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40代夫婦のコミュニケーション

昨夜は毎月やってる夫婦ミーティング「ちょこっと会」を開催。

今月の振り返りと来月の見通しを夫婦で共有したよ。

これがあるとね、例えば夫の仕事が忙しくなるとか、子ども関係のイベントが多くて私がいっぱいいっぱいになりそうとか、そういうことがお互いにわかっているからサポートし合えるというメリットがある。

振り返りでは、主に頑張ったよねーっていうねぎらいの言葉をかけ合う感じ。

これ大事。

あとは来月の夫の仕事に余裕がありそうなときは、休んでデートしようかって話が出たりもする。

お互いにとって試練の月になりそうだったら、予め外食の計画を立てて、モチベーション維持や家事負担の軽減を図ったりする。

これがね、始めてからすごくいい感じで。

この記事では今月のちょこっと会で話したことの一部を言語化してみる。


最近の私のテーマ

会の始まりは、お互いに今月の振り返りと話したいことを話すことになってる。

夫は三男の療育に2回参加できたことについて、良かったとか、新たな視点ができたとか、そんな話をしてた。


私は最近の自分の中の夫婦のテーマを話したのね。

それはお互いの仕事が定年になってからのこと。

何か2人でやれる楽しみを作っていきたいよねって話。

40代はその何かをいろいろと模索する期間にしたいよねって提案して。

今月一緒にやったオンラインの講座の勉強もよかったし、オンラインヨガのレッスンもいい感じだし、庭の手入れも軌道に乗ってきたよね。

ひとりでやることもその時間も大事だけど、2人でやったら楽しいこともあるよね。

いろいろ模索していく中で、年金以外の収入とかやりがいとか人との関わりとか、そういうことが実現できたら最高だよね。

そんな話をした。

定年してから探すのは結構大変だし、お互いに方向が違っているかもしれないし、何とも言えないから今から少しずつ準備をしたいよねって。

それは夫も同感で。


まだまだ知らない世界もいっぱいあるし、ひとりだと不安なことも2人でやってみるならハードルも低くなる。

いろんなチャレンジしてみたいね。

このちょこっと会ではそんな話も積み重ねていきたいね。

私はテンション高めで提案し、夫もホッコリしながら頷いた。


今月の振り返りで

未来の話を熱く語ったあと、私は今月の振り返りでこんな話をしたの。

私「今月は私、ちょっと調子悪かった。

 そんなときは私、夫ちゃんに甘えたり、話を聞いてもらったり、ギュッてしてもらったりしてほしくなるんだけど、それを受け入れてくれないときあるじゃん?

 それ、私、すごく悲しくてさみしくて。

 今月もそんな日があったんだけど、今月は夫ちゃんも調子悪かったよね?

 夫ちゃん、あんまり調子悪いの表現しないから、私、今まで理解してあげられてなかったよね。

 むしろさ、調子悪いのを理解するどころか、私のことを受けとめてくれないのはなんで!って私、自分の気持ちをぶつけちゃってたこと多かったよね。

 私、少し余裕できたのか、ちょっと大人になったからか、今までのその違和感の理由は夫ちゃんの調子が悪い証拠なんだっていう事実に、今月やっとつながったよ。

 今までわかってあげられなくてごめん。


 私が調子悪いのに受けとめてくれない…なんで!ってさ、いつものように思ったんだけど、あ!夫ちゃんも調子悪いんだってやっとつながって。

 今までだったら、私がいっぱいいっぱいになって夫ちゃんに寄りかかれないとウキーー!ってなってたけど、今月は私、自分に休みを与えつつ、子どもたちが自分たちでできるように声かけの工夫をして乗り切ったよ。

 調子悪いとすぐに夫ちゃんに寄りかかるクセも自覚できたし、夫ちゃんは調子悪いと内にこもるというか、周りに発信せずにひたすら自己回復モードに突入する人っていうのもよくわかって。

 夫ちゃんは、普段は私の役に立ちたいって思ってくれていて、話も聞きたいよって言ってくれるじゃない?

