【子どもの偏食】結果にフォーカスしない

つい結果を見て、自分がやったことの善悪を考えて私はダメなんじゃないかと考えてしまう。

子どもがご飯を食べない、という結果。

いろんなものが食べられるように、と工夫すればするほど、食べてくれない結果に親としての自信をなくす、というのはあるあるなのかな。

私はそうだった。


偏食で心配なのは、成長に必要な栄養が取れているのかということと、幼稚園や小学校での給食のこと。

今、三男は幼稚園での給食は白ごはんしか食べられないため、ひと口海苔巻きを家から持参してる。

海苔の差のように思えるけど、「いつも残す」と「全部食べられる」の大きな差があるんだよね。

親として偏食な向き合ってきた中で、今感じていることを言葉にしたい。


偏食には向き合いすぎない方がいい

「何でもバランスよく食べるのが大切」

食べ物にあまりこだわりのなかった私。

バランスよく食べなさい、と言い聞かせられて真面目に出されたものを残さず食べて育ったこともあり、それが当たり前のことだと思ってた。


意外と自分のこと以外は知らない、ということも多いよね。

大人でもよく聞くと好き嫌いが多いけど、自分で食べられるものを選んで食べているから問題ない、という人はたくさんいる。

だからバランスよく食べるのは、当たり前でも何でもないのよね。

不思議とね、80代前後の方に好き嫌いを聞くと全然ないっていう人がほとんどで。

あまり食べ物が豊富ではない時代に生きていたという時代背景が大きいのかなと思う。

あとは体裁かもしれない。

私の祖母は意外と偏食がちだから。
 

いきなりそんな話をしたのは、当たり前って思っていることでも意外と個人差ってあるものだから。

我が家の上2人の息子も年中くらいまでは偏食がちだった。

でも年長あたりからは徐々に食べられるものが広がってきたから、試行錯誤しながらも「無理強いしないのがいいんだわ」、なんて納得してたのね。

あとは、食育だなんて、「食べ物には黄色と緑と赤の栄養があってね…」って時々話したりしてたのもあるかもしれない。

理解が進んでくると、理屈で理解してくれることも増えるしね。


でも実際には偏食と真剣に向き合えば向き合うほど、しんどかったな。

アレコレ考えて作っても食べないわけで。

そんなに頑張らないで、もっと早く食べないことを認めてあげたら良かったと今なら思う。


栄養に関しては相談しておく

三男は夕飯が完全に固定されている。

白ごはんと海苔とスライスチーズ。

家計に余裕があるときは、それにいくらがつく。

肉や魚、野菜は一切口にしない。

かろうじてフライドポテト、それからいくらだけは食べられている。


就学に向けての給食の心配もあったけれど、そっちは簡単に解決した。

主食だけ提供もできるし、お弁当持参でもオッケーだそう(これは学校によるみたい)。

となると、あとは栄養の問題。

食べられるものが15品に満たない三男の栄養バランスが心配だった。


通ってる療育で栄養相談を受けることにした。

担任の先生に相談したら、栄養相談につなげてくれたんだよね。

3日分の食事内容を事前に提出し、つい先日相談に行ってきた。


結果は驚きだったの。

なんと、バランスは問題ないらしい。
 
白ごはんやチーズ、牛乳、海苔、素うどん、ヨーグルト、ゼリー、それくらいのレパートリーしかないのに。

カラクリは、せめてビタミンを…とフルーツグラノーラと栄養ゼリーの「ガッツギア」、鉄分入りドリンクをあげていたことだった。

時々、バナナや冷凍フルーツでスムージーを作ったりもする。

野菜は一切食べていないけど、何とかなるもんなんだ、グラノーラや栄養ゼリーさまさまだ、とありがたく思った。
 
あとはいくらを時々食べることで、DHAなども取れているとのこと。

無理じいもせずに食べられるものだけあげていたからか、食欲や食べることは嫌いにはなっていなくて、それがせめてもの救いだと思っていたけど、栄養もまぁ何とかなっていたなんて。

野菜が食べられない子どもって多い気がするけど、代替できると思えば、あまり神経質にならずに済むよね。

気になるときは栄養相談に行ってみたら、ママのハードルが下がるかもしれないよ。

偏食でも、食べられるものが少なくても、栄養バランスは大丈夫ってこともあるからね。


結果よりもプロセスにフォーカスというけれど

学校教育では、どうしても結果(テストなど)重視の価値観が強くなる。

私はその価値観にハマってしまった方の人間だから、子育てしていても「結果」にどうしてもフォーカスしてしまう。

長男の「学校に行かない選択」も結果にフォーカスしてたときはしんどかった。

でもね、彼は家にいた方が伸びる人でね。

思考力や観察力、洞察力といった、彼の得意分野は家にいてどんどん冴えて、どんどん成長した。

子どもの発達はその子によって発達のスピードやスイッチの入る分野が違うからね。

無理に環境や周りに合わせなくたっていいのよね。

その子の成長スイッチが入ったとき、ググーンと伸びていくのだから、それを親は妨げないように気をつける方が大事。

学校に行っていたら、彼は苦手なことばかりで疲労を積み重ね、得意な部分を伸ばす余裕はなかったと思う。


三男も、きっと今じゃないのよね。

全体的に1〜2年の遅れがあるのだから、上の子たちの経験からすると、あと1〜2年後くらいに広がりを見せるのかもしれない。
 
それまでは栄養に気をつけつつ、食べることが嫌にならないように、楽しんで食べられるようにすることを大切に、のんびり構えていたらいいね。


目の前の結果にフォーカスしない、というのは、どんなことでも大切だよね。
 
プロセスを楽しみにできる精神は、知識と経験が必要なこともあるけれど、

「大抵のことはなんとかなる、その都度に対応する自分を信じよう」
 
と思えたらいいのかな。
 
それでもグラグラしそうなときは、心の軸は「ジャーナリング」で、体の軸は「コアの強化」で、安定化させたらいいよね。

うん、そう。

試行錯誤の結果、私の軸はそれで整うからね。


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