ニチアサの話がしたい vol,113

■今週のギーツ

・景和脱落マジか

　『仮面ライダーカブト』は天道が主役で、加賀美くんが主人公であるように、『ウルトラマンティガ』はティガが主役で、ダイゴが主人公であるように、はたまた『ダイの大冒険』はダイが主役で、ポップが主人公であるように、『ギーツ』もまた英寿が主役で、景和が主人公だと思っていた私にとっては衝撃すぎる展開となった今週の『仮面ライダーギーツ』8話「邂逅Ⅶ：切り札ニンジャ」。まさかわずか8話にして、これまで視聴者と同じ目線でデザグラを駆け抜けてきた景和が脱落するとは思わなかった……。
　そして、姉の沙羅がタイクーンのIDコアに触れて蘇った記憶により、桜井姉弟は戦争孤児ならぬデザグラ孤児だったことが判明したこともショックだった。今思えば、前回の7話で両親を2人とも事故で失っていると沙羅に聞かされた時、英寿が珍しくちょっとだけフリーズしていたのは、単に自分と同じく家族を失っている桜井姉弟に共感したからではなく、英寿は沙羅の両親が犠牲になった瞬間を目撃していた、あるいは沙羅の記憶がデザグラのリセット機能により改変されている可能性に気づいたからなのか……？などと思い、より一層暗い気持ちになる。ギーツ、小出しにされる情報がいちいち漬物石くらい重い。