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二度目の大学は京都芸術大学イラストコース


現在、京都芸術大学通信イラストレーションコースに在学中です。「#私の学び直し」というタグに参加してみようと思い、これまでをざっくり振り返ってみます。

KUA(京都芸術大学)は私にとって2度目の大学です。2021年4月に一期生として3年次編入で入学しました。現在2023年3月の卒業を目指して卒業課題に取り組んでいるところです。最初の大学を卒業してから年月を経ての二度目の大学入学は、まさに「学び直し」ですが、「やり直す」というより「新調する」という感覚の方がしっくりきます。

最初の大学と二度目の大学を比較する際のポイントは
◉自発的な選択
◉学ぶ内容
◉通学か通信か
の3点です。

◉自発的な選択
最初の大学も自分が望んで進学しましたが、「周りのみんなも行く」「大学は出ておかないと」などの理由から、深く考えずに進学したというのが実態です。そんな理由が嫌で親と話し合ったこともありましたが、親はそれでいいのだと言いました。モラトリアムという言葉もあり、大学は社会に出る前の準備をする場所であって、必ずしも勉強が目的でなくてもよいのだと。
実際、最初の大学時代に学内・学外で得た知識や経験は自分の貴重な財産になっています。それはそれでよかったと思っています。
もう1つの事情として、一昔前は今の時代ほどの多彩な学部学科がありませんでした。選択肢が限られていました。自分が今の時代の高校生だったら絞り込むのに迷うと思います。
年齢を重ねてからの二度目の大学は、周りや将来も関係なく、ただ「自分がやりたいから」決めました。そして「自分のお金」で行きました。そこも大きな違いです。

◉学ぶ内容
子どもの頃は絵を描くのが好きで、図工や美術の成績も悪くはありませんでした。漫画家になりたいと思った時期もありましたが、成長するにつれ興味は変化し、人生は別の方向へ向かいました。
美大芸大は若い頃から志して、専門の予備校などに行かないと合格は難しいです。だから、大人になってから絵を学びたいと思ったら、趣味の教室などで習うものなのだろうと思っていましたが、一部の美大の通信でも学べるということを知りました。しかし、学科は油絵、日本画、デザインなど種類が限られているし、アナログ絵がメインです。
私は、3年くらい前にデジタル絵を始めましたが、デジタルだからこそ始められました。便利なアプリもあり、誰でも気軽に絵を描いて投稿できる時代になっていたからこそです。
アナログ絵も楽しめそうですが、お金と時間をかけて学ぶなら、デジタル絵を基礎からしっかり学びたいと思っていました。
民間の講座や専門学校でしか学べないだろうと思っていたところ、KUAの通信教育部にイラストレーションコースが新設されました。最短で2年間と数十万の出費に悩みましたが思い切って入学しました。
大学なので、イラスト実技科目以外の科目も勉強できます。私はそれも魅力に感じました。講義を聞いたり文献を読んだりしてレポートを書く、そういったことを今でもやれるのだろうかと再挑戦してみたくなりました。実際やってみたら大変でしたが、長いこと使っていなかった脳の筋肉を動かすのはちょっと気持ち良くもありました。また、選択科目を学んで身につく知識は、創作の際のヒントにもなります。
大変ではあるのですが、好きなこと・興味のあることを学んでいると楽しさが上回ります。

◉通信か通学か
小中高含め、KUA以前の通学の学校の学びは基本受け身でした。一方、通信は自分から動かないと始まらないし、自発的に学習しないと進めません。
最初の通学の大学では、授業に出ても眠っていたり、友達に代返してもらったり、実際は勉強できていないことがあっても最終的にはどうにかなるという部分がありました。通信はそうは行きません。やらなかったら受け取れないだけです。対面より通信の方がよく勉強してるかもしれないと思うこともあります。
しかしながら、デッサンのスクーリング授業を体験したときに「やはり対面授業に勝るものはない」とも感じました。通信も通学もそれぞれメリット・デメリットがあります。その時の目的や状況に応じて選べばよいものだと思っています。

私の二度目の大学経験は「やり直す」というより「新調する」という感覚であると冒頭に書きました。若い頃の選択に悔いが残っていたら「やり直す」感が強かったと思いますが、私は過去は過去で肯定しています。人は時間を経て変わるもの。気に入った服も時がたてば古くなるし、今の自分には合わなくなっていきます。
順調にいけば来年でイラストコースは卒業しますが、その先も、その時の自分に問いかけながら、何度でも学び直しをしてきたいと思っています。

⭐︎最初の方は記事の形式が整ってませんが、イラストコースの課題や感想などをマガジンにまとめています。ご興味のある方はご覧ください。↓↓↓


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