 だから、今まではずっとそのモードでいちゃったんだけど、これからは夫ちゃんに余裕があるときはそうやって甘えつつ、夫ちゃんが調子悪いときは私も自己回復モードを使えるようになろうって思った。」


夫「そうそう。

 オレ、今月はキツかったね。

 仕事の忙しさと、夏休みモードからいつものリズムへの切り替えが上手くいかなくてさ。

 子どもたちは上手く乗り切ったよね。

 すごいと思った。

 オレは低空飛行で乗り切ってたんだけど、そっか、みかんちゃん、そんなふうに感じてたんだね。」


私「うん、多分さ、うちらの温度差が生まれるときってそういうときだよね。

 お互いに調子が悪いとき。

 まぁ、当たり前なんだけどさ。

 でもそれを自覚してないと、負のループにハマっていく感じがあるよね。

 私がそれを助長してるのも、今月良くわかった。

 今度からはそういうお互いの調子の悪さからくる悪循環に入りそうなときは、お互いに回復モード宣言してさ、早く寝るとか、笑えるテレビ番組を観るとか、アロマとマッサージタイムとか、いくつか一緒に緩和していく方法も持っていたいね。」


夫「ああ、いいね。

 今まで何でも一人でやる、っていう感覚でいたからさ、そうやって理解し合える感じって新しい感覚だよ。

 調子が悪くても、時間が解決してくれるのをひたすら待つモードでいたけど、みかんちゃんはそんなふうにいろいろ感じてたんだね。

 そうやってみかんちゃんの考えとか感じてることを知ることができて良かった。

 オレはすれ違うと悲しかったけど、何がどうなってるのかがわからないでいたから、こんなふうに言葉にして話せるってすごく新鮮だよ、ホントに。」


うんうん。

私もこうやってお互いの調子の波みたいなのを話できたり、2人でどうやって乗り越えていくかみたいな話ができたり、それが嬉しい。

夫がそういう話を受けとめてくれるから、そういう話ができるし、一緒に考えていけるから心強いよ。


私「私ね、今まで私も夫ちゃんも、行動パターンは正反対だし、物事の捉え方も正反対だったりするし、全然違う人生を歩んできてる2人だって思ってたのね。

 でも根底はすごく似てるんだろうなって、最近思うの。

 理解し合いたいとか、仲を深めたいとか、お互いの気持ちを大切にしたいと考えてるところとか、人に対するビビリ加減とか、なんか似てる。

 やっぱり根底の部分は似たもの同士だったから、感覚的に惹かれあったのかな。

 なんとなく感じてるんだけどね、夫ちゃんとは思考モードで話すんじゃなくて、感覚モードで話すようにすると分かり合える気がする。

 私の思考モードが強くなると、すれ違うの。

 うちらの大切にしたい根本の部分って、多分さ、お互いに安心感だよね。

 そこを忘れずに話をするようにすると、すれ違わないでいられそうかなって、なんか今月はすごく深まったんだよね。」


夫「みかんちゃんの思考モードって、刺激が強いんだよね。

 多分、こうすべき!って想いが強いときで。

 悪いことじゃないことが多いから否定はしたくないんだけど、ついていけなくはなる。

 だけど、感覚は近いんだよね。

 そうやって考えると面白いね。

 みかんちゃんって、ホントそういう謎解きが得意だよね。」


私「そうかもしれない。

 最近ね、子どもたちの勉強見てて思うんだよね。

 学校のテストって全てクイズじゃない?

 私、昔から謎解きが好きで、テストの独特の引っかかるような言い回しとか、もうゾクゾクしてさ、誰が引っかかるかーってさ、そういうワクワク感が好きだったんだよね。

 子どもたちの勉強見てると面白いくらいに引っかかっててさ、引っかからないためにはどう考えたらいいのかっていうのを話すんだけど、説明してると結構自分、いろいろ考えてるじゃんって実感できたりして。

 仕事も人の身体機能の謎解きじゃない?

