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人生に 意味を

先日
ぼくは誰も居なくなったオフィスで
お客さんのメニュー表をラミネート加工しながら
「こんな仕事辞めてやる」
と一人悶々と考えてた

イレギュラーなオファーに応え
一通り終えた後のラミネート

機械を前に
1枚15秒くらいかかる工程を
あと40回は繰り返すのかと
ひとり絶望していた

怒りに完全に降伏して
支配された感覚

「なんで自分が」
という被害者意識

人生に目的なんかないという絶望

ほんの些細なことで
ぼくは人生をむちゃくちゃにしていた

一晩寝て
起きて
落ち着くと
いろいろと見えてくる

そもそも人生に意味なんかない
その無意味な人生に何らかの意味を
付け足していくのが
唯一ぼくにできること

真っ白なキャンバスに
自分の色を重ねていくこと

真っ白な紙に
自分の物語を書いていくこと

それがぼくにできる
“生きる”ということ

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