あんぱんに胡麻
先日あんぱんを作った。日本ではあたりまえに売ってるけどイタリアでは自分で作るしかない。初めて卵塗り仕上げをしてちゃんと胡麻をのせた。
友達はこぞって「売り物みたい」「美味しそう」と褒めてくれたのだがふと疑問が湧いた。日本人にはあんぱんのイメージが胡麻とともに刷り込まれている。
イタリア人はほとんど知らない。あんこの存在すら知らない。所変われば常識が変わる。あんぱんに胡麻はイタリアには全くない概念なのに日本人のほとんどの人があたりまえだと無自覚に認識している。
これは実際あんぱんだけに起こることではないのだ。日本でのあたりまえがイタリアでは存在すらしないもの。そんな事象がごろごろある。
自分の生きている世界が窮屈だと感じたら、全く違う世界があちこちにあることを知るだけでも景色が変わる。窓から外を見るか見ないか。部屋から外に出るか出ないか。それを決めるのはいつも自分自身。
ひらけごま!
針仕事へ行ってきます。素敵な1日を。
(はてなブログ「アレコレ楽書きessay」2021.5.18 加筆修正転載)
Grazie 🎶