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本をスキになる時(読書への再接近№9)

こんばんは、みきぷろです。

物語でも小説でも、また実用書でも心が動く瞬間がありませんか?

「彼女の辛い気持ちわかる。自分なら耐えられないな」
「まさかの展開!どうなってしまうんだろう」
「なるほど、こんな考え方はいいなぁ。さっそくやってみよう」

どんなジャンルでも「夢中にさせてくれる本」がスキですね。

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今回は1冊の本を読んでみました。感想を見て共に本の楽しさを感じて頂けたら嬉しいです。

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過去の読書に関する記事は、こちら👇


タイトル「推し、燃ゆ」 │ 著者:宇佐見りん

もし、これから読みたいのであらすじ等も含めて内容を知るのはご勘弁という人は、この先を読むのはご遠慮ください。

逃避でも依存でもない、推しは私の背骨だ。アイドル上野真幸を”解釈”することに心血を注ぐあかり。ある日突然、推しが炎上し――。デビュー作『かか』が第33回三島賞受賞。21歳、圧巻の第二作。

主人公のあかりは、好きなアイドルである「推し」の見る世界を見たいというスタンス。アイドルを応援するのも、いろんなスタイルがあるようで、アイドルその人と交流し私生活も知りたいと思う人も居れば、出演する作品や舞台で見せる顏や演技がスキで、その人の私生活面には興味が無い人も居ます。

「推し」がいる人生だと、生活に潤いが出て生活が輝く人もいれば、周りが見えなくなり自分の生きる支えとして完全依存してしまう事もあります。あかりは、学校での勉強も不振で、アルバイト先の定食屋でも仕事を上手くできないし、家族の中でも姉と比べられて劣等感を感じている。「推し」はそんなあかりにとっての背骨のようなものとなっていました。

その「推し」はすべてをパーフェクトに出来る人ではなくて、世間との関わりは不器用な所があり自分の感情を内に抑えてアイドルを演じている人です。あかりはそんな「推し」を理解することは、あかり自身の存在を理解することに繋がっているようにも見えました。

自分自身を全てをさらけ出した時に、世間に受け入れられるかどうか怖いと感じる事はあるでしょうし、出して拒絶されたりしたら自分自身を否定されたように感じるでしょう。誰もが、人に認められると自分に自信を持って生きていく事ができるんです。「推し」に対し、お金も時間も感情も全てをつぎ込んで応援しているあかりを否定したら、彼女の生きる道すら否定することになってしまいます。

「推し」に夢中になっているあかりは、やはり輝いています。

アイドルの追っかけをする人に対していろんな見方をする人がいると思いますが、夢中になるものを持つ事つあかりは、周りが思っている以上に正常な女子です!最後に「推し」がアイドル卒業した後に、アイドルを解釈し続けられない事を自分で確認して「生きていく」という選択をしてくれた終わりであったことも、みきぷろ自身はほっとしております。

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まとめ

夢中になる事って、何歳になっても大事ですね(^^♪

スキという自分の感情を高ぶらせると、生きていく希望が溢れてきますし、周りにもいい影響を与えることでしょう。

読書をするといろんな人の感情を疑似体験できて、お気に入りのスキな本が増えていくのも楽しいものです。

仕事でも私生活でも、夢中になれるものを見つけて生きていきたいですね!


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