ミスターフルール

アレグリアの「狂言回し」
ミスターフルールは
ショーの初っぱなに
ととと…と登場し
その長くて細い脚を片方内股に
トンと止まって
ニヘラと少し照れたようにわらった
！！！！！
もうこれで観客みんな彼の虜
何て無防備
何てチャーミング

そうだシルク・ドゥ・ソレイユのショーは
全てが身体表現だった
計算され尽くした動きが
シンプルに現される

このシンプルさに
憧れる
この見事な無邪気さに
恋をする

彼の衣装は製作に300時間かかっているとのこと
ショー全体にかかっている手間隙を思うと
気が遠くなるほどだ
関わる人全てのエネルギーが
ショーの爆発力に繋がるのだろうと
素晴らしい舞台を観ると
いつも感動しながら
見えないそのあたりを想像する

リアルの舞台の凄さを
やはり愛して止まない