元会社員編集者がフリーランスのイラストレーターになった話。
1 はじめに
このnoteでは私が「みけ みわ子」名義でフリーランスとして活動する前から、別の名前で細々と記事を書いていて、
今後の運用をどうするべきか迷っていた。
でもやっぱり文章を書くのは大好きなので、
こちらも「みけ みわ子」名義で堂々と運用していくことに決めた。
(文章のお仕事もしたいんです〜! どうぞよろしく)
そんな区切りのタイミングなので、
これまであまり詳細に語ってこなかった
自分の仕事の経緯や、病気やお金のことなんかについても、かなり赤裸々に記しておく。
※ 私の仕事はイラストの他に漫画・デザイン・校正やライティングなどの分野に及ぶが、
この記事では便宜上イラストレーターと記載する。
※ 軽い気持ちで書き始めたら、なんかすごい長い記事になっちゃったけど読んでね。
2 なんで元編集者がイラストレーターやってんの?
2022年2月1日にフリーランスのイラストレーターとして
開業届を提出してから、
クリエイターEXPO(通称クリエポ)というイベントに2回出展した。
現在の仕事はこのイベントのご縁でいただいたものが多い。
出展料金はバカ高いけど(最近は3日間で15万円超え…!足元見てくるぅ〜)
きちんと対策を練って準備をして臨めば
仕事につながる勝率も高い、
貴重でありがたいイベントである。
(新規の顧客を獲得したいクリエイターさんにオススメ!)
そのクリエポで、私がイラストレーターとして出展した際のブースの装飾はこんな感じ。
開業したてで実績が少なかった分、
他との違いを明確に打ち出そうと思い、
2回とも「元編集者」であることを強調した。
ねらい通り、このワードを目にして足を止めてくださる方がけっこういた。(来場者には編集者の方も多い)
そして、足を止めてくださった方の大半に、
頭の上にクエスチョンマークが浮かんでいるのが見えた。
「何やってんだ、コイツ・・・?」
「あ、心の声ってこんなにハッキリと聞こえてくるんだ」
というのをこの時何度も体感した。
(少数ですが、実際に口に出される方もいました。笑
いいんですけど。)
まぁ、そうですよね。
編集者の方が安定してるし、大体の場合「おいしい」のに、なんでわざわざ、イラストレータに?
この世の理として、
実際に手を動かす人間よりも、
発注側・ディレクション側、要するに上流にいけばいくほど
収入も待遇も良くなる。
フリーランスが増えてきているとはいえ、
会社員のほうがもちろん安定しているし、現状の制度では
お金の面でもいろいろ有利。
3 そもそも消去法で編集者になった
でも、自分は会社員として編集者をしている時、
ずっと小さなわだかまりを抱えていた。
「なんで自分で<描いちゃ/書いちゃ>いけないんだろう。」
「自分のやりたいことが、ここでは全く求められていない。(会社なので至極当然です)」
「間違ったところにいる気がする。
こんな中途半端な気持ちで仕事を続けて、周りにも申し訳ないし、自分も苦しい…。」
なぜ、こんなことになってしまったのか。
子どもの頃は、絵や文章をかくことが好きだったし、
よく褒められた。
でも、そんなことが仕事になるとは思えなかったし、
周りにもそんな仕事をしている大人がいなかった。
だから「普通」に勉強を頑張って、
早稲田大学に進学し、(頑張ったねぇ〜。ちなみに国際教養学部という変なところ)
「真っ当なレール」の上を進もうとした。
一見すると順調に進んでいったものの、
就活のときに壁にぶつかった。
「会社員としてできる仕事」のなかに、
やりたいと思えることが全くなかったのだ。
でも、本は好きだし、文章や絵が好きだから
そこに携われる出版社ならまだ楽しめるかもしれない。
私はそうして、消去法で編集者になった。
編集の仕事は実際それなりに楽しかったし、
自分のペースで進めやすいところが性に合っていた。
依頼をしたイラストレーターさんが制作してくれた
素敵なイラストを見ると心が躍った。
