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知識/経験ゼロのnote担当者。悶え楽しみ向き合った半年間の振り返り

こんにちは。苞山(つとやま)です!

マネーフォワードシンカで「労務アドバイザリー」「キャリア支援」「公式noteの発信」などを担当しています。

マネーフォワードシンカに異動してちょうど半年。

それまで8年間、バックオフィスで「労務」を担当していた私にとって、新しいことや手探りのチャレンジの連続でした。

その中でも、今回は「公式noteの発信」についての振り返りです。

半年で23本の記事を公開し、そのうち16本を私が書きました。

労務、キャリア支援と違い、note発信はこれまで全く経験したことのない分野だったので、周りの人たちに助けられながら、悶え楽しみつつ手探りで取り組んできました。

このnoteでは、私の担当した記事をいくつか例に挙げ、4つのトピックにわけて振り返っています。

「そもそも何書くの?」みたいな基本的なところで右往左往していたり、「ば、ばりゅえーしょん…?」というレベルからファイナンス系イベントレポートやクライアントインタビューを書いてたりと、暗中模索感がすごいですが、その様を楽しんでいただけたり、これから会社noteを書かれるどなたかの参考になれましたら幸いです。

◎最初に|私がnote担当になった理由

冒頭でも少し触れたように、私はいわゆる「文章を書く」「発信する」系の仕事は経験したことがありませんでした。(キャリアコンサルタント3年+労務8年)

加えて「自分の発言が相手にどう解釈されてどういう印象を与えてしまうのか」が気になってしまう性格のため、当時SNSもほぼやっていませんでした。(Facebookで年1回近況報告するくらい)

そんな私がシンカでnote担当になった理由はこちらです。

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2019年の暮れ。異動直前のやる気に煽られたのでしょう、4分で快諾。

ちなみに、先日金坂さんがある方から「なんで苞山さんに任せたんですか?」って聞かれてたんですが「なんだか書けそうだなと思って」と答えていました。

そう。これがスタートアップです(?)

◎トピック

(1)何のために書くんだろう|noteスタート 編

最初の1記事目を書く前に、私が頭を悩ませたのは「これ何のために書くんだろう」です。

これがないと、今後の発信が混迷すること必至。
「誰に向けて何のために何を伝えるのか」の方針を決めなければ。

ということで、最初に出したnoteがこちらです。

今見るとサラッとしたnoteですが、これ書き終わるまで1ヶ月くらいかかってます。

方針を検討する中で、文章の書き方やノリ、ニュアンスとかも迷走。そして書き直し。皆さんこのノリ的なところどうやって決めてるんでしょうか。気になります。

そして決まった方針。伝える相手は、クライアントや、これからシンカの仲間になるかもしれない人たち。

以下は、当時の最終検討メモの一部です。

・シンカの特徴は「クライアントと同じ目線で一緒に伴走していく温かさ」
・単に「儲かる」ではなく「世の中を良い方向に導く」「共感できる」企業を支えたい
・伝えたいことは有益な情報だけでなく、想いや価値観、大切にしていること
・事実の羅列ではなく、魅力をストーリーで伝える

この辺りを何度も相談にのっていただき、親身にアドバイスをくれた、がーこさん金井さん本当にありがとうございました!

最初に方針が決まったことで、1日で書き上げることになった2記事目(VCマッチnote)をはじめ、半年間迷わずに発信を続けることができました。

(2)「あなたらしさ」と想い|メンバーインタビュー 編

シンカが主に提供するのは「アドバイザリーサービス」です。

情報や知見はもちろん、クライアントと実際に相対するメンバーの人柄やキャラクターはとても重要な要素かつ、シンカ最大の魅力だと思っています。

そこで取り組んだメンバーインタビュー。個人的には「キラキラし過ぎない」をすごく意識していました。

経歴や前向きな言葉だけで装飾しちゃうと、もうなんか素材の味がわからんというか「結局この人どういう人なん?」となってしまうので、普段一緒に働いたり、改めてインタビューする中で感じた、その人らしさや想いの部分を伝えようと考えました。

メンバーが、初めて会う人に「私はこういう人です」と名刺代わりに共有できたり、家族や友達に「こんな仕事をしてるんだよ」と畏まらずに見せたくなる内容が理想だったのですが、みんなどうでした?(ここで聞く)

ちなみに、タイトル付けるのがめっちゃ楽しかったです。

(3)言葉の意味さえ知らずに|イベントレポート 編

イベントレポートは「録音→書き起こし→トピックや話の流れから文章構成」 という流れで書いているのですが、大きな問題が1つ。

テーマがファイナンスなのに、私にファイナンスの知識がない!

