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怒りの「ゴミ箱バス」


前回紹介した「悶絶バス」がアフリカ最後の難関であって欲しいところですが、

🎵ここはそんなに、甘くないのよ、
アフリカ〜🎵

と言うことで、再び事件はバスの中で起こりました。

もちろん、バスに乗る前から、余興は始まります。

本日は、ウガンダの町、Jinjaからケニアの首都、Nairobiまで、およそ580Kmの旅です。

今回は初めて、始発のバスターミナルではなく、途中のバス停から乗ったのですが、
もうみなさん、お気付きですね!
そうなんです。
到着予定時刻が二、三時間遅れが当たり前のアフリカでは、途中のバス停に到着する時刻も当然、遅れるわけです。しかも、始発バスターミナルから距離があればあるほど、その遅れは大きくなるのでした。

今回は、21時にバスが来ると告げられていたのですが、実際にバスが姿を現したのは、23時45分。
遅延に対して文句を言う気力はとうに失せ、とにかく眠くて、バスが来てくれただけで、感謝🙏の気持ちでいっぱいになりました。

満を持して階段を上り、我が座席を探そうとあたりを見回す。
・・・💧

私の席はVIPと名の付く座席なのですが、そこで見た光景は…

確かに、足回りも側面も広く、背もたれも大きく倒されていて仮眠を取れそうな装備にはなっていました。

が、しかしである。

なんか、なんか違う。

思っていたよりも、と言うより、ウェブサイトに載っていたイメージとあまりにもかけ離れた

みすぼらしく、オンボロな内装なのです。

確かに、リクライニングシートではある

日本でも、イメージと実際の様子が異なることはありますが、それは「上手いこと写真に撮れば、こう見えなくもない」というレベルでの違いですが、アフリカでは、明らかに別物。ハッタリなのです。
Free Wi-Fi なんて説明もありましたが、それもウソ🤷‍♀️まあ、見当はついていましたが。

それより何より、なんじゃこりゃ〜😵‍💫の世界で、足元には空のペットボトルが転がっていて、白い壁は埃をかぶって黒ずんでいます。挙げ句の果てが、その壁を這う、茶色い物体。

疲労度MAX

ゴ、ゴ、ゴ…ゴキブリ🪳‼😱

それが一匹ではなく、何匹も私の席のすぐ近くで、うじゃうじゃと這い回っているのを見た時には、きゃー!とか叫んで恐れるのを通り越して、怒りが込み上げてきました。

なんでこんなんに乗らなあかんねん😡💢💢

このバスの名前はMash POAと言って「POA」とはスワヒリ語で「良い」という意味なのですが、

「どこがじゃー‼️‼️何がイイねん💢」

と秒速でツッコミを入れたのは、言うまでもありません。
その後、

なんでやねん💢なんでやねん💢

と心の中で怒りの炎は燃え続けていましたが、それでも多少、眠ることができ、なんだかんだと国境を越え、「お約束通りに」二時間半遅れの、お昼過ぎにNairobiへ着き、どうにかこうにか、無事に長旅を終えたのでした。

みなさん、ぐったり


【本日のひとこと】
二度と乗るものか💢

世界を股にかけて笑いを取る💪をモットーに旅をしてきましたが、ここまでやらなあかん?と、ふと、迷いがよぎった夜でした。

オワリ

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