親が育つと子どもの心が育ちやすい環境が整う
小4次男に。
「生きていたら、失敗したり、思うようにいかなかったり、上手くできなかったり、なんてことはたくさんあるわけよね。
で、その度にイライラしたり、落ち込んだり、八つ当たりしたくなったりするじゃない?
ママもよくある。
でもね、その感情のままに動くとさ、例えば八つ当たりをしたとしてね、それによってまた怒られたり仕返しされたりとかで、また嫌な思いをして…みたいな感じで、悪循環になるわけよ。
そんなときに大事なのは、イライラしたり、落ち込んでたりしても、いつもと同じように動くことだと思ってる。
いつも通りに宿題をする、いつも通りにお手伝いをする。
このいつもと同じに動くってのが大事なのね。
いつもと同じように動けるように、自分を律するチカラは、生きていく上でとっても大切なんだよね。
空回りして、苦しみがどんどん増えなくて済むコツなんだよ。」
言いながら、あ、これ私に必要な言葉だわ…と思ったよね。
子どもに言い聞かせているようで、実は自分に言ってる?
子育ては自分育てでもある。
そんな記事。
事の始まりは…
なんでそんな話になったのか。
今、次男には、お手紙を出して、宿題を終えたらゲームを渡す、というルールで生活してる。
こうなったのには理由と経過があって、本人も納得の上なのだけど、慣れてくると少しずつ自分の都合の良いようにルールを変えようと、私に圧力をかけてくるのね。
それをしたら誰が困るのか、自分のことは自分で責任を持つということを体験してもらいたくて、このルールを元に、次男とはいろんな話をすることが増えてきた。
今日は教科書を学校に忘れた、と。
忘れたなら宿題はできないから、ゲームはできないよね、という話をして。
そしたら、弟に八つ当たりするわ、いつもお願いしてるお手伝いはボイコットするわ、グデングデン。
それをして、自分は得をしないのに。
そうやって、どこかで許してもらったり、甘えを受けとめてもらおうとしてるんだと思う。
私にもあるからね。
でもここは、自分が嫌な思いをした→そうならないためには次、どうしたらいいか、を考えてほしい。
目の前の気に食わない事実に駄々こねて、何とかなる経験は積み重ねてほしくない。
今回の対応としては、お手伝いはルールを確認して、怒るのではなくて、やるまで淡々と何回か伝えて様子を見ることにした。
結局半分以下だったけど、気分が乗らないとしてもそうやってやることが大事なんだよ、と締めくくった。
で、ご飯を食べて少し落ち着いた時間に、冒頭の話をしたの。
そうしたら、ポツリと
「宿泊体験に行きたくない。」
と次男。
あ!想いが通じた。
自分の気持ちを伝えようと思える環境を大切にしたい
次男は困ってること、悩んでることを相談することが苦手なのね。
言いたいけど言えないっていうよりは、言おうと思える感覚に至らないんだと思う。
つまり感覚的なことで、無意識の部分。
素直に言葉にしようと思えない、という感じ。
こういう場合は、言えるタイミングとか、そういう雰囲気とか、この人には話したいとか、そういう感覚になれる環境や人が大事になると思う。
例えば、いつもあなたの味方だよっていう感覚が届くと、ポロッと言葉にしてくれたりするのね。
大体、教科書を学校に忘れるとかね、ただ忘れちゃうこともあると思うけど、他のことに気を取られすぎてワサワサしてて忘れるってこともあったりするのよ。
そういうことが続いたり、お手紙を持って帰ってこなくなったりしたときって、まぁ何か気がかりなことが潜んでたりする。
あとは、ちょっと距離を感じるなぁ、とか、なんか空回ってるなぁ、とか思うときもそうかなぁ。
次男のことを応援したい気持ちを伝える
「宿泊のどんなところが嫌だなって思ったの?」
次男の話を聞いて、うんうん、なるほど、と受けとめてみる。
そして、できるだけイメージしやすいように、具体的な例を伝える。
「みんなと一緒に寝るのが不安なんだったら、先生に相談してレッドカードを持たせてもらおう。
このカードを次男が見せたら、もう帰りたい、の合図で。
理由はお話すると思うけど、説得されることなく、帰れるように先生に伝えておくから。
無理だと思ったら帰れる、と思うと少し安心するでしょう?
もし、宿泊の流れがわからなくて不安だったら、しおりをもらったときにママと確認しよう。
わからない部分は先生に事前に聞いて、しおりに書き込めばいいと思う。
次男の不安が少しでも減るように、一緒に考えていこう。
全くやらない、となると何も残らないけれど、少しでも参加できるように事前に考えるって大事だよ。
結果、難しかったとしても、この経験は次に生かせるよ。」
自分を応援できたから、子どもも応援できる
私ね、できない自分を責めてたときは、子どもに対してもつい責めがちだったの。
そうしちゃう自分に嫌気がさしたけど、無意識に出てきちゃう部分をコントロールするって難しくて。
noteで自分をたくさん応援するように、意識して言葉をつづってきたのね。
そうしたら、その言葉ってそのまま子どもたちの応援にも使えるの。
応援の言葉のストックはいくらあってもいい。
バリエーションも、考え方も、捉え方も、視点も。
そのとき、どんな言葉が響くかなんて、自分しかわからないのだけど、自分と向き合い続けると、なんとなくわかることも増えてくるから不思議。
子どもにかけてあげたいと思う言葉があるのに、応援したいと思っているのに、言葉が出てこないとか、どう応援したらわからないときって、きっと自分にもかけてあげたい言葉がわかってなかったり、応援できてなかったりするんだと思う。
逆にね、今回みたいに次男向けに考え抜いた言葉が、自分にも響くってこともある。
自分を客観的に眺めること、人を客観的に眺めること、それを行ったり来たりの繰り返し。
どちらも必要な要素だものね。
私は自己認識の方が弱くて、なんかうまくいかないってパターンだったと思う。
やることは2つ
今回のことで、自分が意識すべきは2つ。
ひとつは、次男の今後を追うこと。
学校の宿泊体験に対しては、本人とも先生とも事前に話していって、そこそこ安心して出発できるように考えていく必要がある。
もうひとつは自分のこと。
私も最近、モヤモヤがいっぱいで、つい家事や家計管理がおろそかになることがある。
それで悪循環になってるじゃんって思った。
子どもに言ったなら、自分も実践していかないとね。
感情とは切り離して、行動していくことは大事だと思ってる。
感情を一旦ポンとそこに置いて、無心でやることをこなす。
私だって、やるぞ!
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