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山口・萩で“お試し移住”へ――萩暮らし準備編①


4週間のワーケーション、始めます!

Mikawa&Co.合同会社のYです。当社は代表と従業員1名のみの超々零細企業で、主にビジネス系のライティング(記事・文章制作)や、PR・ブランディング・採用支援などの事業を手掛けています。

ふたりとも「“組織の決まりごと”には、とらわれずに働きたい」という想いから独立したこともあり、自由な働き方を希求するタイプです。その中で、ずいぶん前から東京以外の場所で働くことを考えていました。新型コロナウイルス感染症の最中に、テレワークやオンラインでの取材が増えたことも助けとなりました。

特に最近は、地方の企業・団体などとお仕事をさせていただく機会も増えたこともあり、「必ずしも東京に会社を置き、東京で暮らす必要はないのではないか」と考えるようにもなっていました。

そこで、将来的に会社の移転や地方にも拠点を持つこと、東京以外の場所に住むことも視野に入れて、今後数年間をかけて全国のいろいろな地方に住みながら働いてみてはどうか――という意識(野心)が高まってきたのです。

記念すべき第1回目の地方暮らしは、山口県萩市に決定!
2024年4月下旬から4週間、萩市に住み、リモートワークなどで働きます。

なぜ山口県萩市なのか?

実は最初に候補に挙がっていたのは、北海道や福岡など、比較的大都市でした。ところが大都市圏やその近くでは「1ヵ月(4週間)住む」ことが案外、難しいということが判明しました(あくまで当社の経済的な事情や感想です)。

なぜなら、
1ヵ月(4週間)だけ住める場所を探すのが大変
……だから。

最初はマンスリーマンションなどを探していましたが、案外、高くつく。
「もしかして安いホテルの方がいいのか」とも考えましたが、そもそも泊まるのではなく「住みたい」わけです。短期間とはいえ、そこに住み、仕事もして、近くの店で買い物をして、料理して……という生活を思い描いているのに、たとえ安くてもホテルは条件をクリアしていません。

かといって、1ヵ月マンスリーマンションを借りるとなると、かなり高くなってしまうことも次第にみえてきました。

前述の通り弊社は超々零細企業ですから、「会社の経費でそれくらい出せるわ~!」とは残念ながらなりません。場所探しをしていた私は現況を把握するにつれて「これじゃ足りないな。いや、もう少し駅から遠いところなら何とかなるのかな?」と、予算をジリジリと上げ、場所も少しずつ妥協し……となるわけです。

しかし、その過程を認識していない弊社の代表・Mは平然と「たっか!」と否定するに違いありません。いちいち説明するのも面倒だし、だいたいMは私が細々説明しても、自分が調べて実感するまで納得しないタイプです。

仕事の時間をさんざん犠牲にして「やはりマンスリーマンションは高くて、現実的ではないね」とか言われたら、さすがの私もイラっとします。

「住むところの予算、どれくらい?」と聞くと、
「○○万円くらいだなー」
え、案外少ない………。ていうか全然、北海道も福岡も無理だわ。

そんな折に、まったく違う視点で住む場所を探してみて出会ったのが
萩ポルトです。

『萩ポルト』は、萩市への移住や定住を検討する方に向けたポータルサイト。

ここには、「お試し暮らし住宅」の情報も掲載されています。

2軒のお試し暮らし住宅が用意されていて、最長で4週間も借りられるとのこと。特にそのうち1件は「JR三見駅の旧駅舎をリノベーションした住宅」と書かれていました。

駅舎に住める……だと?

しかも、駅のホームが見える窓にカウンターが用意されていて、そこで仕事もできます! というようなことが書いてありました。私は息子が小さい頃に「乗り鉄」だったこともあり、鉄道にまあまあのロマンを感じているタイプです。そのせいか、「電車を見ながら仕事する」というアイデアにすっかり取りつかれてしまったのでした(それがいろいろな意味で間違っていたことは後々、説明したいと思います)。

「市外から本市(萩市)への移住・地域間交流・二地域居住等を検討している方や、本市内でサテライトオフィスの開設を検討している方を対象に、一定期間、萩の風土や日常生活の状況を実際に体験してもらうための施設」(HPより引用)と書いてあるので、条件はクリアできそうです。

アラフィフ2人(いや代表・Mはアラカンと言ってもよい…)で、今後それほど多い税収も期待できないような零細企業が転入したい、といって歓迎してくれる自治体は少なそうです。がしかし、代表・Mを説き伏せることにも成功して、仮申し込みをしました。

萩・三見で暮らす魅力とは

代表・Mは当初、「山口県か。萩市ねぇ……」と当初、実はちょっと渋っていました。本人によると、大学生の頃に一度は行ったことあるけど、「まぁ、正直なところ縁もゆかりもないからなぁ」です。

しかし、

①海が近くて、歩いて行ける距離である
 代表・Mは青森県八戸市の出身で、海の近くで育った(夏は自転車5分で海釣りに出かけていた)ので、常々「海の近くに住むのもいいな」と言っていた

②近くに漁港? もありそう
 実はMは肉を食べないので(嫌いなわけでもアレルギーがあるわけでもありませんが)、魚が安くておいしそうなことに喜ぶ

③近隣に景勝地や温泉がある
 
かつて「大分県に住んで週末は日帰り温泉を楽しむ生活」を夢見ていた私たちにとって、大分やその他の温泉地にアクセスしやすいのは◎

④仁多米の産地が近い
 隣県である島根県産「仁多にた米」のコシヒカリは最高においしい(日常的に食べているので)。お弁当に入れた冷えたごはんになっても風味が豊かで、おかずなしでも何杯もいける食味の良さが特徴なので、コメには困らなさそう(実際には山口県産米のみを食べることになるのですが)

⑤各方面へ交通アクセスが比較的よい
 
空港まで車で1時間ほどで、九州も1~2時間で行けそうで、広島や関西も距離的に遠くない(この辺も若干、間違っていたと後に気づくのですが)

――上記5点のメリットを提示したところ、代表・Mも急速に乗り気になってきました(笑)。

かくしてMikawa&Co.は2023年末、山口県萩市に4週間の出張を決めたのでした!

参考記事:はぎポルト〜暮らしの案内所〜

▼Mikawa&Co.の仕事について

◎「Mikawa&Co.合同会社」企業ホームページ↓
https://mikawa-and.co.jp/

これまでの仕事(記事等)は代表・Mのnoteから読めます↓

◆次回「準備編②」は4~5月を選んだ理由について書きます。



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