そのレベルたるや酷いもので、例えば、シンカに異動した当初は「Debt finance」のことを「Dead finance」だと思ってました。
必死の思いで資金を集める的な…?(英語力という、別問題も出てきて「無知」が渋滞してます)

私自身がフィナンシャル・アドバイザリーを行わないとはいえ、自社のメイン事業についてさすがにこの状態は看過できないので、都度、ネットや本で調べるなどして追いかけています。

ちなみに、資金調達については、異動後すぐに出会ったsmartroundさんのこのページがすごくわかりやすかったです。レベル1の私でも理解できました。

結果的に良かったのは、イベントレポートを書く過程で、単語の意味なども含めて、内容を理解しないと文章構成ができないので、普通に調べたりイベントに参加するだけよりも、(半強制的に)主体的に学べたことです。

その分野の方が読んで学びのある内容でないと、レポートを残す意味がないので、当たり前ですが「自分が理解できないから削る」というのは、絶対にしないようにしています。

あとは、イベントに登壇してくださった皆様のお話が本当にわかりやすい!
いつもありがとうございます!

ちなみに、引き続きの課題は、毎回爆発する文字数です(16,000字超ェ…)

ここは、私がもっと知識をつけて、エッセンスを抽出して記事にできるようにしないといけません。

(4)調べるほどに知りたくて|クライアントインタビュー 編

あらゆる記事の中で、最も悶え、反省し、そして何よりクライアントの皆様の姿に励まされて高揚しながら書いています。

1社目は、資金調達のご支援をさせていただいたアルプ様でした。

私のインタビューがまとまって無さ過ぎて時間が足りず、お忙しい中、2回も時間をいただいてしまうなど、嘘みたいな反省が山盛り。

伊藤さん、竹尾さん、山下さん、その節は本当にありがとうございました…!

そして、この時痛感したのは、私のクライアント理解と準備の未熟さです。

当時、他メディアでもnoteと同じタイミングでアルプ様の記事が出ていたのですが、どれも、明らかに私より、アルプ様の事業などを理解した上でインタビューされ、わかりやすく書かれた記事でした。

もちろん、プロの記者さんと自分を並べて考えるのはおこがましいですが、自分なりに準備したつもりだったことが、全く足りていなかったと実感しました。

そして何より、シンカのクライアント企業、経営メンバーの皆様の魅力を、自分でもっと伝えたい、発信したいと強く思いました。

その後、改めてインタビューの方法や書き方などについていろいろ調べたのですが、個人的に1番参考になったのがこちらのnoteイベント講座でした。(noteさんいつもありがとうございます!)

特に「取材の準備」については、過去の資料や関連キーワードを調べて、事前に骨子を決めて、いくつかのパターンで質問項目を準備して…という基本的な型を知ることができました。

動画から取ったメモは、インタビュー準備の際に毎回見直しています。

実際に、結わえる様では、事前に店舗で食事をしてみたり、ECサイトで買い物をしてみたり。

グッドパッチ様は、発信が多く公開されている情報も多かったので、最終的には土屋さんの『stand.fm』も全部聞いてトピックを書き出してみたり。

ビービット様は、サービス内容理解のために、公式サイトのユーザーインタビューを全て読んで実際のユーザーサイトも触ってみたり、社内のマーケメンバーにデータ分析について教えてもらうなどして準備しました。

事前の準備でクライアントのことを知るほどに、もっと知りたくて、待ちきれない気持ちでインタビュー当日をむかえ、もはやファンの心境でお話を聞くことができました。

一方で「実際に担当したメンバーをインタビュイーにして進める方が良いのでは?」など、まだまだ試行錯誤の余地があるので、引き続きいろいろな方法を模索してみようと思います。

◎最後に|もっとあなたを好きになる

この半年の1番の気づきは、noteを書く過程で向き合うことで、人・事業問わず相手をもっと好きになれたことです。

noteの立ち上げにあたって、シンカの存在意義、事業の重要性を、言語化することで再確認できました。

メンバーが、過去に何を考え、今どのように将来に向かおうとしているのか知ることで、彼ら彼女らを敬愛する気持ちが強くなりました。

心から応援したいと思えるクライアントの皆様のおかげで、今日も「大変や!」と言いながらも、ワクワク仕事に向かえています。

振り返って1番言いたかったのはこれ!
このような機会をいただき、本当にありがとうございます。

***

最後になりましたが、毎回全てのnoteをチェック・修正してくれる広報チームの早川さん、一緒に記事を書いてくれるシンカのみんな、そして、いつも1番最初に記事を読んで「良いですね!」と励ましてくれる金坂さん、本当にありがとうございます!

引き続き、少しでも多くの人に読んでもらえるnoteを目指して頑張りますので、皆様どうぞよろしくお願い致します!

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