりみ。一銭にもならない絵であっても「芸術」は「芸術」だし「画家」は「画家」。

「イラストレーター」イラストレーションを書くことを職業としている人。

急にリアル味をおびてきたぞ。一昔前の言葉ふうにアレンジするとしたら「職業画人」ってところでしょうか。(元ネタ「職業婦人」)

「アーティスト」芸術家。

急に広義!ノージャンル!音楽も絵も立体も、なんでもござれの懐の広さ!逆にぱっと見では何をしている人なのか分かりにくい!

「絵描き」職業として絵をかく人。画家。

なんと。ひらたく言ってしまうと、稼ごうが稼げまいが、芸術としての絵を描いていれば「画家」で、仕事にして収入を得ていたら「絵描き」になる構図ということなのか。絵かきになりたい。

プライドの高い「画家」さんが「俺は単なる絵描きになんかならない!」って叫んでいる構図も、ついでに浮かびました。

「絵師」〔もと、宮中のお抱えの絵かきの意〕「絵かき」の意の雅語的表現。

はいきた!「本来の意味はさておき流行しちゃった言葉」パターンだ!(もし、ご存じでしたらすみません)

「絵師」のイメージは、こんな感じ?

あくまでも、私見として箇条書きにしてみました。

・収入につながるかは関係がない

あくまでも印象です。「仕事」としてやっていない感じで描いてます……でも、収入につながることに対しては、イヤという訳ではない。そういったイメージがあります。

・ある程度のスキルがある

「絵師になりたい」と発言している方は、「まず満足できる画力を身につけたい」と考えている努力家が多いように感じます。ただ「絵師」を自称するのと、「絵師様」と他称されるので、ちょっと結果が違う場合があるような気もします。

・アニメ絵、漫画タッチ

現代の「絵師」さんはアニメ・コミック界隈にお住いのようです。これには何か理由があるのでしょうか。興味津々です。

※実際に「絵師」さんに、「なぜ絵師を名乗っているのですか?」というインタビューをしたら、結果は変わるかもしれません。

余談「イラストは描きませんよ」という印象的な言葉

以前、ギャラリーでのグループ展で

「イラストは描かれないんですか?」

「(絵は描くけど)イラストは描きません」

という、やり取りがありました。


そのときの自分は、「絵」よりもカジュアルな雰囲気で「イラスト」という言葉を使ったつもりでした。

でも、人によって感じ方が違うみたいでした。勉強になります。

まとめ

結論は……出ません!

ただ……

「画家」「イラストレーター」「アーティスト」「絵かき」「イラスト書き」「作家」「絵師」……あれ?増えてる……


そういった「名称」の中から、何を自称するかについては、

「自分のことを知らない第三者に対して、自分がやっていることを、分かってもらえるのに適した名称」を選ぶのが、無難な気がしました。


あるいは、もっと単純に、

「自分が自分をどう呼びたいか」という選択肢も、ありなのかもしれませんね……。繰り返し自称しているうちに、だんだんと現実化していく、ということもあるでしょうから。


絵かきになりたい。





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