でも、仕事をすればするほど、違和感が大きくなっていった。
「やりたいことに近いけれど、一番やりたいのはこれじゃない」
「発注や指示をするんじゃなくて、自分で手を動かしたい」
「安西先生...!! ...............絵が...描きたいです......」(誰)
こうして絵を描きたい気持ちに向き合わざるを得なくなったが、
私の絵の経験値といえば
小学校の休み時間に自由帳に描いていたレベル。
そこで20代後半から、休日には
イラスト教室や絵画教室を転々としながら絵を描くようになった。
私のinstagramは、スクロールをすると永遠に絵がでてきて
なかなか最後まで辿りつかないので
よく驚かれるのだが、
練習を始めた2016年ごろからずっとイラストを投稿し続けている。
あまりにもひどい絵はアーカイブしてしまったが、
それにしても、下手だったのによくめげずに
こんなにたくさん描いて、続けてこられたなぁと思う。
(教室ではたくさん惨めな思いもした)
4 謎の病気で一回休み
たまに知人の依頼などでイラストを描くことはあったが、
なかなか「会社員を辞めてこれ一本でやっていこう!」とは踏み切れないレベル。
悶々とした日々をすごしていると、
ある日突然、高熱と全身の湿疹にみまわれた。
原因がわからず病院を転々として、
最終的に運ばれた大学病院での診断。
「以前、クリニックで処方されて
服用していた胃腸薬に対して
副反応のアレルギーが出たようです。
1ヶ月入院してください」
・・・そんなことってある!?
(超レアケースだそうです。ちなみに、それまでのアレルギーの経験は、軽度の花粉症くらい)
放置していたら死んでいたかもしれないレベルの
重症っぷり。
そこから1ヶ月の入院生活で、
治療のためにステロイド剤をがぶ飲みする毎日。
でも、院内で友達もできたりして、
体調も順調に回復していったように思えたから
入院生活自体は割と楽しかった。
なんなら、
「高い授業料を払ったけど、良い人生経験がつめたし、
人生の夏休みだったわ〜。」くらいに思ってた。
BUT。 しかし。
退院してからが問題だった。
鬼ダルい。すぐ寝込む。体が思うように動かない。
なにこれ。入院中より辛いんですけど。
病院に行って必死に窮状を訴えても、
「数値上の異常がないので病気じゃないです。あなたは健康体です。
後遺症ではありません。入院中の治療内容とも一切関係ありません。」
の一点張り。
なにそれ! これまでは過保護なくらいだったのに!
結局は、いろんな要因が重なって
重度の自律神経失調症的なものになってしまった模様。
(自律神経失調症は、病院ではほとんど治療の対象として扱われない)
それからしばらくは、
ごまかしごまかし会社の仕事を続けたものの、
もう本当にどうにもならなくなり、休職することになった。
5 背水の陣。退職で夢を叶える
休職期間中は実家の世話になりながら、
体調が悪ければ寝て、体調が比較的良い日には
図書館から絵の技法書などを借りまくって、
時間が許す限り絵の練習をしていた。
(常に図書館でマックスの12冊を借りていた。
お世話になりすぎて図書館には足を向けて寝られない。)
それまではイラスト教室に通っていて、
自分の絵の弱点(構図や色など)がなんとなくわかるようになっていたが、
肝心の、弱点を埋めるための勉強や練習をする時間が
なかなか取れなかった。
休職の機会に、とにかく本や動画から情報を得て、
自分に足りないスキルを埋め込んでいった。
イラストソフトやデザインソフトも使えるようになった。
この時の成長曲線には、我ながら惚れ惚れする。
そんな「精神と時の部屋」状態だった休職期間も
一年半で終わりを告げる。選択の時がきていた。
体調は回復してきてはいるが、
以前のようにフルタイム出社で勤務するのは難しい。
会社の担当の方に相談すると、
「時短勤務とかも一応あるけど、社会保険料とかの負担が大きくて割に合わないよ」とのおことば。
(今考えるとどうだったんだろう・・・?)
