山と

山と。。|自然の愛撫

  ある日、高速を運転していると
  連山が目の前に現れた。

  あなたを想うときに感じる
  果てしない大きさが
  連山の雄大さに重った。

  山が私を誘い
  私が山を誘う。

  とけあって
  ひとつになった。

  とてつもない法悦に飲み込まれ
  しばらく震えつづけた。
  自然との共鳴などという
  きれいごとを超えた
  まぐ合い

  融合
  消失
  永遠
  創造

  この世のものとは思えなかった。

  きっと古代の人々は
  このような自然との繋がりを
  普通にもっていたのだろうなと思う。

  人類は、
  自然といとも簡単に
  ひとつになれるだと知った。

山と

(Photo: ©MikaRin)



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