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【詩】心の羅針盤

誰かの言動に傷ついたとき
未熟な私はその相手をひっそりと
非難いたしました

なぜそんなことを言うのか
なぜもっと考えて行動できない
人として間違っている

ドクドクと溢れ出るネガティブな感情に私は溺れ
そこに留まり続けました
私の望む日々を過ごせず

ただただ月日は流れ
私はただただ深く傷ついてうずくまっておりました

ある日 
ふと
気が付いたのです
心の羅針盤の針が他者に向いていることに

私はわかり得ない他者にばかり
羅針盤の針を向け
わからなくてはいけない自分に全く
針を向けていなかったのです

それでは前に進めません

私はなぜその言動に傷つくのか
私はどうしたいのか
自問自答を繰り返し
少しずつ 少しずつ
針を自らの方に向け
自分を取り戻しました

そして気付いたのです
私は傷ついたのに傷つけられたと
自らを被害者にして守ろうとしていたことを
それで守れたものは何もなかったことを
なおさら自分を深く傷つけたことを

どうすれば自分を幸せにできるか
私はどんな時でも常にそう問うべきでした

さあ
自らを幸せにするため
心の羅針盤をもて
針の向きを意識せよ

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