あの時のミカちゃん

あの時助けていただいた肉です。

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最近の記事

気が済むまでいつまでもウジウジさせてくれ

時間でしか、解決できないって解ってるから、みんなそっとしておいてくれてありがとう。 好きとか愛してるとか、そんなシンプルな言葉では片付けられない感情が自分の中にあって。 3/24、いつものように、焼肉ランチを食べながらTwitterを開くと、3/4に彼が亡くなったDMが来ていた。私はその事実が受け止められなくて、それでも泣きながら焼肉を食べた。食べなきゃいけないと思った。 その日以来ずっと、寄せては返す波のように、嬉しいことがあった日には喜ぶと同時に、彼のことをふと思い

    • SINの映画、レミニセンス

      ※ネタバレ注意 僕はそれを繰り返す。 マイアミ・ヴェニス。 沈みゆく都市。 バッカ(麻薬)と幸せな記憶の再生に依存する人々。 「夕陽が沈んでいく瞬間が一番美しい」と彼女は言った。 僕はそれを繰り返す。 再生。確かに、音楽も記憶(映像)も「再生する」って言う。 一番幸せな記憶を追い求めることは 対比として今が幸せじゃないことを実感してしまうことでもあり、現実へ戻った時により一層現実へ苦痛を感じてしまう。 そこから逃避するためにまた、 美しい記憶をあの時の感触を求

      • 幸福論

        〜満たされてしまうことへの不安は不幸なのか。という話〜 10年ほど前、もう人生でやりたいことをやり尽くしたので死ぬ以外やることがないって富豪がいる話を聞いた。 その人は最期どうなったか、まだ生きているのかは知らない。 ところで、あたしは片付けが苦手だ。それでも職場さえそれなりに整理でいていれば、家の中のことなんて、生きるのには優先順位が低い程度の物事だと思う。 そんなあたしの前に片付け得意だからやりますよ。と言ってくれる男性が現れた。 なんと、ギターまで弾いてくれると

        • 幸せの記憶

          大事にされた記憶があると、大事にされなかったことが判ってしまう。 知ってしまうことで、知らなかった方が幸せだったこともあるんだと、大人になったから解る。 だからみんな幸せだった頃の記憶に縋って生きてしまうんだろう。 それでもそれは無いよりある方がいい。 幸せだったのだから。 ふと、夜中にそんなことを思った。

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        • あの時の焼肉
          5本
        • 人のお金で焼肉が食べたい
          3本

        記事

          嘘とため息

          「君のこと、好きだよ。」 そのメッセージに、 「あたしもあたしのことが、好きだよ。」 と返す。 「君のそういう、絶対僕には手に入らないところが好きだ。」 と返ってくる。 「ありがとう。」 そこまでメッセージを打った時、彼からのLINEが入った。 彼のアイコンが好きだ。

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          炎上マーケティングは有りか無しか

          炎上マーケティング:Twitterで炎上することで、知名度を上げること(経済効果の有無は別とする) つい最近も旅館で出された品数が多すぎて食べきれないし、廃棄ロス云々とツイートしたことで、炎上したアカウントがありますね。 結論から言うと、旅館にとっては同情票を集めて、経済効果を得られたことによりプラス、ツイート主にとっては嫌悪感を集めてマイナスなので、トータルでプラマイ0、寧ろツイート主にとってはマイナスです。 ツイートした本人にとっては正直に心の内を吐露しただけであっ

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          透明人間

          焼肉で言うと、こだわりの焼肉屋の店主が透明人間になった話 おかげでサプライズ、ちょっと嫌いになりました。 ネタばれ含むので、以下有料です。

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          夜は黄色に点滅する交差点

          コロナで在宅勤務になりあまりにも暇で人恋しくなったので、出会い系アプリを初めてみた。 偶然にも近所であることがわかった彼とは、好奇心で仕事の後に会うことにした。 近所の居酒屋でひたすら彼の話の聞き役に徹する。 (まぁ、こんなもんだよね。)