やりたいやりたいと言いつつ、
後ろ倒しにしてきたことを決断する時がきた。
「フリーランスのイラストレーターに、俺は・・・なる!」
(へっぴり腰)
背水の陣で、私は長年の夢を叶えた。
6 フリーランスのイラストレーターってぶっちゃけどうなのよ?
と、こんな感じで恥の多い生涯を送ってきまして、
現在に至るのでありました。
体調に関しては鍼灸やら整体やらの世話になって、
(こういうところには、病院から見放された多くの人たちが流れ着いていることを知った)
だいぶ回復してきて、
在宅フリーランスとして働くには問題のないレベルで、
普通にお出かけもしています。
(なので普通に仕事くださいね!)
で、現在の仕事はどうなのかといいますと…
た・の・し・い。
もうほんとこれ。
「好きなことを仕事にすると、好きじゃなくなっちゃうのかな…」なんて悶々としていた20代の私に言ってやりたい。
早 よ や れ。
とりあえずやれ。まずは動いてから考えろ。
↑これは自己啓発とかでよく言われることではあるけど、
本当にこれに尽きますね…。
「仕事にしてしまうと、自分の好きなように描けないから苦しいかもしれない」と思っていたけど、
自分は仕事としてイラストを描くのが性に合っていた。
(これは本当に人によって違うし、
やってみないとわからないと思う)
と言うのも、私は
絵を描くこと自体はずっと飽きないけれど、
同じ対象を同じようなタッチで描き続けることがものすごく苦手で、飽きてしまう。
趣味で描いていたときは、
インスタにアップする作品に統一感を持たせたかったし、
自分の作家性のようなものを確立させなきゃと思って、
何度も同じタッチで描き続けようとしたけど、
どうしてもできなかった。
周期的に違うタッチで描きたくなる。
遂に「私が本当に描きたかったのはこういうものだ…!」と見つけた気になっても、気づくと飽きている。
ほんわかしたのもかわいいし、ポップなのもかわいい。
リアル寄りなのも素敵だし、キャラっぽいのも好き。
「かわいいものが好き」というのは割と一貫しているのだけど、
もはや「生きとし生けるもの、皆かわいい」
と感じる境地に達してしまったので、
大きな指針にはならない。
あれも好き。これも好き。
もっと描きたい。もっともっと描きたい。
そんなこんなで、私のinstagramは
フリーランスになった今もますます混迷を極めている。
イラスト以外の仕事もやってるから、もう何がなんだかわからない。
でもこの、リクエストに応じて
「今回はこういうものを作ればハマるだろうな」と想像して作って
取引先の方に
「そうそう、こんな感じです!」
「みけさんに頼んでよかったです!」
と言っていただけるのが
たまらなく嬉しいし、たのしい。
絵を描くという作業に付随して、
取引先の方とのやりとりやラリーが生まれて、
さらに自分のイラストが商品の中で一定の機能を担い、
誰かの役に立っている。
レビューをいただけることもある。
この、一連のフルパックが楽しい。
この感覚は実際に仕事を始めるまでわからなかった。
オーダーに応じて
その都度新しいものが描けるし作れるから、
大変ではあっても飽きることがない。
※ ただし、プロのイラストレーターさんは
その方固有のタッチを守っていて、
(タッチを使い分けている場合も多くて4種類程度)
そのタッチのイラストを必要としている方からオーダーを受けるケースの方が多いです。
これも、その人の仕事のスタイル次第。
また、在宅フリーランスという仕事の形態も素晴らしい。
出勤時間0秒。
着替え・メイクいらず。(え)
朝ごはんを7時に食べ始めて、8時にはPCで作業を始められる。
今日はかなり仕事したな〜と思った日でも、
時計を見ると18時くらい。
(日によって作業をするのは数時間だったり、
バラつきがある)
平日に役所や買い物にも行ける。
人と会う機会が少なすぎるのがネックだけれど、
それ以外は本当に楽。
7 お金的にキツいんじゃない?
