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【日記】苦手なことが多い私が日常生活を送れている理由

私は他の人が当たり前にできることができない、と自分自身では感じることが多い。「器用だ」とか「何でもできてすごいね」とか言っていただくこともあって、その度に「それは大いなる勘違いですよ」と思いつつ、褒められて悪い気はしないので、ありがとうございますぅ〜とシレッと受け止めてみることにしている。

例えば、子どもが学校を休むときに学校に欠席連絡をする必要があるが、私はあれがとんでもなく苦手だ。欠席電話をしただけでその後1日働けなくなるレベルでエネルギーを吸い取られる。先生に、どうして休むのか伝えなきゃいけない。先生たちに一切の落ち度も悪気がないことはわかっているのだけれど、なぜか取調べをされているような気持ちに勝手になってしまって、すごく疲れるのだ。だからやりたくない。

それから、じっとして座っていることも苦手だ。映画やバレエの公演なんかを長時間同じ体制で見ていることなんて、とんでもない拷問だ。動くなとか声を出すなとか縛りがある中で過ごすのは、私にとってとても大変。うちの次女は、保育園の先生から「黙って座っていられません」って毎年言われるのですが、私の子どもだから仕方がない気がしている。笑 保育園の先生にはご迷惑をおかけして申し訳ない気持ちでいっぱいだけれど、一方で、じっとしていなくても良い環境に置いてあげたいと思ったりもする。私自身は子どもの頃、学校ではちゃんと優等生で、ちゃんと静かに座っていられる子だった。だけど、じっと座っているのがすごく嫌だった。すごくキツかった。みんながこの拷問に耐えて過ごすのが学校というものなのだと理解して努力していたのだけど、じっとしていることが全然苦痛じゃない人もたくさんいるのだと大人になってから知った。

大人数の場での名刺交換会も苦手だ。男性の怒鳴り声も嫌いだ。(一瞬でその人を嫌いになる。)怒られている人を見るのも怖い。暴力シーンが嫌い。すごい芸術に触れたときに2,3日動けなくなる。大音量や大人数でのサブライズも苦手だ。満員電車を想像しただけで気分が悪くなる。お店の人と顔馴染みになるのが怖くて「常連」になれない。自転車も苦手。車は未だにバックで駐車するのにかなりの勇気がいる。長距離バスも乗れない。

その他にもいっぱいある。苦手なこと。
でも普段はそれをあまり人に言わないようにしている。だってめんどくさいじゃないですか、苦手が多すぎると。付き合うのに気を遣わなきゃいけなくなる。でも私は、気を遣われるのも超苦手なのだ。だから、気を遣われないように無意識に器用なふりをしているのだと思う。器用なふりができるってことは器用なのかな・・・!?いやいや、それが難なくできれば器用なのだろうけど、精神に負荷がかかって過度に疲れる私はやっぱり器用とは真逆なのだろうと思う。こんな私の性質にHSP(Highly Sensitive Person)と名前がついているらしくきっと私はそれなのだろうが、だから気を遣ってほしいということじゃない。気を遣われることが気になって病むのだ。だから気を遣わず普通に接してくれるのが1番いい。あぁ、説明すればするほどに私は面倒な性格だ。

でも実際には、私は日常生活を難なく送れているように見えているだろうし、ある程度送れている。何なら組織のリーダーとしても幸せな日々を送れている実感もあるし、母親としての幸せも実感できているし、一歩一歩常に夢に近づいて生きている実感もある。

苦手なことが多いめんどくさい私がちゃんと生きていられる理由は何かと考えてみたら、やはり周りの人たちが助けてくれているから、ということになる。まずは夫の存在。確実に。学校への電話もママ友たちとのLINEも苦手な長距離運転も全部夫がやってくれる。今日の記事は何が言いたくて書いているかというと、日々日々夫の存在が大きいと気付いた、という話だ。

それから会社のスタッフの力も大きくて感謝してもしきれない。うちの会社は、ほとんどのスタッフが私より年上のお姉さんだ。スキルも、人生経験も、自分よりはるかに上の人たちが所属してくれているので、私が使い物にならないときにはすかさずフォローしてくれる。「ミカさん、何かありましたね!?話聞きますよ!」と気付いて話しかけてくれたりする。弊社は、ママたちのセイフティーネットになれれば、という思いもあって運営しているわけだが、まずは私個人のセイフティーネットとして機能していてすごい。うちの会社が存在しているというのは、私が生きていられる理由の1つなのだ。こんな会社にさせてもらえて本当にありがたい。私ももっと、スタッフのみんなの支えになりたい。

色々書きましたが、夫と会社のスタッフのみんなには本当に本当に感謝していて、感謝してもしきれない。なかなか面倒な性質を持った私だが、起業を通して社会でトレーニングを積んできた自負もあって、苦手なことをスルーしつつむしろ強みに変えていくスキルも高まってきたように思う。

何でもできる器用なタナカミカとして見せていた方が得なこともいっぱいあるのだけれど今日はこんな記事を書いてしまった。実は、ちょっと無理をしすぎて、いくつかの引き金が重なって、今年の4,5月に仕事ができなくなってしまった時期があった。最低限のミーティングや人と会う予定だけはこなしていたが、それ以外の時間は布団から起き上がれないというような日々だった。お酒に強くてこれまでの人生で一度も失敗したことがないのが自慢だった私が、お酒で絵に描いたような失敗をしたりもした・・・!(自宅にて。夫が助けてくれた。)なんでこうなったのだろう、どうして私はいつもこんなにダメなのだろう・・・と落ち込みと戦っていたのだけれど、スタボロになりながら自分の心と必死で向き合ってなんとか脱した。社内で新たに強固なチームを生成して、チームビルディングに力を割くことにしたり。
経営面でご指導をくださっている経営者さんにも、「小さい会社でも、少し大きくなってきた会社でも、大企業でも、根本は同じ。もっと楽しんで稼いで!」って言われてはっとした。いつも「普通の人ができることができない」と悩みがちな私だけれど、周りに私の弱みをまるっと担当してくれる人たちがいるのが私の強みで、私は他の人と比べることなく、自分のやりたいこと・楽しいことにもっと力を使ってみたい。そのためにも、「何でも器用にできるタナカさん」の仮面を卒業したいと思った。

いつにも増して独り言感の強い記事だな・・笑

オンライン秘書「リモットさん」いつも応援ありがとうございます!


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