 すごく楽しいんだよね。

 うん、謎解き好きなんだなー、私。

 夫ちゃんと上手くいかないなーって思ったとき、自分責めモードに入らずに謎解きモードに入ると考えるのも楽しかったな。」


そんな感じの脱線もしつつ、9月はお互いに調子が悪かったにも関わらず、子どもたちは夏休み明けは順調だったこと、夫婦間もすれ違いながらも悪化せずに終息できたこと、10月は庭やおうちの中を徐々に冬モードに移行していけたらいいことなど話をして終わった。

あとは子どもたちの運動会や合同誕生会の話とか。

運動会は事前に子どもたちに考慮すべき点を挙げて、お互いの見守りスタンスを確認。

合同誕生会の予算はいくらで、どっちがどれくらい持つかとか、プレゼントはどうするかとかも話したよ。


夫婦のコミュニケーション

夫婦で意思確認を定期的にできるってすごく大事だと思う。

あっという間にすれ違うし、自分がシンドイときほど相手を見失いやすい。

ホントはお互いに助け合いたいのに、タイミングも合わなくなってしまったりして。


私、夫が言わないとか表現しないことをいいことに、この人は大丈夫なんだって勘違いしててね。

でも分かりにくいだけで、私と同じように波はあるし、シンドイときはサインがある。

夫は表情とか言葉には表れないから分かりにくかったんだけど、体はウソがつけないっていうのが分かってきて。

結婚して15年、ずっと気づかなかったんだけどさ、定期的に確認するようになったから、状況とサインが少しずつつながってきたというか。

あ!これがそうか!ってわかってきたというか。


例えば筋肉の張りとか。

お腹の冷たさとか。

心拍数とか(ギュッとしたときに気づいた)。

変な話ね、アレの固さにもかなり影響が。


だからって何かをしてあげるわけではないんだけど(マッサージくらいはするけど)、相手がそういう状態だってこと、理解してあげるだけでいいんだよね。

なんかそういうのがわかってきて、すごく夫婦関係が深まった。

その事実を感覚モードでいろんな話ができてよかったなって思うし、そういうことを何の気なしに話せる機会を月に1回作ったのもよかったかな。


あとさ、こうやって言葉にするとわかるんだけど、私って感覚にアクセスしにくい人なんだよね。

普段は思考モードなんだ。

思考モードっていうのは、頭で考えて物を言う感じ。

こうすると得だとか、社会的にこうしておいた方がいいとか、人間関係を円滑にするにはこう振る舞っておいた方がいいとか、そういう感じ。

頭で考えて上手くやっていこうとする。

そう、上手くいくためには?っていうのが強いのね。

いい思いしたいしね。


感覚モードっていうのは、自分の感覚に素直な感じ。

自分はどうなると辛いとか悲しいとか嫌だとか自覚がある。


自分の感覚を大切にする感覚モードが強い人が、思考モードが強い人と話をすると引いちゃうと思う。

なんか強いとか、自分を大切にしてくれなさそうな感覚とか。

逆に思考モードの強い人が感覚モードの強い人と一緒にいると、イライラしちゃうと思う。

状況見たらこうすべきだってわかるのに、何で動こうとしないの?みたいな。

すれ違うんだよね。

どっちでいるのが正解とかではなくて、今の自分はどっちモードかを自覚できることや周りの人のモードがどっちかが察知できることが大事で。

話している人や話したい人のモードを察知して、どっちモードで話すとすれ違わないかがわかるとミスコミュニケーションを防げるのかなぁって。


こうしていろいろと分かっていくプロセスが面白いね。

何かの講座を受けて頭で理解するよりも、感覚を研ぎ覚まして人との関係を深めていく方が私には合ってるみたい。

また気づきがあったら言葉にしてみようと思うよ。

今日はここらへんで。





 

 



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