と、ここまで良い話ばかり書いてしまったので、
もう少し現実的な話を。
7−1 初年度の費用の話
正直なところ、今も実家でやらせてもらっているので、
(そろそろ出たいなー)
この辺はその人の環境によって全く違いますよね…。
私は一応都内(郊外)に実家があって頼ることができたので、
死ぬほど恵まれた立場であることは自覚している。
ただ、イラストの仕事自体はほぼオンラインで完結するから、
例えばクリエイターEXPOなどの営業活動の時だけ東京に来れば、
あとは地方で仕事をすることも充分可能だと思う。
(実際にそういうクリエイターさんも多い)
とはいえ、初年度は出費が多く、
収入もあまりなかったので貯金がなければ
いきなりフリーランスにはなれなかった。
会社員時代の貯金は必須だった。
ちなみに、初年度の出費は大体以下のような感じ。
独立前はiPadでイラストを描いていたが、
さすがに手狭になり、PCなどを新たに購入した。
PC(iMac24インチ)…25万円
液晶ペンタブレット( Wacom Cintiq 22 [21.5型])…12万円
オフィスチェア(オカムラ シルフィー)…10万円
(↑いろいろ座り比べたけどこれは本当にオススメ!)
クリエポ出展費用(宿泊費など含む)…30万円
adobe creative cloud年会費…7万円
(↑これは実際にはもう少し安くする方法もあります。人によっては使うソフトのみにしぼるのもアリ)
freee会計ソフト年会費…1万円
ざっと85万円ほど…!
今、あらためて計算したら震えがきた。笑
でも、どれも自分にとっては削れなかったもの。
他の事業を始めるよりは比較的手軽ではあるけど、
先立つものは必要。
7−2 初年度の収益の話
初めてクリエポに出展したのが6月末で、それ以前の半年間にはあまり仕事がなかったこと、
また、初年度中に作業した時間が多かったものの、年度をまたいだために実際の入金が翌年になった仕事もあるので(これはよくあるので資金繰り注意)
初年度の収益は少なめです。
だいたい140万円。
初年度の収入🟰
収益:140万円ー費用:85万円🟰収入:約55万円
青色申告特別控除の65万円以下です。
そのため、今年は市から配給のお米がもらえました。笑
(戦時中?)
※ちなみに、今年は経費も少ないし
6月までの段階で前年度の収益をけっこう上回っているのでご安心をば。
こう書くとかなり悲惨なようですが、
意外とそんなに大変には感じませんでした。
いや、こう言うと「実家だからだろ!」と怒られるし、
まぁそうなんだけど、
都心に会社勤めしていた時に比べると、
とにかくお金がかからない。
服→部屋着と、土日に外出する時に着る服があれば十分。
美容院代→黒髪ロング(縮毛矯正)・前髪なしだと年2回行けば十分
飲食費→外食の機会が激減
書籍代→自由な時間があるから図書館にいく
(でもこれは出版業界の人間としてはお勧めできない。いずれ還元していきます…!)
あと、好きなことを仕事にしている満足感があるから、
他のことにお金を注ぎ込もうという欲がそんなに出てこない。
それに、好きなことを仕事にしていると
ほしいもの、観たいものはだいたい経費。
(悪そうな奴は大体友達)
※ 経費と言っても、
会社員時代の経費(自己負担ゼロ)と
個人事業主の経費(経費の分、税負担が軽減される)
は別物だから要注意!
それに、そもそもがやりたいことだから、
どんどん仕事がしたくて営業をかけるし、
スキルアップのための努力も苦にならないから、
会社員時代に比べると、
仕事・収入を増やしていくための努力を
ごく自然に、積極的にできるようになった。
独立するまでは、
自分にこんな商人気質があるとは思っていなかったから、
やらなきゃいけない状況になってから
初めて開花するスキルもけっこうあることに気づいた。
8 会社員の経験ってフリーランスになってからも活かせるの?
