#テレビドラマ感想文
ニチアサの話がしたい vol,167
■今週のガッチャード・暗黒の破壊者、誕生
第12話「暴走ライナー！ 暗黒ライダー！」、革新の1話ではなかっただろうか。
冥黒の三姉妹に協力していた内部のスパイは調査官の針馬汐里だった。彼女は空間を自在に行き来する禁断の錬金術を使って宝太郎たちを翻弄する。その術は使えば使うほどに術者自身の肉体を蝕んでいく危険なものだが、針馬は「だからこそいい」と怪しく微笑む。針馬曰く、10年前に「錬金術の
ニチアサの話がしたい vol,123
■今週のドンブラザーズ・全部、愛だった
いつもは放送順通りに仮面ライダーの感想から書いているのだが、今週は先にスーパー戦隊、というか『ドンブラザーズ』の話からさせてほしい。なぜならちょっとマジで今週の『ドンブラザーズ』が凄すぎたからだ。見終わってからこんなにも居ても立っても居られない気持ちになったのは久々かもしれない。イヌブラザーの正体バレ、雉野vs翼、そしてソノニの恋の行方と、これまで１年か
ニチアサの話がしたい vol,122
■今週のギーツ・DGP新シーズンとサポーター
前回の放送で、DGPは仮面ライダーが世界を救うためだけではなく、仮面ライダーが世界を救う様子そのものを観客が楽しむために開催されている多次元リアリティーショーだったことをツムリの口から聞かされた景和たち。これまでの自分たちの命懸けの戦いが全て大勢に盗み見られた上で、あまつさえ娯楽として消費されていただなんて、（TV本編ではそこまで言及されていないが
ニチアサの話がしたい vol,121
■今週のギーツ・メタ構造の「リアリティーライダーショー」
ある日突然、わけも分からず戦いに巻き込まれた一般人、桜井景和の目線で始まり、毎話謎が謎を呼んできた『仮面ライダーギーツ』。年内最後の回となった16話「謀略IR：キツネ狩り」は、大きな謎の一つであった「DGPとはそもそも何なのか？」という問いに対し、それが「次元を超越したリアリティーショーである」ことがついに明かされた。自分にとってはただ
ニチアサの話がしたい vol,120
■今週のギーツ・「神」無き世界の最終戦
『ギーツ』15話「謀略Ⅵ：仮面ライダーの資格」良かった……とても良かった……。自分がいつか記憶を消された時のための策を事前に講じ、（「龍騎」ファンの読者の皆様にしか分からないと思うが、ギーツ版「金色の羽根はとにかく後ろを殴れ！！」だ）変身できずとも常に真っ先に人々を助けようとする英寿の天性のヒーローぶり。英寿が過去に叶えた願いから、彼には仮面ライダーの資
ニチアサの話がしたい vol,119
■今週のギーツ・晴家ウィンくんの話がしたい
TVドラマや映画を観ている時、「これってこういうことなんじゃ……」と、ふと思ったりすることはあるけど、基本的にあまりその後の展開を予想したり考察をしながら観ないようにしている。というか考え始めるとそちらに夢中になってしまい、今度は画面に集中できなくなるという不便な脳をしているのでやりたくてもでできない、と言った方が正しいけど。なので今週の『ギーツ』第
ニチアサの話がしたい vol,118
■今週のギーツ・2クール目の素面アクション
世界をジャマトの脅威から救う対価として、自身の理想の世界を叶えられる「神」を決める超次元のゲーム……のはずが、今季は既に目的が「ギーツ落とし」にすり替わりつつあるDGP。第3回戦はライダーの座を賭けたドライバー争奪戦、
通称「イス取りゲーム」であり、近年では珍しく（今のところ）全員共通のドライバーを使っている『ギーツ』ならではのミッション回を撮るのは
ニチアサの話がしたい vol,117
■今週のギーツ＆今週のスーアクさん 30分間、ずっと「かっこいい……」って言ってた気がする。そんな今週の仮面ライダーギーツ第12話「謀略III：スロット★フィーバー」。もうとにかく全アクションシーンが、全カット良かったと言っても過言ではない。ストーリー自体は「みんなで協力して迷宮を脱出する」という至ってシンプルな筋書きだが、だからこそ、あれこれと考えることなくアクションパートに没入できたのもありが
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ニチアサの話がしたい vol,116
■今週のギーツ・迷路脱出ゲーム with ライダー！
物書きなので仕方ないとも思うが、日頃から言葉に囚われて生きているので、なぞなぞが苦手だ。「パンはパンでも食べられないパンはな～んだ！？正解はフライパンで～す！」などと言われても全然「なるほど～！」とならない。むしろ「お前が最初に言ったパンはポルトガル語の『Pao』を由来とする、穀物粉に水、酵母、塩などを加えて発酵させた後の生地を焼き上げる食
ニチアサの話がしたい vol,115
■今週のギーツ・家族になろうよ（運営と）
“邂逅編”が終幕し、今週からは新章“謀略編”がスタート。と、同時にデザイアグランプリ（以下DGP）も新たなシーズンへと突入。前回の次回予告での、一軒家で食卓を囲むシーンからなんとなく予想はしていたが、再びデザ神となった英寿が望む新たな理想の世界は「デザイアグランプリの運営者と家族になっている世界」だった。前回スターになっても懐柔できなかったGDP運営ス
ニチアサの話がしたい vol,114
■今週のギーツ・あっ! ギーツもバッファもママになった!!
ジャマトの進化により混乱を極めるデザイアグランプリ最終戦。ラスボスはなんと缶を飲み込んでしまい、実質上の「ゴール」を失ったライダーたちにはなす術がない。「話がちがう」と憤る道長と祢音だったが、そこに現れたのはデザグラのゲームマスター。想定外の事態に元締め本人が詫び石でも配って回るのかと思いきや、彼がライダーたちに渡したのは三つの大きな
ニチアサの話がしたい vol,113
■今週のギーツ・景和脱落マジか 『仮面ライダーカブト』は天道が主役で、加賀美くんが主人公であるように、『ウルトラマンティガ』はティガが主役で、ダイゴが主人公であるように、はたまた『ダイの大冒険』はダイが主役で、ポップが主人公であるように、『ギーツ』もまた英寿が主役で、景和が主人公だと思っていた私にとっては衝撃すぎる展開となった今週の『仮面ライダーギーツ』8話「邂逅Ⅶ：切り札ニンジャ」。まさかわずか
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ニチアサの話がしたい vol,112
■今週のギーツ・古代ギリシャ生まれの“神の使い” ツムリでさえ予測できなかった突然のラスボスの登場で始まった仮面ライダーギーツ第7話「邂逅Ⅵ：ラスボスと缶けり」。ちょうどおやつタイムだったのか、ラスボスの到来を告げるツムリがメロンパンをかじっているのがまず可愛い。というかツムリってお腹減ったりするんだな。しかもその最終戦の内容はまさかの、そして懐かしの「缶けりゲーム」だと言う。（ところで今の子ども
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ニチアサの話がしたい vol,111
■今週のギーツ・トンチキだぞ！ビーチブースト！ みんな大好き道長くん回後編。いや、もうこの第6話を見たら道長くんに「みんな大好き」の枕詞のひとつも付けたくなるだろう。先週、「お前みたいなヤツをブッ潰すことだ！ギーツ！」の敵意剥き出しのギラギラとした眼差しと、憎しみのこもった名前の呼び方が印象的だった道長役 杢代和人さんだが、今週もとにかくその大きな瞳の芝居が素晴らしく、同じ「睨み付ける」の中にも「
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