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聖学院中学校・高等学校さんでの授業

先日、2週にわたって、聖学院中学校・高等学校さんで、高校1年生の総合探究の時間に授業を実施してきました。 

聖学院さんとは

東京の駒込にあるキリスト教系の中高一貫の男子校。はじめて男子校を訪れましたが、きちんと整理整頓されており校内はとても綺麗で、私の持っていた男子校のイメージを良い意味で裏切ってくれました。授業実施前に授業見学をさせていただきましたが、何も言われなくても私の椅子を準備してくれるなど、礼儀正しく優しい生徒さんたちが多かったように思います。
 

実施した授業

高校1年生は4クラスで100人超。授業はホールに全員が集まって行いました。なるべく私が一方的に話すのではなく、クイズに答えてもらったり、私の質問を周りの人と考えてもらい、それをマイクで発表してもらったりするなど、可能な限り双方向の授業を心がけて実施しました。 

一週目は「その情報、本当に正確ですか?」というタイトルで、
・誤情報を見極める難しさ
・どんな情報を、どんな人が、どれくらい信じてしまったのか
・なぜ間違った情報が生まれ拡散してしまうのか
・誤情報が拡散されるとなにが起こるのか
ということを、実例を用いて説明しました。私がした質問に手を挙げて答えてくれるかどうか不安もありましたが、実際には手が挙がりすぎてしまい、限られた人しか指名できなかったのが少し残念で、申し訳ない気持ちになってしまうほどでした。また、私が話している時にも生徒さんは素直に反応してくれ、私自身としても楽しく授業を行うことができました。

二週目は、『「あやしい情報」の確認方法』というタイトルで、
・ファクトチェックについて
・プラットフォームや政府の誤情報対策について
・私たちが誤情報対策でできること
についてお話ししました。残念ながらロシアウクライナ戦争では多くの誤情報が拡散されているので、最近の誤情報を例に挙げながら、情報をどうやったら確認できるのか、をファクトチェックの手法を用いてみんなで考えました。壇上にいた私は、生徒さんの細かな反応を知ることは難しい状況ではありましたが、生徒さんの近くにいた先生からは、生徒さんが「やば!」「確かに!」「なるほど」と言って反応していた、と授業が終わってから教えていただきました。そのなかでも、私がファクトチェックの手法について説明して「誰でもファクトチェックできます」と言った時に、生徒さんが「確かに!」と言っていたと聞いて、嬉しくなりました。

今回2回の授業では、生徒さんに混ざって先生方も参加されていましたが、強く頷きながら授業を聞いてくださっている先生もいたのが印象的でした。生徒さんだけでなく、先生方にも何か気付きを得ていただけていたのだとしたら、非常に嬉しいです。

最後に

生徒さんの素直な反応を見ながらの授業は、私自身とても楽しかったです。ですが、その反応を見ながら、デジタルネイティブと言われる世代の生徒さんたちは、誤情報や情報の確認方法について、これまで考える機会がなかったのだ、ということを再確認しました。毎日使う、なくてはならないインターネットと、インターネットを通じて拡散される情報について、もっと多くの生徒さんにお伝えしたいと、改めて感じました。

 
聖学院の広報の方に授業の様子を記事にしていただきました☺


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