8−1 数年でも会社員はやるべし
もう、会社員は本当にやっておいてよかった。
マナーやらビジネスメールやら、入社したばかりの頃は
堅苦しいなぁと思っていたけど、
最低限、それができるだけで
取引先の方と自信を持って対等にビジネスの話ができる。
その基本的なスキルをお給料をいただきながら身につけることができた。
優先順位の付け方、資料の作り方、会議、段取り、スケジュール管理、ダブルチェックなどなど。
もし、会社員時代の仕事がフリーランスになってからの
仕事と直接関係ないとしても、
こういう基本的な力があるのは何をやるにしても助かる。
ふにゃふにゃの学生だった自分が、
誰の指導も受けないまま社会の荒波に一人で対峙することになったら、
すぐに潰されたと思う。
会社員時代には叱られるとなかなか素直に受け止めることができなかったたりしたけど、本当に役立っています。
ありがとうございます…!(各方面へ)
フリーランスになると叱ってくれる人はいないので、
(静かに切りすてられるだけ)
貴重な体験だったんだと今となってはわかる。
8−2 仕事が早い理由
イラストの仕事をしていると、
たまに「怖いほど早いですね…!」などとお褒めの言葉(?)をいただく。
もともと、絵を描くのは早いほうだった。
それに加えて、やはり会社員時代に鍛え上げられた瞬発力がある。
あまり書くと怒られそうだけど、会社員時代の繁忙期には
2か月の間に20冊を超える書籍の改訂版を出す、
という今考えてもよくわからないことをやっていた。
当時の自分の状況を思い出すと、
「玉乗りをしながらお手玉をする曲芸師」のイメージが頭に浮かぶ。
あれはちょっともう無理だけど、
とりあえず会社員時代に瞬発力とスケジュール管理能力は
ものすごく磨かれたなぁとは思う。
8−3 編集者の目線
遠回りはしたけど、編集の仕事もやはりやっておいてよかった。
イラストを発注する編集者は、
「そのイラストが好きだから」ということ以上に、
「今自分が担当している制作物に対して、
こういうイラストが必要だから」
「このイラストレーターさんは
これまでもきちんと仕事をしてきていて、
トラブルなくイラストを納品してくれそうだから」
という点を重視している。
自分の趣味ではなく、
会社員として制作に携わっているから当然と言えば当然なのだが、
夢みがちだった20代の自分には、実際に体験しないと
なかなかこの感覚は身に付かなかったと思う。
このことがわかっていると、
過度に落ち込んだり舞い上がったりせず、
色々な事態に冷静に対応できる。
(とはいっても、やはり仕事を始めた当初には
困惑したり傷つくことも多かった)
あとは、元編集者ということを公表して活動をしていると、
ただイラストを制作するだけでなく、
文章や書籍全体も合わせて見てほしいという
包括的なオーダーをいただけることもある。
意見を求められれば、
書籍のターゲットや目標、流行などと照らし合わせて、
こうするのが良いのでは、などと自分なりに意見を言わせていただくこともある。
こういうのはやっぱり楽しい。
本(やその他コンテンツ)全体のことを考えるのはワクワクする。
そう思うと、編集者の仕事もけっこう好きだったんだなぁ。
9 好きを仕事に
決して全てが順風満帆というわけではないけれど、
やっぱりどう考えても、
「独立してフリーランスになって、イラストレーターになって良かった」と思う。
以前いた会社では、大変な面はあるものの、
人に恵まれていたし、仕事にやりがいを感じることも少なからずあった。
出社して、気軽に同僚と話せる環境があったり、
自分と同じ側に立っている人がたくさんいるというのは
ありがたいことだと思う。
それでもやっぱり、毎日
「仕事楽しいー!!」
「もっとやりたいーー!!」
「アイディアがどんどん湧いてきたーーー!!」
「新規の案件きたーーーーー!!」
と心の中で雄叫びをあげ、
気づいたら時間を忘れて没頭している
「好き」を仕事にできていることは、何ものにも代えがたい。
これからも大好きな仕事を続けていけるよう、
日々邁進していきたい。
(お仕事お待ちしております!)
自分も独立するまでの間、
たくさんの方の話を聞いたり、本やブログを読むことで、
情報を集めたりモチベーションを上げさせてもらったりしたので、
この文章が、次に来る誰かにとって、
ほんの少しの助けになれば幸いです。
長文をお読みいただきありがとうございました!
みけ みわ子
追記:こちらの記事もオススメです。
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