イサム・ノグチ展@東京都美術館 +夏の日記
ふと思った。
「イサム・ノグチの美術展、いつまでだっけ」
うわ、8月29日(日)までだわ!
…ということで、今日行ってきました。❣️💦
|ノグチ作品、横浜トリエンナーレ以来の再会
夏だし、暑いし、焼けたくない。
そんな理由も相まって、
不要不急はわりと控えているつもり。
でもこの美術展は行かなくっちゃ!
だって
今年の横浜トリエンナーレでお目にかかってから気になっていたイサム・ノグチ作品!
あの存在感…。
言葉無きゆえ、雄弁に語ると言いますか。
図録やネットじゃ絶対に足りない。
何としても実物と対峙しなければ。
|空間を調和する
今回の展示は回遊式。なんとも気楽な。私好みな。
展示会場に足を踏み入れて
まずお出迎えしてくれたのは
『黒い太陽』花崗岩の作品。
そしてバックにこれでもか!という程やさしく照らし出す『あかり』の作品たち。
初っ端から包み込まれるよう…。
会場が開けてて心地よい〜。
回遊式、好きに見て回っていいだなんて、
集団行動ニガテな異端分子には有難い。
私が今展示の中で、一番心に残ったもの…、
それは
こちらの作品『ヴォイド』。ブロンズ像。
ブロンズ像であり、そしてこの柔和なフォルムから
ヘンリ・ムーアを想起する人は、少なからず居るのでは?♡
(ヘンリ・ムーア好き♡)
見よ!この安定感バツグンの堂々たる様!
重厚感がありつつも円やかで軽やか、
親しみやすさを覚える完璧な姿態!
まるでこの宇宙が形を成したかのよう…。(わかる人だけ聞いててください)(すいません)
美しさって、調和のとれた様のことを言うのだと思う。
ノグチ氏の言う「空間を調和する」。
まさにその言葉を体現する、ノグチ氏の代表的な彫刻作品ではないでしょうか。
|ふだん使わない「体のどこか」をくすぐられて
会期末が近いこともあり、予想通りの「それなりに混雑」な盛況っぷりだったので、
テンポよく見て回って、小一時間ほどで会場を後に。
ああ、心地よい…
しあわせ…♡
存在感だけですべてを語る、圧倒的な佇まい。
普段どうしても言語表現ばかりに頼りがちという現実を、
音もなく声もなく、言語を介さずに
そっと教えて貰ったような気がします。
使っていないからだのどこか、に
もっと目を向けてあげなくちゃね。
イサム・ノグチ作品は、どれもとっても優しい。
ご自身のルーツはじめアイデンティティなど、
生涯随分と悩まれてきたそう。
苦悩された分だけ優しく、
人を受け入れ、森羅万象すべて受け入れる途方もない懐の広さをお持ちなのでは、と僭越なが思ったとでした。
ああ行かれてよかった…❣️
□□□
おまけ。
今年も食べ納め。
上野公園前の古き良きあんみつ屋さん・みはし。
ここ最近はちょっと苦味をきかせた抹茶あんみつ一筋♡
久しぶりの遠出。(という程でもないけれど)
着たくてウズウズしていた
おろしたての赤いワンピース着て、
「コロナ回避」の名目でグリーン車に揺られ…
う〜ん、いいひと時♡
感性も、お腹も、女ゴコロも満たして、
楽しい夏の一日になりました。完。
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