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          雨の日の恋人

          彼はいつも雨の日に連絡を寄越す。 傘が横に並んで、近所の焼き鳥屋でテイクアウトしたビニール袋に雨が当たる。 アパートの階段をいつものように上り、締りの悪いドアが後ろでゆっくりと大袈裟な音を立てて閉まっていく。 煩いくらいの雨音を部屋で聞きながら、肉を貪る。 「ねぇ、晴れてる日は何してるの?」 「バイク。」 彼は雨の日にはバイクじゃなく、私に乗る。 太陽の陽射しの暑さで目が覚めた。 雨は上がっていた。

          何にこだわって何にこだわらないか

          それって人との関係性も規程しちゃうから、大事なこと。 こだわりが少ないほど、自分と違う他人の選択への寛容さに幅が出てくるし、 こだわりが多いほど、踏み込んで欲しくない自分の境界領域が広くなって、許せる部分が限定的になる。 しんどいなって思う時には、自分が何にこだわっていて、何にこだわっていないかを見つめる。 全て自分の思い通りがいいってことは、他人のことはいらないって事になってしまうから。

          何にこだわって何にこだわらないか

          幸せな人生

          ふとね、思うんだよ。 ほんのちょっとでも、自分よりも大事だと思える相手がいれば、それだけで。 実は充分なんじゃないかって、そんな風に。

          強い気持ち。強い愛。

          〜死ぬほど好きだとか、殺したい位愛してるだとか〜 それ程誰かを愛せるって、その感情に突き動かされるって、怖く感じる反面羨ましくもある。 そういう風に誰かを想ったこと、あったかな。なんて、自分の過去をちょっと振り返ってみたりもしたけれど。 愛のためには死ねるけど、自分の気持ちのために誰かを殺したいとか、思ったことは無いな。 そういう黒い気持ちになる自分が嫌だからそうなりそうな時はそっと相手から距離を置いてるのかもしれない。 「どうか、マイクは、妻も子供もいなくて寂しい孤

          強い気持ち。強い愛。

          In My Life

          牛なら、屠られて、切り分けられて、よく焼かれて完成する。 最後ならうんこだって残酷なグロだって、そんなの関係ねー。なんだって俺様の好きなようにやってやる。 これは肉食人間のうんこ!(めちょっ これはヴィーガンのうんこ!(ぬちょっ そしてこれは便秘人間のうんこだっ!!! (コロコロコロべちょっ恋は盲目。 強い女は自分と仲間の生活のために身体を張って生きている。 男はその女に愛されていると思っている。 子供の何かに対する純粋な姿勢から学ぶことは多く、自分は駄目だと感じた

          motto

          今やりたい事は今やった方がいい。 今欲しい物は今買った方がいい。 何とも思えないアニメが増えたり、やりたいと思うゲームが殆ど無くなった。 それは多分自分が歳を重ねて、よく言えば大人になったからであり、もう取り戻せないあの集中や情熱や興奮が僕の後ろに横たわっているからであり。 あの時欲しかった物を手に取ってみても、あの時感じた心の高鳴りは蘇らず、その事で余計に切なさを感じるばかりで。 あの時だからこそ、その意味はあったのだ。 やはりその時々で無理しても手に入れるべき物

          あの日、あの時、あの場所で

          「そこに居合わせた。それこそが運命である」 例えば、ネギが有ったから牛タンにのせてみた。 とか、 卵があったからごはんに掛けた。 とか。 お腹空いてるし、今日はアッサリとしたものが食べたいので近くにあったトンカツ屋でおろしトンカツ食べた。 だとか。 そういう日常の延長線上に、僕らは立っている。 「本店のあの味を超える焼肉はもう無いだろう。」 そんな気持ちで、僕は席に着く。 座り心地は悪くない。 それは最初から分かっていること。 「肉が出て、焼いて、食べる」 それも、分

          あの日、あの時、あの場所で

          虫の知らせ

          あるいは、夢と現の間に存在する何かからの呼びかけ。 性格悪いだとか、ビッチだとか、普通じゃないだとか、性格悪いだとか、魔女だとか、魔王だとか。かと思えば少女だとか女子大生だとか言われる。 そんな風に好き勝手言われるのは、僕が周りに対する自己開示が少ないからなのだろうか。 などと考えている時に、とある人にブログ更新しないの?と言われ、なんとなく勢いで書いた「人のお金で焼肉を食べたい」ブログなんて見てる人もいるんだな。ありがたいことと思いつつ、いい機会なので一方的な僕の自己開