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優劣のない「瞬間」を過ごす

瞬間に優劣はないと知り
それぞれの時間を蔑ろにせず
過ごすことを試している

さらに気付いたのは
無意識に蔑ろにしていた「ケ」の時間も
私自身 それそのものだった
私が私を蔑ろにしていたのだ

「ケ」の時間は準備や作業の時間であることが多く
たいてい誰かを待たせている時間だった
待っているのが自分自身であることもよくある
長く待たせることは宜しくないことと頑固に思っていたのだ
でも誰がやろうが
準備や作業には実際に時間がかかるのだ
生身で生活している以上それは逃れようがない事実なのだ
まさにこの時間は「正当」じゃないか!

蔑ろにしていた多くの瞬間を
今ここにあって良いのだと認め
尊重してやると
それらはふくよかになり
ふんわりと生気を取り戻す

卑下していたのは
無意識の呪縛を起因とするものの
それしかやり方を知らなかっただけのこと
下手な癖は発見したら修正すればいいのだ

気持ちいいね
温かいね

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