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所変われば常識変わる、さまざまな角度から見ると物事の「本質」が見えてくる

フランスに長く住んでいると、フランス人は本当に必要なものしか買わないし、買う前に本当にそれが好きかどうかじっくり時間をかけて考えます。そして買ったら修理しながら長く使う人がとても多いのです。

また良いものであれば、中古でも割と抵抗なく使う人が多いです。安くて良いものを作ってお客様に提供するという企業努力をしているフランス企業があまりない気がします。「安かろう悪かろう」なのです。


だから、良いものはとことん高いです。フランス人は働くことに生きがいを感じる人はあまりおらず、仕事は最小限、バカンスに行くための資金を貯めるためだけに働いている人たちは大袈裟じゃなくてとても多いです。

フランスはどんどん働いて、どんどん消費するという文化の国ではないのです。


安いものを買って要らなくなったら捨てる、そしてまた買い替えるという文化はフランスにあまりなく、古く使い込んだ歴史的なものが街に溢れているからパリのカフェやアパルトマンのイメージが重厚で、みなさんがパリを形容する時によく使われる「おしゃれ」な感じに見えるのかもしれません。


ただパリが誰からにでも好かれる街ではありません。古い物があまり好きではない人から見たら蚤の市にあるものは壊れたガラクタにしか見えないし、新築物件にしか興味のない人たちにとってはパリの建物は古臭いとしか思えず、とても住めたものではありません。

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